日本音響研究所が徹底解析 専門家も認めたASMRコンテンツ『ねこぐらし。』とは

2020.8.12
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「ねこぐらし。」猫娘7匹集合_メインビジュアル

6月15日から7週連続配信しており、声優の上坂すみれや茅野愛衣、日髙のり子らが参加していたASMR音声作品『ねこぐらし。』。ストーリー性や登場するキャラクターの性格の親しみやすさに加え、人気声優の参加、ASMRの要素を取り入れた癒し効果が話題のコンテンツだが、その中で、第四弾のシャム猫キャラクターボイスやASMRに癒し効果があるのかを日本音響研究所が調査し、その分析結果が公開された。

今回調査してもらったのは、キャラクターボイスとASMR要素の高い耳かき、耳マッサージの3つの音声トラック。音声分析とは人間の音声をマイクロフォンとAD変換器によりデジタル信号として記録し、スペクトラムアナライザなどを用いて分析をすることである。

耳かき、耳マッサージ、キャラクターボイス音声の3つを分析してもらった結果、『ねこぐらし。』の音声は専門家も認める癒し効果があることが分かった。

耳かき、耳マッサージの部分に関しては、左のチャンネル(左耳)に、ささやき声や耳かきで擦る音や息を吹きかける音が強く記録されており、右チャンネル(右耳)には、女性のささやき声が人の声の周波数内である約2000Hz以下の成分のみ記録され、耳がふさがれている状態に近く、膝枕を表現していることが分かった。よって、これらは音響信号がうまく再現されており、ASMR効果が期待できる音源であることが分かった。

また、キャラクターボイスは心の安定を感じられたり、自然治癒力を促し心身を整えると言われる350Hz付近の周波数が強く記録されており、安定した印象を与えているそうだ。豊かで厚みがありながら清潔感を感じる音声であり、癒し効果が期待できるものであることが分かった。

このようなことから、『ねこぐらし。』は癒し効果が期待できることが分かった。コロナ禍の状況で自宅作業などをしている方も多いと思うが、自宅でリラックスできるコンテンツとしてチェックしてみてはいかがだろうか。

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