鯨井謙太郒+定方まことによるユニットCORVUS(コルヴス)が4年ぶりの新作公演『喉』を開催
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撮影:野本直輝
オイリュトミスト・ダンサーの鯨井謙太郒+定方まことによるユニット、CORVUS(コルヴス)が、4年ぶりとなる新作公演『喉』を2020年9月11日(金)座・高円寺2で行う。
CORVUSとはラテン語で鴉(カラス)のこと。鯨井と定方は共に天使館(主宰・笠井叡)にてオイリュトミーを学び、2010年にCORVUSを結成した。東京・仙台を中心に舞台公演やワークショップ、トークイベント、YouTubeラジオ放送室『密談』の配信など幅広く活動する。
撮影:野本直輝
オイリュトミーとは「20世紀初頭にドイツの思想家ルドルフ・シュタイナーによって基礎づけられた身体技法・身体芸術」を指し、「ギリシャ語の [ευ (オイ):善い・美しい・調和した] という接頭語と、「リズム」の語源である [ρυθμός (リュトモス):姿・形・律動] という語からなる造語で、「美しい律動」 、あるいは「調和的な形姿」という意味」を持つ(CORVUS 公式WEBサイトより)。そしてCORVUSは、『血と雪』(2011年)、『親愛なるアルトーさんへ』(2016年)などを通して、「身体芸術が歴史・時代・社会を動かす深層の力に出会う瞬間をその舞台の根幹に捉えている」(同上)。
新作公演のタイトルは、彼らの芸術の根っこであり基盤である「喉」に由来する。「二人のバックグラウンドであるオイリュトミー、舞踏的身体、そして同時代的(コンテンポラリー)ダンスの《現在》にアプローチする今作品は、次代の新たな身体芸術、という意味を込め「ノイエ・オイリュトミー」と名づけました」と述べる。
撮影:野本直輝
共演に堅田優衣が率いる合唱団であるNoema Noesis ensembleを迎える。「歌と言葉と身体がライブに結びついた新たなダンス空間の現出に挑みます」と意欲的で、オイリュトミーを核に繊細さと骨太さを併せ持つ独自の世界に惹き込むに違いない。
■CORVUSからのコメント
定方まこと
時代の潮流が急激に変化している今この時に、身体に関わる舞台芸術に携わる人間が、何を感じ、それをどう表すのか。作品のクリエイションのなかで、生成しては消えていく数多の動きや身体感覚。劇場で観客の皆さまと共に。
鯨井謙太郒
生きている、動き、コトバ、記憶、歌、皮膚、水、熱、息、魂、、、に触れているヒトの『喉』。
そこから生まれる、新しい生命の空間へ。
文=高橋森彦
公演情報
■会場:座・高円寺2
■構成・演出・振付・出演:CORVUS(鯨井謙太郒+定方まこと)
■歌:Noema Noesis ensemble
■音楽:堅田優衣
■舞台監督:吉成生子
■照明:吉田一弥
■音響:角田寛生
■宣伝写真:野本直輝
■衣裳:富永美夏
■主催:CORVUS
■制作:コルヴスオフィス
■制作協力:Works-M、こうもりクラブ
一般前売3,800円 一般当日4,000円
学割前売2,800円 学割当日3,000円
小・中学生 前売・当日2,000円
YouTube公式チャンネル【CORVUS Channel】
※公演会場における感染症対策及びご来場いただくお客様へのお願いについては、劇場・関係機関より示されるガイドラインに基づき、最新の情報収集に努め適切に対応して参ります。
また今後の状況により、公演の開催形態に変更が生じることもございます。ご来場前には必ず、CORVUS公式WEBサイトにてご確認ください。