イープラスのチケット制の動画ストリーミング・サービス「Streaming+」がグランドオープン

音楽、クラシック、舞台、トークイベントなど多岐にわたるエンタテインメントを毎日配信

販売、ライブ・エンタテインメント事業を営む株式会社イープラス（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：倉見尚也）による、制の動画ストリーミング・サービス「Streaming+」（ストリーミングプラス）が2020年6月よりグランドオープンとなった。すでに次のような、多彩なジャンルの配信が展開・進行中だ。

【音楽】

ACIDMAN 、[Alexandros]、スキマスイッチ、SCANDAL、FLOWER FLOWER、Little Glee Monsterなど日本の音楽シーンを代表するアーティストから、泉谷しげる、根本要、杉山清貴、KAN、馬場俊英らレジェンドたち、そして歌謡界からは演歌界の貴公子こと山内惠介まで。また、渋谷のライブハウスVUENOSの25年の歴史に幕を閉じた＃thanks_VUENOS、Blue Note Tokyoの配信ライブシリーズをはじめ、日本全国のライブハウス各所から配信を行なっていく。

【クラシック】

日本フィルハーモニー交響楽団 、 奇跡のピアニストとして国際的に活躍する辻井伸行の「オンライン・サロンコンサート」（6月の毎週日曜日に開催）、クラシック界に新風を巻き起こし続けるピアニスト・反田恭平のプロデュース企画「Hand in hand」（第2弾は「反田恭平×務川慧悟 2台ピアノの世界」）、新時代のサクソフォン奏者のホープ・上野耕平の「配信小屋」シリーズ、YouTubeを含め今最も話題のピアニスト角野隼斗×亀井聖矢の2台ピアノコンサート。さらに「Japan Arts Live Streaming+」シリーズでは森麻季（ソプラノ）＆ 鈴木優人（ピアノ）、など。

【演劇】

本多劇場再開にあたっての1週間に渡る無観客生配信『DISTANCE』。出演は、井上小百合・入江雅人・伊礼彼方・柄本時生・小沢道成・片桐仁・小林顕作・近藤芳正・清水宏・鈴村健一・永島敬三の11名。

【歌舞伎】

松本幸四郎・尾上松也（第一回）、尾上松也・中村七之助・小栗旬（第二回）、松本幸四郎・市川猿之助（第三回）が出演の、人気トークイベント歌舞伎夜話の特別編「歌舞伎家話（かぶきやわ）」。

【落語】

柳家三三によるオンライン高座「月例 三三独演」。

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2020年春以降、ライブ・エンタテインメント業界では、新型コロナウイルス禍により予定されていた公演の中止や延期が相次ぐ中、代替策として動画配信による興行開催の需要が一気に高まった。イープラスが5月1日に「Streaming+」のサービス概要を発表すると、忽ち問合せが殺到（1ヶ月間で約1,000件）、サービススタートの2ヶ月（6月、7月）で約200件の配信が決定した。

こうした大きな反響を得たことについてイープラスは、従来の動画配信サービスとは一線を画し有料の視聴1枚で同時視聴できる端末数の制限を行い実際の興行に近い形を実現したこと、また、配信環境（インターネット回線、機材、運用方法）はもちろんのこと、販売、プローション、グッズ販売等についても多角的な相談対応をおこなったこと、などを理由として推定する。これらを為し得たのはすべて、同社が販売企業、ライブ・エンタテインメント事業企業として約20年間に渡り実績やノウハウを培ってきたことによる。

今後「Streaming+」は、動画配信の基盤をより強固にするために、Amazon Web Service, Inc.の協力のもと「AWS Elemental MediaLive」をベースとしたサービスを開始し視聴環境や性能の向上を実現させる。そのうえで、海外向け販売、ティッピング（投げ銭など）、自宅・スタジオ・他会場など多拠点を結ぶマルチ・ロケーション・ライブ・ストリーミング、スマートフォンや無線機能付きビデオカメラを使った簡易配信アプリの提供、ライブ・コマース（視聴画面からグッズ購入）といった機能を2020年7月以降、順次追加していく予定だ。また、全国各地のライブハウス、イベント会場に常時配信可能な配信アプリケーションを提供し、会場スタッフ、乗り込みスタッフが身軽に、かつ定常的にライブ・ストリーミングできる環境を提供していく。

なお、「Streaming+」を利用する興行主催者に対しては、販売手数料一律3.9%（購入者システム利用料なし）キャンペーンを7月31日までの配信分まで延長する（本来の定価は視聴売上の8%〜15%）。

一連の「Streaming+」展開を通じてイープラスは、ライブ・エンタテインメント業界の収益向上化に貢献していきたい、との考えを明らかにしている。