楠本桃子のゲームコラムvol.120 猛暑にはやっぱりホラゲー!日本の夏にぴったりな和ホラー2選
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※公式サイトより引用
皆様お久しぶりです! 楠本です。
茹だるような猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか?
今回は暑くて外に出たくない、家で涼んでいたい……という方のために、夏気分を味わえる「夏」をテーマにしたホラーゲームを2本紹介!
背筋も凍えるような夏特有の恐怖を、是非味わってみてください!
『ひぐらしのなく頃に 奉』
※公式サイトより引用
本作は大人気ゲーム『ひぐらしのなく頃に』シリーズの最新作!PS4とニンテンドースイッチで遊ぶことができます。
シリーズ一作目の『ひぐらしのなく頃に 暇潰し編』が同人ゲームとして発売されてから今年で18年。今なお熱狂的なファン支えられており、様々なメディアミックスも行われている大人気サウンドノベルシリーズです。
18年間で多くのストーリーが発表され続け、それぞれのお話の毛色も様々。ミステリーやホラーであったり、アツいジュブナイルや恋愛ものであったりと、『ひぐらしのなく頃に』の世界観を舞台とした作品群はどれも人気があります。しかし、ゲームもたくさん発売されていてどれからプレイをして良いのかわからない……という声も。
そこでオススメしたいのが本作『ひぐらしのなく頃に 奉』、これまでに発表されたゲームエピソード全22話に新規エピソード1話が全て含まれており、そのボリュームはなんと全23話!一夏では楽しみつくすことが難しいレベルのボリュームです。
ミステリー、ホラーがメインとなり、田舎の夏が舞台となる『ひぐらしのなく頃に 奉』は、まさに今プレイを始めるべき一本。田舎の夏というノスタルジックな雰囲気と、背筋が冷たくなるようなホラーは日本の夏と相性も抜群です!
『零 紅い蝶』
※公式サイトより引用
『零 紅い蝶』は人気ホラー『零』シリーズの第二作目。
双子の姉妹である天倉繭と天倉澪は、ダムの底に沈んでしまう昔の故郷をもう一度訪れるため、夏休みに故郷近くの渓谷へと向かう。そこで不思議な蝶と出会い、気付くと地図から消えた村に閉じ込められてしまった2人を恐怖が襲う、というストーリーの和風ホラーです。
「射影機」を使いながら霊と対峙しつつ謎解きを行わなければならないのですが、とにかく恐怖演出が豊富で何度も声が出てしまうレベル!日本のホラー映画のようなジメジメとした雰囲気が好きな方には間違いなく刺さる作品です。
アクション要素や謎解き要素といったゲーム要素も大変良く出来ており、ゲームとして遊んでいて楽しい! と思わせてくれる本作。シリーズ作品の中でも特に人気が高い一本でもあります。
双子の姉妹がお互いを庇いあいながら進むので怖さが半減すると思われがちですが、独りになってしまったときの不安と焦燥感は普段二人で行動をしているからこそ。そういった心細さの表現なども、本作の雰囲気つくりに一役を買っています。グラフィックも美麗なため、姉妹の美しさはもちろん、出現する霊のビジュアルにも驚きました。
そして本作は絶対にエンディングまでプレイをしていただきたい一本。衝撃的な内容がプレイヤーを襲います。ホラーゲームとして「後を引くエンディング」が相応しい、という制作者の想いから生まれたエンディングは必見です!
真夏の夜に電気を消して、日本のホラーに是非浸ってみてください!