君沢ユウキ＆砂川脩弥＆井上正大＆京本政樹が熱い思いを届ける！『舞台「ROAD59 -新時代任侠特区-」』会見＆ゲネプロレポート

12月24日（木）から27日（日）まで、なかのZERO大ホールにて全7公演が行われる『舞台「ROAD59 -新時代任侠特区-」』。SPICEでは、初日公演前の記者会見とゲネプロの模様をお届けする。

会見には、「春雲組」の君沢ユウキ、前田誠二、白又敦、鮎川太陽、山本康平、特別出演となる京本政樹、「狛浪組」の砂川脩弥、相羽あいな、美波わかな、七海ひろき、「黒条組」の井上正大、工藤晴香、岡田夢以、末野卓磨、「PHOENIX」の渡辺和、加藤里保菜、「天海区」さかいかな、河内美里が登壇した。

『舞台「ROAD59 -新時代任侠特区-」』は『BanG Dream!（バンドリ！）』、『少女☆歌劇 レビュースタァライト』、『D4DJ』に続くブシロードの新たなメディアミックスプロジェクトで、新時代の「任侠物」をテーマに欲望渦巻く街で互いの信念と生き様を賭け、それぞれの組織の思いが交錯しぶつかり合う姿を描く。

会見では、総勢18人のキャストがそれぞれの役柄と本公演への意気込みについて語った。八薙バクト役の君沢は「ROAD59は現実には存在しない道です。ここから自分たち全員でその道を作り、しっかり育てていきたいです。原作はなく、3次元のこの舞台がスタートとなります。ここに立っている全員の人間ドラマを見せていきたいです」と意気込みを語った。

結津万清信役の京本は「このような状況の中、こうやって集まってくださってありがとうございます」と取材陣に向けて笑顔で挨拶。続けて「言うまでもなく、僕が最高齢です（笑）」と場を和ませ、「こういう役柄は初めてなのですが、皆さんに助けていただきながら、演じていきたいと思います。よろしくお願いいたします」とキャスト全員の顔を見渡し、丁寧に頭を下げていた。

氷室ショウ役の砂川は、『仮面ライダーゼロワン』での滅役の金髪から黒髪へと大きくイメチェンした姿を披露。「いい作品になったと自信を持って言えます。みなさん、熱い応援をどうぞよろしくお願いいたします」と力強くアピールした。

皇賢誠役の井上は「私事ですが、今年初めての舞台になってしまいました」と2020年コロナ禍で舞台などが相次いで中止や延期になったことに触れ、「舞台に立ち、作品を披露できることをうれしく思います。皆さんの力で本作の宣伝をどうぞよろしくお願いいたします！」と取材陣に呼びかけた。

ゲネプロでは、冒頭から激しい乱闘シーンでスタートし、会場の熱気は一気に高まる。時代のしがらみにとらわれない、自由を生きる「春雲組」。家族のような絆を持ち、伝統を重んじる「狛狼組」。金と権力でのし上がり、飛ぶ鳥も落とす勢いの「黒条組」。世界規模の繋がりを持つ、海外マフィアの連合組織「PHOENIX」。欲望渦巻く摩天楼を舞台に、それぞれのカラーを持つ4つの組織の思惑が絡み合い、全ての状況が加速。いよいよ血煙濃くなる東京湾に浮かぶ近未来都市、天海区。カラーの違う4つの組織のぶつかり合い、それぞれの組の中で、忠誠、確執、裏切りなどさまざまな“思い”が交錯する。さらに父と息子、父と娘、血の繋がりの有無にかかわらず、家族の絆を描いているのも本作の見どころだ。

激しい乱闘シーンはもちろんのこと、映像とのコラボレーションにも引き込まれる。観ている側も近未来都市・天海区に迷い込んだような気持ちにさせられる。映像出演となる蒼井翔太演じるPHOENIXの長、ベネディクト・ロレンツォ・ヴァザーリも強烈なインパクトを残す。妖艶な姿に目を奪われるが、映像を通してうちに秘めた強さをゾクゾクと感じさせる興味深いキャラクターだ。また、GACKTが歌う主題歌「Exterminate」も『舞台「ROAD59 -新時代任侠特区-」』の世界観をクールに、そして熱く盛り上げている。

任侠者たちが信念と生き様を賭けて、激しい乱闘を繰り広げる『舞台「ROAD59 -新時代任侠特区-」』。キレのある乱闘シーン、美しい映像、情熱的な音楽、胸アツな人間ドラマ、とさまざまな要素が詰まっており、今後のコンテンツ展開にも期待が高まるばかりだ。なお、本作は、2021年4月14日にBlu-rayにて発売することも発表された。

取材・文：タナカシノブ