デビュー15周年を迎えたヴァイオリニストNAOTOが恒例のバースデー・サマー・ライヴをハイブリッドに開催
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NAOTO
2020年にデビュー15周年を迎え、ジャンルレスな活躍で日本のポップス・ヴァイオリン界を牽引するヴァイオリニストのNAOTOが、自身の誕生日当日の2020年8月15日(土)に、東京・有楽町のヒューリックホール東京で『NAOTO BIRTHDAY LIVE 2020 "SUMMER" FULL BLOOM』を行なった。昨今のコロナ禍のなか、今年6月には無観客による初の配信生ライヴを開催したNAOTO。今回の公演では、万全の感染予防策を講じて、観客を動員したライヴと同時に、リアルタイムで生配信も行なうという新たなチャレンジを行なった。
ソーシャル・ディスタンスが設けられた客席。開演前の会場にNAOTOの声で場内アナウンスが流れる。NAOTOのヴァイオリンが第一声を上げ、「Make a Change」がスタート。厚く重く立ちこめた暗雲を突き破るように、エネルギーの塊が大空へと舞い上がる。そのパワーそのままに、「ICE」が演奏された。「こんにちは、ヴァイオリニストのNAOTOです。今日は感染予防対策をきっちりと行なった上でライヴをさせていただいています。今日47歳になりましたが、みなさんの前でこうして演奏できることを本当に感謝しています。ありがとうございます。」47歳。元気なNAOTOの声が届いた。
NAOTO
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続く「Polyvalent」。デビューから15年、様々な音楽経験を通して得た、NAOTOの大人の魅力と余裕を感じさせるセクシーなナンバーだ。明るいメロディ、軽快なサンバのリズムが心地良い「Samba of The Sun」が、真夏の太陽へ投げキッスを送った。メンバー紹介に続き、ヴァイオリンの弦を指ではじくピチカート奏法が演奏に華を添える、「Interstellar Aria」。松本作曲の涼やかな1曲が異彩を放つ。「strings shower」では、 チェロを弾く伊藤、バンドメンバーのソロ・プレイもご機嫌だ。
伊藤ハルトシ
松本圭司
二家本亮介
齋藤たかし
ここで換気タイムが設けられ、スタッフが客席の扉を開いた。ヒューリックホール東京の高機能な設備により公演中も基準以上の換気が施されていたが、視覚的にも安心してもらいたいというNAOTOの粋な計らいによるものだ。そして、松本が「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」の旋律をさらりと弾くと、ステージ上に大きなバースデーケーキのオブジェとリモコン式のキャンドルが登場し、祝福の空気に包まれた。沖縄の三線、中国の楽器である二胡、そして、ヴァイオリンを持ち替え演奏した「GE・I・SHA」では、三刀流というNAOTOの新たな一面も披露。そしてライヴ終盤には、NAOTOの代表曲の数々がエンジン全開のプレイで届けられた。
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アンコール2曲を含む全16曲、2時間におよぶこの日のライヴの模様は、8月22日(土)まで、イープラスStreaming+で視聴券を購入してアーカイヴ視聴が可能。さらに円熟味を増したヴァイオリニストNAOTOの熱いステージをぜひ体感してほしい。
ダイジェスト映像
取材・文=西片薫 撮影=東島あい
ライブ情報
■Streaming+詳細はこちら:https://eplus.jp/sf/detail/0113810001