「舞台芸術を未来に繋ぐ基金」井上芳雄をナビゲーターに特別番組を放送　活動報告会見の実施も決定

コロナ禍で困窮している舞台芸術関係者を支援するために設立された「舞台芸術を未来に繋ぐ基金（以下みらい基金）」が、2020年6月27日（土）に、みらい基金のYouTubeチャンネル「Mirai CHANNEL」において、井上芳雄をナビゲーターに迎え、特別番組を放送する。「日本版トニー賞への道」と題し、舞台芸術にまつわる賞に関する検証・討論番組を放映する予定となっている。

「Mirai CHANNEL」は、すべての舞台芸術を愛する人たちに向けた情報発信と共有の場とするために、5月20日からスタートした。通常は「舞台の教育バラエティ」をテーマに毎週水曜から金曜にかけて3プログラムを配信しているが、今回が初の特別番組となる。

本プロジェクトの賛同人の一人でもある井上が、長年追い続けたテーマである「日本版トニー賞への道」。トニー賞とは何か？ 何故日本版のトニー賞を目指したいのか？ ゲストにWOWOWのプロデューサーの金山麻衣子、 映画・演劇評論家の萩尾瞳、 俳優で演出家の今井朋彦を迎えて、トニー賞と日本の演劇賞を解体しつつ、今欲しい新たな演劇賞を模索する、舞台芸術を愛する心に満ち溢れる愉快で真面目な企画となる。そして番組では6月22日に〆切になったばかりの「勝手に演劇賞」の結果も発表される。

また、6月29日(火)には、みらい基金発足後わずか1カ月というスピードで実施された第１回目となる助成金交付について、採択と分析結果を発表する生会見がMirai CHANNELで行われる。本プロジェクトの発起人である宋元燮、杉本宏、賛同人を代表して板垣恭一、伊礼彼方が登壇。基金のこれまでの活動経過と今後の目標について話される予定だ。

会見では、YouTubeのチャット機能を使ってリアルタイムで質問に答えていくとのことなので、これまで支援してきた人、現在支援を検討中の人、また今後の基金の動向に注目している人はぜひ視聴してみよう。