声優・島崎信長と鈴木達央、中学生役は「超無茶振り、凍った」と苦笑い
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劇場アニメ『映画 ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』の初日舞台挨拶が12月5日に新宿ピカデリーで開催され、声優の島崎信長、鈴木達央、内山昂輝、武本康弘監督が登壇。それぞれが中学生役を演じた感想を明かした。
水泳に青春をかける男子高校生たちの姿を描き、人気を博したテレビアニメ「Free!」。本作はその原案となった小説「ハイ☆スピード!」を映画化した完全新作アニメーション。主人公・遥たちの中学生時代を舞台に、メドレーリレーの練習を通して絆を深めていく姿がつづられる。ファンでいっぱいとなった劇場を見渡し、遙役の島崎は「たくさんの人に愛していただけているのがうれしい」と満面の笑顔。真琴役の鈴木は「中学生の真琴を演じるというのは、ハードルが高かった」といい、完成して「ホッとしています」と安堵の表情を見せた。
高校時代を演じたTVシリーズののち、劇場版で中学時代を演じることになったことについて鈴木は「超無茶振りだったよね」と苦笑い。島崎は「はい!」と元気よく答えて会場の笑いを誘った。鈴木が「おい、マジかよと思った。(特報で)遥役として信長の名前を見たとき、これはマズイぞと思った」と続けると、島崎も「凍った」と衝撃を振り返っていた。
さらに鈴木は、「死ぬほど頭を使った」と役作りを述懐。島崎も「遙らしさってなんだろう、『Free!』らしさってなんだろう、『ハイ☆スピード!』らしさ、中学生らしさってなんだろうと考えた」といい、「中学生の遙たちと高校生の遙たち、そして物語がつながっていけばいいなと。『ハイ☆スピード!』を観ることで、『Free!』にも深みが生まれたりと、つながりを大事にしたいと思って演じていた」と明かしていた。
新キャストとなった内山は「オーディションもなく、いきなり呼ばれて。しかも中一の役」とこちらも苦笑。武本監督は、内山が主演したTVアニメ『甘城ブリリアントパーク』も監督をしており、「僕のできることとできないことは、もう十分わかってらっしゃるので。ぶつかっていくしかないなと思った」と抜擢への意気込みを語っていた。
武本監督は「島崎さんが演じてこその遙。鈴木さんが演じてこその真琴。宮野(真守)さんが演じてこその凛だろうと。難しいと思ったけれど、そこは大事な譲れないところだと思った」とその意図について告白。「熱心なファンの方のいる作品。『Free!』という世界観を新参者として参加させていただき、不安でした」と胸の内を吐露し、「観に来ていただいてうれしい」と晴れやかな笑顔を見せていた。【取材・文/成田おり枝】