岩田剛典×新田真剣佑、初共演で幼なじみのバディに 映画『名も無き世界のエンドロール』2021年に公開へ
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左から、岩田剛典、新田真剣佑 (C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
映画『名も無き世界のエンドロール』が2021年に公開されることが決定した。
『名も無き世界のエンドロール』は、第25回小説すばる新人賞を受賞した行成薫氏の小説を映画化した作品。キダとマコト、幼なじみのふたりが世の中に復讐するため、一世一代の復讐に挑む姿を描いた物語だ。
『名も無き世界のエンドロール』原作書影 (C)行成薫/集英社
主演を務めるのは、『HiGH&LOW』『去年の冬、きみと別れ』などで知られる岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)。岩田は、大事な友のために裏社会に飛び込み、殺人をも厭わない“闇の交渉屋”としてのし上がっていく男・キダを演じる。また、キダの幼馴染み・マコトを、『パシフィック・リム: アップライジング』や『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』などの新田真剣佑が演じる。新田が演じるマコトは、“ある事件”をきっかけに人生を狂わされながら、キダの力を借りて会社経営者となり、表舞台でのし上がるストイックな男、という役柄だ。初共演を果たすふたりは、劇中で親友以上の厚い信頼と固い絆を見せているという。メガホンをとるのは、映画『累 –かさね』などの佐藤祐市監督。
主演の岩田、新田、佐藤監督、原作者・行成氏のコメントは以下のとおり。
岩田剛典(主演)
今回、僕が演じたキダという役は、両親がいない家庭に育ち幼少期からの数少ない友人をずっと大切にしている友達想いな人間です。大人になってからも 、常に幼なじみを想い、目的のために手段を選ばない闇の交渉屋として働きますが、どこかアクセルを踏み切れずにいるもやもやとした葛藤を抱えながらも、計画遂行のために突き進んでいくような役柄でした。
初共演のまっけん(新田真剣佑)は、マコトという役柄に象徴されるような天真爛漫さが印象的でした。
新田真剣佑
この物語は復讐劇であり、その復讐におけるキーとなる人物です。
僕が演じたマコトは色々なことを抱えた青年の役で、一度離れ離れになった岩田さん演じるキダとあることをきっかけに再会することから物語が始まります。
岩田さんとは初共演でしたが、以前、授賞式でお会いしており、今回ご一緒できて、とても嬉しかったです。
今回初めて劇中でマジックにも挑戦しており、現場で必死に練習した記憶があります。
名も無き世界のエンドロール、ぜひ楽しみにしていてください。
佐藤祐市(監督)
大概の物語という物には「トリック」が仕掛けられています。
この作品にも大きなトリックが有ります。そして劇中には「ドッキリ」という言葉で表現される小さなトリックも登場します。要は観客を上手に騙し、作品をより楽しんでいただく、という事だと僕は思います。
巧く表現出来れば素晴らしい効果を発揮し、観客を更に深く作品の世界に導く事が出来る。
ただ、計算通りに観客に観せ切ると言うのは、本当に難しいことだな、と今回つくづく感じました。
果たして今回の「トリック」が、どの様に観客に伝わるのか?
期待と不安が入り乱れる感覚ですが、「早く観て頂きたい!」というのが正直な気持ちです。
是非、公開を楽しみに。
行成薫(原作)
タイトルに“エンドロール”とあるように、本作は映画というものを意識しながら書き上げた作品でした。
今回、映画化されることとなり、頭の中に漠然と思い浮かべていた映像がスクリーンで観られるということに、とてもわくわくしております。
作中、キダとマコトという二人のキャラクターは、10年という歳月をかけてある想いを遂げようとしますが、思えば、この作品を書き始めたのも、映画公開の10年前、2011年のことでした。キダとマコト、二人の10年越しの想いがどういう結末に至るのか、そして、僕の10年越しの夢がどういう形になるのか、皆さんと一緒に体験できることを楽しみにしています。
『名も無き世界のエンドロール』は2021年 全国ロードショー。