夜のゴッホ美術館より世界同時配信 ピアニスト・向井山朋子のオンライン・パフォーマンス 第3弾が開催
『A Live vol.3』From Van Gogh Museum Amsterdam-“Night at the Museum”
2020年7月12日(日) 4:30(日本時間)より、アムステルダム在住のピアニスト/美術家の向井山朋子が、世界同時配信オンライン・パフォーマンス第3弾として『A Live vol.3』From Van Gogh Museum Amsterdam-“Night at the Museum”を蘭アムステルダムのファン・ゴッホ美術館から配信することが決定した。
A Live Vol.3 by Tomoko Mukaiyama + Reinier van Brummelen
『A Live』=ライブ配信であること。Alive(生きている)こと。
『A Live』は、従来のコンサート、パフォーマンスの形態が困難な現在のコロナ時に、バーチャルな新しいプラットフォームを探ることを目的に始まった、向井山朋子のオンライン・コンサートシリーズ。映画人レニエ・ファン・ブルムレンと協働し、音楽と映像の融合、オンライン・インスタレーションを制作、Luftzug/遠藤豊が生中継の配信プラットフォームの設置等、テクニカル・ディレクションを担当している。
空っぽの、現代音楽シーンを象徴するコンサートホールであるムジークへボー(アムステルダム)を会場に万華鏡のような光のインスタレーションの中でパフォーマンスを行ったvol.1(SUPERT:A Live)、現実/非現実の間を彷徨いながら映画的なアプローチで挑んだvol.2。パフォーミングアーツの核となる“今”“ここ”、アーティストと鑑賞者による場と時間の共有を現在のテクノロジーを利用して新たなライブ体験のあり方を提示してきた。
“Night at the Museum”
“Night at the Museum”
シリーズ最後となる『A Live vol.3』では、向井山朋子+ピアノとヴィンセント・ファン・ゴッホ+絵画の対話をキーワードとして「Night at the Museum」と題し、閉館後の夜のゴッホ美術館より配信する。ピアノ・プログラムは「ソニック・タペストリー」。バロックからコンテンポラリーまでの作品の断片を織り込むタペストリーを「ひまわり」の前でパフォーマンスする。
Van Gogh Museum, Amsterdam
ゴッホ美術館の創設者であるヴィンセント・ウィレム・ヴァン・ゴッホより美術館へ寄贈されたスタインウェイ、vol.2でも使用したベルギーのピアノ工房が巨匠バレンボイム氏と共に開発した全弦、交差なしのストレート張弦のピアノ、クリス・マーネを演奏。
Vincent van Gogh, Sunflowers