THE BACK HORNが8ヶ月ぶりライブで画面越しにパフォーマンスを叩き込む 初の無観客配信で第二弾&恒例イベント開催発表も
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Photo by AZUSA TAKADA
8月2日(日)、THE BACK HORNが無観客有料配信ライブ『「KYO-MEI MOVIE TOUR SPECIAL」-2020-(スタジオ編)』を開催。ライブでは、次回配信ライブなど、様々な情報が発表されている。
『「KYO-MEI MOVIE TOUR SPECIAL」-2020-(スタジオ編)』は、THE BACK HORN の8ヶ月ぶりとなるワンマンで、バンド史上初となる無観客有料配信ライブ。5月27日から『KYO-MEI MOVIE TOUR』-2004〜2019-と題し、新型コロナウイルスの影響で再延期となってしまった全国ツアー13公演と全く同じ日時に合わせ、これまでに発表してきたライブ映像の中から13作品を厳選し、YouTubeにて各一夜限りプレミア公開していくムービーツアーを実施してきた。今回の配信ライブは、そのムービーツアーの「特別編」として開催された。
Photo by AZUSA TAKADA
再始動ライブを待っていたリスナーにとって待望の本公演は、過去に数々の楽曲を録音してきた伝統あるレコーディングスタジオ「ビクタースタジオ」から生配信。新型コロナウイルスの感染予防対策に基づき、無観客配信ライブ形式をとった。スタジオの中で4人が向かい合い演奏するという無観客ならではのスタイルで、普段は見ることのできない角度で体験できる、ライブハウスとは違った魅力が引き出された公演となった。
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静寂の中にメンバーがスタジオ入りし、菅波栄純(Gt)は素足で登場するなどこのワンマンライブに向けた気合をうかがわせる。この日も8ヶ月前と変わらず、「こんばんは、THE BACK HORNです」という山田将司(Vo.)の一言に、オーディエンスのSNSでの反応は加速していく。ワンマンライブ幕開けとなった1曲目は、彼らがバンドを結成して初めて作った「冬のミルク」。山田将司(Vo.)はポリープ切除手術・療養を経て初のパフォーマンスとなったが、そんなことは微塵も感じさせない圧倒的な歌唱力でファンを安心させる。
続いて、勇壮なバグパイプが8ヶ月ぶりのファンとの“共鳴”を祝福する「グローリア」、昨年リリースされたアルバム『カルペ・ディエム』収録曲「太陽の花」と続き、スタジオの熱量が上がっていく。
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初めのMCでは「今年初のライブ、心を込めて演奏します。そして僕たちも楽しませて頂きます。素敵な夜にしましょう」と、松田晋二(Dr.)からこの日を迎えることが出来た喜び、そしてリスナーと再び“時”を共有できることへの感謝の意が語られた。その後は「罠」、「心臓が止まるまでは」、「悪人」と続き、山田将司(Vo.)の妖艶な歌声、そして菅波栄純(Gt)、岡峰光舟(Ba)、松田晋二(Dr.)の楽器隊が織りなすヘビーサウンドで、THE BACK HORNのダークサイドへ導いていく。
Photo by AZUSA TAKADA
続くMCでは、外出自粛期間を経てバンドが集まって演奏できることへの喜びがメンバーそれぞれから語られた。また、本日のライブを経て、画面越しであっても、そこに居るリスナーに想いを届けようとすることで、その熱量が“ライブ”になるということをメンバーが確信する場面も。本編後半では緊急事態宣言中に生まれ6月24日(水)に緊急配信リリースされた最新曲「瑠璃色のキャンバス」が初披露され、画面越しにリスナーと魂を重ねあう瞬間を感じさせる。その後も、畳み掛けるように代表曲を披露し、この日SNSで一番の歓声が上がった「コバルトブルー」、「シンフォニア」、「刃」で、画面の向こうですらリスナーのシンガロングを巻き起こすようなパフォーマンスを叩き込んだ。
この日は、メンバーからの嬉しいニュースの発表も。9月6日(日)に第2弾となる無観客配信ワンマンライブ『「KYO-MEI MOVIE TOUR SPECIAL」-2020-(ライブハウス編)』の開催決定が伝えられた。同公演はライブハウスというTHE BACK HORNにとっての主戦場からの生配信となるため、スタジオとは異なった魅力と迫力のパフォーマンスが期待できるだろう。
また、恒例のスペシャルイベント『マニアックヘブンVol.13』を12月6日(日)に開催することも発表されている。
リスナーとライブで再会することを約束した初の無観客配信ワンマンライブ『「KYO-MEI MOVIE TOUR SPECIAL」-2020-(スタジオ編)』は、熱いパフォーマンスで新旧織り交ぜた合計12曲を披露して終了。THE BACK HORNがパフォーマンスしたセットリスト同様のプレイリストの配信もスタートしている。