カサビアンからボーカルのトム・ミーガンが脱退？

イギリスを代表するバンドであるカサビアン（Kasabian）から、ボーカルのトム・ミーガン（Tom Meighan）が脱退することが発表された。

バンドのツイッターで短い声明を出し、突然の脱退の報を伝えた。

Tom Meighan is stepping down from Kasabian by mutual consent. Tom has struggled with personal issues that have affected his behaviour for quite some time and now wants to concentrate all his energies on getting his life back on track. We will not be commenting further.

ツイッターでは、「トム・ミーガンは相互の同意によりカサビアンを抜けることになりました。 トムはかなり前から自分の行動に影響を与えている個人的な問題を抱えており、今は自分の人生を軌道に戻すことに全力を注ぎたいと考えています。 これ以上のコメントはありません」という声明が出されており、現時点ではオフィシャルサイトにも動きはなく、この声明がすべてとなっている。

カサビアンは1997年に結成された4人組で、トム・ミーガン、セルジオ・ピッツォーノ（G）、クリストファー・カルロフ（G　後に脱退）、クリス・エドワーズ（B）がオリジナル・メンバー。

2004年にセルフタイトルのファースト・アルバムをリリースし全英4位のヒットを記録。2006年のセカンド・アルバム『エンパイア（Empire）』は初の全英1位に輝き、それ以降発表したオリジナル・アルバムはすべて全英1位を獲得している。

イギリスの国民的バンドとしてデビュー以降順調なキャリアを築き、ライブバンドとしての評価も高く、ヨーロッパではアリーナ・クラスの会場をソールド・アウトさせるほどの動員を誇る。レディング/リーズ、グラストンベリーなど、欧州を代表するフェスでヘッドライナーを務め、日本でもサマーソニックやソニックマニアに出演しその実力を見せつけていた。

このような順調なキャリアを積み上げつつも、トム・ミーガンは近年個人的な問題を抱えていることをメディアに明かしていた。

今年の4月にバンドのアカウントとは別に個人のツイッターアカウントを取得していたトム・ミーガンは、バンド・サイドの声明を受けて、個人としてのツイートをしている。