【開催直前見どころコラム到着!】RIZIN.22、RIZIN.23キックボクシングマッチも必見!朝倉未来の首を狙い、フェザー級も激化!

2020.8.6
コラム
スポーツ

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2月の浜松大会以来、半年ぶりとなるRIZIN再開の舞台、8・9『RIZIN.22 - STARTING OVER -』と8・10『RIZIN.23 - CALLING OVER -』(ともに横浜・ぴあアリーナMM)が近づいてきた。これまで3回に渡り両大会の注目カードを紹介してきたが、国内強豪による潰し合いを多く揃えた2大会の見どころはまだまだ収まらない。その一部を見ていこう。

『RIZIN.22 - STARTING OVER -』
2020年8月9日(日)14:00開始
横浜・ぴあアリーナMM

亡き三浦春馬さんに捧げる勝利を、江幡塁参戦

7月28日、最終追加カードが発表となった会見で参戦が明らかになったのが江幡塁。双子の兄・睦(むつき)とともに新日本キックボクシング協会のエースである塁は、打倒ムエタイ路線を歩み、国内では新日本キックのバンタム級王者だけでなくKNOCK OUT初代スーパーバンタム級王者にも就き、WKBA世界スーパーバンタム級王者でもある。RIZIN初参戦となった昨年大晦日では那須川天心と対戦。その高い攻撃力に神童狩りを期待されたが、那須川のスピードの前に1R TKO負け。まさに粉砕させられた形となったが心は折られず、「まだまだ見せれなかった自分」――真の江幡塁を見せるために戻ってくる。

7月には小学校以来の親友である俳優・三浦春馬さんが死去。那須川戦では睦とともに3人での入場が実現していた。塁は「国内最大級のイベント、RIZINに出場させて頂いて3人で見た景色、本当に忘れません」と7月28日の会見で述懐。そして「前回は残念な結果でしたが、もっともっと格闘技で輝いていくという約束が親友と兄、僕たち3人の夢がまだ残っています」と続け、「輝いた姿をみなさんに見せたい」と再スタートでの勝利を誓った。

対戦相手はシュートボクシングの日本スーパーバンタム級王者・植山征紀(せいき)。ダウンとKOを量産してきた強打者で、攻撃力に富む江幡とは大舞台にふさわしい打撃戦が予想される。RIZINには19年6月、同年10月と参戦しており2連勝。江幡が友との約束を果たすか、あるいは植山の強打がシビアに刈り取るのか。

8・9『RIZIN.22 - STARTING OVER -』
▼RIZINキックボクシングルール:3分3R(56.0kg)
江幡塁(伊原道場本部/WKBA世界スーパーバンタム級王者)
vs
植山征紀(龍生塾ファントム道場/シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者)

“女王”浜崎朱加に前澤智が直訴で対戦実現

また急遽参戦が決まったのが“女王”浜崎朱加。柔道を経てMMA(総合格闘技)に進むと、15年に米Invicta FCでアトム級王者となり、日本人初のMMA世界王者に。2度の防衛にも成功した。18年からRIZINに参戦すると、年末に浅倉カンナを一本で破り初代スーパーアトム級王者に。同王座は19年末の防衛戦でハム・ソヒに敗れ失ったが、無冠となった今も浜崎はその強さから“女王”の呼称にふさわしい存在だ。

7月23日、DEEP JEWELSにはグラップリングタッグマッチで出場。10分3本勝負で2本を奪ったチームが勝利という試合だったが、浜崎は自ら2度一本を極め勝利。10分という決して長くはない試合時間だったがきっちり、しかも2人を極め切り、圧巻の強さを見せた。

だが、その直後に敗れた前澤智が対戦を直訴。青森出身の前澤は浜崎のInvicta王座戴冠を知り“世界で一番強い人が日本人なんだ”と思い、上京を決意したという。

浜崎がグラップリングタッグマッチで見せた貫録の強さで、MMAでも前澤を一蹴するのか。あるいは前澤がチャンスで食らいつき、昨年の朝倉海を思わせる番狂わせを見せるのか。

8・9『RIZIN.22 - STARTING OVER -』
▼RIZIN 女子MMAルール:5分3R(52.0kg)※肘あり
浜崎朱加(AACC)
vs
前澤智(リバーサルジム立川ALPHA)

『RIZIN.23 - CALLING OVER -』
2020年8月10日(月/祝)14:00開始
横浜・ぴあアリーナMM

“Road to 朝倉未来”、フェザー級もヒートアップ

今回2日間の横浜大会には欠場となるが、現在RIZINで最も存在感を放っているのが朝倉未来(フェザー級=66.0㎏)。2月の浜松大会でもメキシコのダニエル・サラスを2R KOに沈め大会を締めた。そんな朝倉の次期対戦者を巡るカードが横浜2連戦でも行われる。

2日間で4試合が組まれているフェザー級だが、中でも注目が修斗王者・斎藤裕とシンガポールに本社を置くRebl FCの王者・摩嶋一整(まじま・かずまさ)による一戦。斎藤は宇野薫、リオン武、高谷裕之といったレジェンドを降してきた、修斗が掲げる“打・投・極”を兼ね備えたオールラウンダー。対して摩嶋は14勝のうち12試合が一本勝ち(KO勝ち1試合)と、寝技での極めに抜群の強さを持っている。

4月大会で朝倉との対戦が予定された朴光哲は修斗のヤングファイター青井人(あおい・じん)との対戦が決定。さらにZST王者の関鉄矢、朝倉と交流を持つ白川陸斗も参戦し(ともに8月9日)、国内強豪もまだまだ控えていることから、RIZINフェザー級はバンタム級に続き熱戦の場となっていきそうだ。

8・10『RIZIN.23 - CALLING OVER -』
▼RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
斎藤裕(パラエストラ小岩)
vs
摩嶋一整(毛利道場)

▼RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)※肘あり
朴光哲(KRAZY BEE)
vs
青井人(BLOWS)

2年ぶりの決着戦、原口健飛vs大雅

8月10日はキックボクシングルールでもRIZINらしい打撃戦が期待される試合がマッチメイク。原口健飛(けんと)と大雅は2018年9月以来、2年ぶりの再戦となる。ともにRIZINデビュー戦であった両者は、大雅が格上の関係にあったが原口に1票入ってのドロー。しかしその後勢いを増した原口は、昨年11月に国内トップファイターの森井洋介を3R TKOに降し、今年1月には秀樹を初回ノックアウトしてRISE王者となった。

対して大雅は原口戦以降苦闘が続くも、19年7月のRIZINで町田光を破って復活。続いて原口のライバルでもある白鳥大珠と連戦しいずれも敗れたが、倒し倒されの展開を生み出しファンの気持ちを掴んだ。

大雅戦の引き分けを挟み13連勝と止まらない原口に対し、大雅は白鳥戦連敗から真の復活を期する。原口の冴えあるカウンターがとらえるか、大雅が爆発力を取り戻すのか。

8・10『RIZIN.23 - CALLING OVER -』
▼RIZINキックボクシングルール:3分3R(61.0kg)
原口健飛 (FASCINATE FIGHT TEAM)
vs
大雅(TRY HARD GYM)

半年ぶりの再開となるRIZIN横浜2連戦は8月9日(日)・10日(月/祝)、ともに14時開始のゴング。会場観戦のほかオンラインでのLIVE中継を行い、また活動を継続するためのクラウドファンディングも実施している。

イベント情報

『RIZIN.22  - STARTING OVER -​』

 日時:8月9日(日)14:00開始
 場所:ぴあアリーナMM(神奈川県)

『RIZIN.23  - CALLING OVER -​』

 日時:8月10日(祝・月)14:00開始
 場所:ぴあアリーナMM(神奈川県)

イベント情報

『#RIZIN活動継続クラファン』

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