來河侑希が主宰する劇団アレン座が10カ月ぶりの新作舞台『秘密基地』を上演　栗田学武、磯野大らが出演

2020年9月16日（水）～9月22日（火）花まる学習会王子小劇場において、劇団アレン座の新作舞台『秘密基地』が上演されることが決定した。劇団アレン座にとって2019年11月に上演された『いい人間の教科書。』以来約10カ月ぶりの公演となる。

本作のあらすじは、VRゲーム「秘密基地」に招待された、現実社会ではさえない大人たちが、「この世界に隠された社会の闇を探すこと。」を使命に、脳を支配され脱出不可能なそのゲームの中で、初対面の彼らはお互いに協力し、ゲームクリアを目指すというもの。

出演は、映画「僕の帰る場所」で、東京国際映画祭（アジアの未来部門）にて、作品賞と国際交流基金アジアセンター特別賞の2冠を達成し、国内外で注目を集める劇団アレン座主宰の來河侑希、舞台「『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」（大典太光世役）、舞台版『PSYCHO-PASS サイコパス Chapter1―犯罪係数―』（チェ・グソン役）、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」"最強の挑戦者（チャレンジャー）"など次々と人気作品に出演している磯野大、 2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』ステージ（葉月陽役）、舞台『KING OF PRISM』シリーズ（氷室聖役）、『大正浪漫探偵譚』シリーズ、『JYUKAI-DEN』シリーズなど人気シリーズに出演している栗田学武、MOOSICLAB 2018で3冠を受賞した映画『日本製造/メイド・イン・ジャパン』(監督:松本優作)やドラマ『今日から俺は‼️』(日本テレビ)などに出演し注目を集める大河内奏至の男性4人舞台となる。

劇団アレン座の座付演出家・鈴木茉美コメント

コロナで自粛生活が続いた人々が向かう先は、今をどう楽しめるか。では今の自分と向き合っているか。今やるべきことは、ただ「今を楽しむ」ことではなく、「過去を振り返り、未来を作っていく力を養い、その上で今を楽しむこと」ではないでしょうか？この芝居では、役者を通してお客様自身も過去と向き合い、今を考え、未来を展望するような内容にしたいと考えています。

主宰・來河侑希コメント

現在、コロナ禍の中で浮き彫りになった、保証格差や、文化に対する軽視は、私たち保証を持たないエンターテイメントに携わる人々を苦しめ、様々な企画への保証が十分にいきわたらないまま、多くの作品が中止ないしは延期という状態に追い込まれています。そしてSNSでは様々な心無い匿名の言葉が飛び交い、心が疲弊し、傷ついていく、そんなことが日常化しているように思えます。また、コロナに対する考え方、スタンスは、人それぞれで大きな考え方の差ができてしまい、人と人の気持ちが分断されているような状態になっているように思います。本作は、過去を忘れた大人たちが、バーチャル世界に迷い込み、そこで出会った人々と手と手を取り合い、ゲームのクリアを目指し、一つの問題を解決する為に、互いの欠点を補いあいます。他を理解しようとすること、完璧でない人と人が補い合う様は、コロナ禍で疲弊した今、正に必要な作品になるのではないか？と考え、現状を理解した上で、上演の必要性を感じ公演を実施することを決定させました。コロナに感染させない対策を現在のガイドラインからプラスアルファで考え、安心して演劇を楽しむ為に、日々変わる情報を注視しながら、柔軟に対応をしながら慎重に制作を行い、作品の完成を目指していきたいと思います。　また、劇団アレン座が明確に表明しておきたいのは、私たちに今必要なことは他者、世間、政策を簡単に糾弾するのではなく、文化を通して、他の考えを理解し、演劇の未来を明確に見据え、新しい演劇文化の創造をし、歩んでいきたいと考えております。この機会に再度、演劇の面白さを、演劇文化の必要性を再認識できるような作品を製作し、新しい価値、本来の価値を再構築したいのです。

栗田学武コメント

皆さん、Allen suwaruの本公演です！僕は今、みんなの前でお芝居がしたくてうずうずウズウズウズウズしております。先行きの見えない世の中だけど、だからって何もしなけりゃ何も変わらないし、何も学習できない。今を乗り越え、劇団アレン座の舞台をお届けし続けることができるようお客様と乗り越えていけたらと思っています！『秘密基地』のあらすじ読んだだけで鳥肌立ってます。これは単純に観て欲しい笑なので、観て欲しいから観てもらえる環境整えます！ぜひ劇場でお待ちしてます！！

磯野大コメント

今このご時世の中でこうして公演のお知らせができること、大変嬉しく思います。久方ぶりの本公演です各場所で得てきたものを、いかに還元できるか。乞うご期待ください。