佐藤弘樹、鵜飼主水W主演舞台『黒の王』初日開幕 舞台写真が到着
舞台『黒の王』より
2020年10月28日(水)~ 11月1日(日)六行会ホールにて上演されるILLUMINUS舞台『黒の王』の初日が開幕し、舞台写真が到着した。
本作は、ILLUMINUSが男性俳優のみによるシリーズ新作舞台として上演する“王ステ”シリーズ第1弾。作・演出を吉田武寛が手掛け、15世紀トランシルヴァニアの英雄をモチーフに、運命に翻弄される者たちを描いていく。
鬼気迫る表情のヴラド 3世:佐藤弘樹
唐突に現れ、ヴラドに仕えるヴィンツェル:鵜飼主水
『スルタン』の地位を手に入れ不敵な笑みを浮かべるメフメト2世:米原幸佑
大国ハンガリーの権力者として、ワラキアを意のままに操るフニャディ:中谷 智昭
ヴラドの実の弟でありながら敵対するラドゥ:中島礼貴
初めてのヴラドの理解者・仲間となる親友、シュテファン:佐藤友咲
オスマン帝国一の戦闘狂ラマザン兵隊長:高岡裕貴
幼いヴラド3世を抱く父、ヴラド 2世・ドラクル:風間庸平
ワラキア評議会を牛耳る貴族、ディミトリエ:乃上夏樹
ヴラドの計画 により商売が上手くいく布商人ティボル新井裕士 (左)とミハイ後藤菊之介 (右)
フニャディに仕える使用人サリフ:麦島伊織
宿命の対決の結末は…
ストーリー
時は15世紀。
大国オスマン帝国とハンガリー王国に挟まれた小国ワラキア。
強大な軍事力を背景に拡大を続けるオスマン帝国は、ヨーロッパ全土の脅威となりつつあった。
この異教の侵攻に対し、ローマ皇帝の名のもとに十字軍が結成される。
しかし果敢な応戦もむなしく、十字軍はオスマン帝国に敗れ、ワラキアは臣従を余儀なくされる。
ワラキア公は2人の息子、ヴラド3世とその弟ラドゥを人質として差し出さざるを得なかった。
『いつかきっと父が迎えに来てくれる』
幼い2人にとって、この願いだけが心のよりどころだった。
敵国に囚われ、敵国の施しで育つ兄弟は、のちのオスマン帝国皇帝・メフメト2世と出会う。
ラドゥはメフメトとの交流を深める一方で、ヴラドは決して仇敵に心を許すことはない。
月日は流れ、ヴラドを迎えに来たのは父ではなくヴィンツェルという男だった。
「これからわたしはあなたに仕え、こうお呼びしましょう。マリアタ」
こうして悲劇の幕は上がる──