オンライン劇場・札幌シェアターで市民参加型リモート演劇『The World Tour Bridal』を上演
札幌の演劇俳優、スタッフを中心に2020年4月に活動をはじめ、「WEB上に、劇場を」。をコンセプトにしたオンライン劇場・札幌シェアターが、2020年7月13日(月)にリモート演劇『The World Tour Bridal』を上演する。
札幌の劇団・ELEVEN NINESで俳優としても活躍する明逸人(みょうはやと)が作・演出を手掛け、新型コロナウイルスによる自粛期間中に、多くの旧友とオンライン同窓会をした経験から今作を執筆。「高校時代のクラスメイトみたいに、お調子者も、あんまりしゃべらないやつも、誰もが受け入れられる関係を描きたい」と意気込む。
新型コロナウイルスによる影響でアーティストやエンタメ業界の活動停止が取り沙汰されているが、今回は「市民の創作活動ばなれ」に注目し、人々の生活を豊かにする「つくる楽しみ」「参加する喜び」を生活に取り戻したいと考える。むずかしい演技を要求するのではなく、ただ登場人物の友達としてZoomに参加するだけで、シーン創作に加わることができる。クライマックスの結婚式シーンで、参列者として作品に参加する人を一般募集している。
一方で、視聴者にはにぎやかなコメディタッチの話で楽しませると同時に、マイノリティや差別が問題となる現代において、「あらゆる人が受け入れられる」というやさしい関係性の中で進む物語で、多様性が身近にも存在することを語りかける。
作・演出:明逸人(ELEVEN NINES)プロフィール
俳優・脚本家・演出家・ナレーター。初出演は2002年TEAM NACS約束公演「WAR~戦い続けた兵たちの誇り~」。同年7月に劇団RUSH!!を旗揚げ(脚本・演出・出演)。2012年ELEVEN NINESに加入。舞台出演と同時に楽曲の製作も手がける。映画、ドラマ、CMへの出演に止まらず、イベントMC、ナレーション、映画の方言指導(『こんな夜更けにバナナかよ』)など幅広く活動。
札幌シェアターとは?
札幌の演劇俳優、スタッフを中心に2020年4月に活動をはじめたオンライン劇場。舞台公演が中止となる中で、表現者と観客が集まり、演劇体験の共有をオンラインで実現することを目指す。名前はシェア(共有)とシアター(劇場)を合わせた造語。コンセプトは「WEB上に、劇場を」。