成田凌が“穿頭手術”勧める謎めいた医学生に 綾野剛主演の映画『ホムンクルス』岸井ゆきの・石井杏奈・内野聖陽らメインキャストを発表
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左上から時計回りに、成田凌、岸井ゆきの、内野聖陽、石井杏奈 (C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ
映画『ホムンクルス』が2021年4月2日(金) より期間限定先行上映されることが決定。あわせて、特報映像とメインキャストが発表された。
『ホムンクルス』は、山本英夫原作で2003年から2011年まで『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載された漫画。記憶も社会的地位もなくした男が、頭蓋骨に穴を開ける実験“トレパネーション”を受けたことがきっかけに、人間の心の歪みを異形として見るようになり、自らの記憶に隠された真実に向かい合う姿を描いたサイコミステリー作品だ。
同作初の実写映画化プロジェクトとなる本作では、TVドラマ『MIU404』や映画『ドクターデスの遺産-BLACK FILE-』などの綾野剛が主演。記憶をなくしてホームレス状態となり、トレパネーション(穿頭手術)を受けたことで、人間の心の歪みを異形として見る能力を得た男を演じる。メガホンをとったのは、『呪怨』シリーズや、映画『犬鳴村』などの清水崇監督。
(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ
綾野以外のメインキャストとして発表されたのは、主人公にトレパネーションを薦める医学生・伊藤学を演じる成田凌のほか、“謎の女”役の岸井ゆきの、主人公に関わっていく女子高校生役の石井杏奈(E-girls)、主人公に意外な深層心理を見られてしまうヤクザの組長役の内野聖陽ら。清水監督は、「旬な熱量と存在感、センスと実力…において、この俳優陣がベストだと思っています」とキャスト陣についてコメントしている。
キャスト陣のコメントは以下のとおり。
成田凌
僕が演じた派手で臆病な伊藤という人間は、僕自身抱えたことのないトラウマがあり、冷静であるが故の起伏の激しさがある、常に矛盾と戦い生きている人です。僕は普通に生きたいですが、本作は人間というものを、思い出させてくれるような、とても興味深い作品だと思います。
岸井ゆきの
今回の現場では、チームのみんなが集まってその場面を共有し、整理しながらひとつひとつのシーンを作っていく現場だったので、毎回少しのずれもしっかり相談することができ、素直に役に挑めました。私が演じる役は、名越との出会いをきっかけに自分の過去と向き合うことになるのですが、多くは語らない曖昧な記憶との戦いを、短いシーンでどう表現するか悩みました。もし自分に脳内覚醒・第六感が芽生えたら、もうこの世にはいない祖母や祖父ともう一度話せたらいいなあと思いますが、オバケが見えるのは御免なのでこのままでいい、のか。。。むずかしいところです。
石井杏奈
監督は、優しく寄り添ってくださり、細かい目の動きや手の動きも演じながら一緒に考え、演出していただきました。現実の世界とホムンクルスの世界との演じ分けが少し大変でした。多感な時期ならではの隠れた我慢や発散に共感し肯定しながら、自分の過去を思い出しつつ作りました。もし自分に脳内覚醒・第六感が芽生えたら、毎日癒しを貰っている愛犬のうちに秘めた想いやコンプレックスを見てみたいです。
内野聖陽
「人はそれぞれの心に化け物を持っている」という視点がとても面白い。私の役は、組長といういかついキャラですが、その深層心理には意外なものを持っています。そこに惹かれました。「呪怨」の清水崇監督が作られるのですから、これはゾッとするようなリアリティーのある映像世界になるに違いないと、ワクワクする思いで参加させて頂きました。もし自分にホムンクルスが見えるようになったら、人生毎日が楽しすぎて刺激が強すぎますよねぇ。
また、初の映像となる特報では、成田演じる謎の医学生が、綾野演じる主人公に「記憶ないんですよね?」と話しかける様子から、トレパネーションを行う直前の映像まで、作品の世界観が垣間見えるシーンが多数収められている。なお、本作は、2021年4月2日から劇場公開され、その後、Netflixで全世界独占配信される予定だ。
『ホムンクルス』は2021年4月2日(金) 期間限定先行上映。