『第4回 ももいろ歌合戦』開催 史上最多となる総勢70組以上の超豪華ゲストが集結
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『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
ももいろクローバーZが、2020年12月31日(木)から2021年1月1日(金)にかけて、東京都・グランドプリンスホテル新高輪 飛天にて年越しライブイベント『第4回 ももいろ歌合戦』を開催。今年は史上最多となる総勢70組以上の超豪華ゲストが集結し、白熱した対決を繰り広げた。このイベントはABEMAをはじめ、BS日テレ、ニッポン放送でも生放送され、全国各地に熱戦の模様が伝えられた。
『ももいろ歌合戦』は、ももいろクローバーZが毎年大晦日に行う年越しカウントダウンライブで、紅組白組の2チームに分かれて豪華出演者と共に様々な対決(歌合戦)を行っており、今年は“ニッポンの底力”をテーマに、前回のリベンジマッチとなる玉井詩織&高城れに率いる「紅組」と百田夏菜子&佐々木彩夏率いる「白組」に分かれて、2020年を締めくくる数々の華やかなパフォーマンスで日本の大晦日を盛り上げた。
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
応援団長・舘ひろしによるド派手なアクションを披露した開会宣言映像を皮切りに、ももいろ歌合戦史上最多出演者を誇る大晦日の決戦が開幕。花柳糸之社中が華麗にステージを彩るなか、総合司会・東京03とももいろクローバーZによる華々しいオープニングでスタート。お笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武による「不機嫌なモナリザ」の熱唱で紅組がトップバッターを飾ると、白組はお笑い第7世代を代表するお笑いコンビ・EXITのパフォーマンスでお茶の間のボルテージをブチ上げ、時空を超えるお笑い芸人対決で幕を開けた。
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
そして紅組は、アニメ・ゲーム・ライブなどで展開しているメディアミックスプロジェクト「D4DJ」に登場するユニット・Happy Around!が登場し、映像とリアルが融合する見応えのある空間を演出した。対する白組はシンガーソングライター・Reolが、動画共有サイトで大人気を誇る『第六感』を歌い上げた。今を彩る2組のアーティストに続いて、次世代ボーイズグループ・OWVが4人の動きをリンクさせた完璧なダンスで「Ready Set Go」を披露。続けて、スターダストの9人組ミクスチャーユニット・SUPER★DRAGONは、ももクロの代表曲「行くぜっ!怪盗少女」を完成度の高いダンスと共に熱唱。ボーイズグループ2組によるキレのあるパフォーマンスで視聴者を沸かせた。
紅組は人気実写&アニメシリーズ・アイカツプラネット!が、2021年1月より放送開始のアニメ主題歌「Bloomy*スマイル」を、アーティストとアニメ映像がリンクしたパフォーマンスで視聴者を魅了したところ、白組はアニソン界を代表するアニソンシンガー・オーイシマサヨシがアニメ「トミカ絆合体 アースグランナー」のオープニング主題歌「世界が君を必要とする時が来たんだ」を熱唱し、大人から子供まで幅広い層を楽しませた。ヒートアップしていく中、最初で最後となる卒業メンバー2人と新メンバー2人を含む総勢20名によるアップアップガールズ(仮)&アップアップガールズ(2)は「FOREVER YOUNG」のパフォーマンスで魅了し、少女向け特撮ドラマ「ひみつ×戦士 ファントミラージュ!」より結成された次世代ガールズグループ・mirage²は4人の息のあったダンスと歌唱でさらに盛り上げた。
続いて紅組からバーチャルYouTuber・Kizuna AIが12月16日にリリースしたばかりの新曲「Touch Me」をアップアップガールズ(2)の4人をバックダンサーに従え、キュートなパフォーマンスを披露。対する白組は私立恵比寿中学がメジャーデビューシングル「仮契約のシンデレラ」を全力パフォーマンス。バーチャルとリアルが入り混じる対決で会場はさらに熱を帯びた。アップテンポな曲調とは打って変わり、メッセージソング「約束」を魅惑の歌声でしっとりと歌いあげたのは中澤卓也。続けて、華やかな白いドレス姿で登場した塩乃華織が「七尾線」を力強くも繊細に熱唱し、お茶の間を魅了した。
人気動画クリエイター・Fischer's(フィッシャーズ)のシルクロードの応援コメント後、YouTube発のコミック系ラウドバンド・夕闇に誘いし漆黒の天使達が「猫サンキュー」を激しくパフォーマンス。曲の最後には高城れにが乱入し、ステージを盛り上げた。YouTube出身対決となった白組の対戦相手は、YouTube業界初のボーカルユニット・TTJ。12月23日に配信リリースしたばかりの新曲「シャウト!」を力強く披露し、日本にポジティブなメッセージを届けた。
そしてステージにDJ台が用意され、サイプレス上野とロベルト吉野が登場し、「PRINCE OF YOKOHAMA 2016」をぶっかました。対するは、沖縄からの参加となったHYがピアノの音から始まる「AM11:00」を優しく歌いあげた。次に松本明子が「星猫」で見事な歌唱を披露し、ももクロの後輩グループ・ukkaがステージへ参戦したところで、そのままukkaの人気曲「リンドバーグ」をカバー。今夜限りの貴重なコラボレーションでステージに華を添えた。これを受けて、女優の戸田恵子がバラード曲「強がり」を披露し、壮大な雰囲気に包み込んだ。
場の空気を一気にパーティー会場へ化けさせたのは大人気YouTuber兼アーティスト・スカイピース。パーティーチューン「オタパリパーティー」を熱唱し、お茶の間を熱狂の渦へ。続けて、氣志團が登場。毎年ももクロ楽曲で会場を盛り上げており、今年はなんとももいろクローバーZの「走れ!」を骨太のバンドサウンドでパフォーマンスし、見ているファンを沸かせた。
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
歌合戦が開始され2時間あまりがたったところで、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が登場。2020年田中将大投手の登場曲である「On Your Mark」について思いを語り、2月24日(水)に自身の登場曲を集めた「田中将大」というアルバムが発売になることについても触れた。マー君から曲振りを受け、ファンキー加藤 withももいろクローバーZが「On Your Mark」をライブ初披露。メッセージ性の強い歌詞で日本全国を鼓舞した。続いて、ガールズ・ダンス&ボーカル・グループ・東京女子流が希望ある未来から今に向けたメッセージソング「キミニヲクル」を歌唱し、カメラの奥のファンの心を掴んだ。
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
岡田将生による応援コメントを挟み、毎年恒例になりつつある出場ゲストの女性アイドルを中心とした応援パフォーマンス企画「最強アイドルメドレー」に突入。70年代から現在に至る数々のアイドルソングがメドレー形式で披露され、老若男女に刺さる心ときめくひとときを演出した。ももクロと同じスターダストプラネット所属の私立恵比寿中学やたこやきレインボー、超ときめき♡宣伝部が集結する中、男性陣からは中澤卓也、野々村真が参加。メドレーの最後は、アップアップガールズ(仮)&アップアップガールズ(2)の「アッパーカット」を、ももいろクローバーZ、朝日奈央、アイドルグループからは代表1人が参加し、総勢29名でのパフォーマンスで幕を閉じた。
時刻は20時を回り、総合司会・東京03の飯塚悟志の「8時過ぎだよ!全員集合!」の掛け声で始まったのは、ザ・ドリフターズの高木ブー&高城れにで「ON A LITTLE BAMBOO BRIDGE」。ダブル“たかぎ”によるウクレレで綺麗な音色を奏でた。続いて登場した「エロかっこいい」お姉さんこと倖田來未がほんわかした空気を一瞬で引き締める。最新リリース曲「Killer monsteR」を大勢のバックダンサーと共に大胆かつ妖艶なパフォーマンスで盛り上げた。MCの後、男性ソロアーティストとしても国内アルバム売上最高記録を持つ河村隆一が「名なし花」を披露し、続いて日本のみならず米国でもソロ公演を行う4人組ロックバンド・L'Arc~en~CielのHYDEが「ZIPANG」を熱唱。2人の大物ソロシンガーの圧巻のパフォーマンスにより再びボルテージは最高潮に。
次のMCコーナーでは夢グループでおなじみの石田社長と保科有里が通販番組風に進行していく中、今回ご紹介した商品はなんと保科有里の歌声。前代未聞のMCパートでの歌唱を終えると、夢スター春・秋による「ごめんなさい、ありがとう」、ZEROによる「NAROCO」が続けて歌唱された。
2回目の応援コーナーとして、数々の記録的ヒット作を手がける本広克行監督が演出する「機動戦士ガンダム〜はじまりのはじまり〜」へ突入。「機動戦士ガンダム」マチルダ役を務めた戸田恵子の生朗読で始まった「砂の十字架」をオーイシマサヨシが歌唱し、続いて玉井詩織がアコースティックギターで「哀 戦士」を弾き語り。さらに森口博子が「めぐりあい」を、そして最後は戸田恵子の「いまはおやすみ」を歌唱し生朗読でコーナーを締めくくった。40周年を記念して横浜に降臨した機動戦士ガンダム立像の映像やアニメ映像、そしてアーティストのパフォーマンスで、今の日本に元気と希望を与えてくれた。
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
アニメによる応援を受けた後は、夢の国対決へ。紅組は煌びやかな青のドレスに身を包んだ妃海風が「パート・オブ・ユア・ワールド」を思わず見惚れてしまうほど艶やかに歌い上げた。対する白組は、歌舞伎俳優で本楽曲が使用されている作品内では声優も努めた尾上松也が「俺のおかげさ」を熱唱。まるで夢の国にいるかと錯覚してしまうほどの美声でカメラの向こうをうっとりさせた。
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
ももクロとの親交が深いタレントの中山秀征による応援コメントの後、今年大物アーティストとのコラボなど活躍がめまぐるしかったHIP HOPユニット・Creepy Nutsが「かつて天才だった俺たちへ」をポップに歌唱。これを受け、冬の女王との名で呼ばれることもあるシンガーソングライター・広瀬香美が百田夏菜子と大ヒット曲「ロマンスの神様」をデュエットし、2人の世界観を届けた。
紅組からは、ダウンダウンももクロバンドでもおなじみの加藤いづみが登場し、「好きになって、よかった」をしっとりと歌い上げた。白組からは、森口博子が機動戦士ガンダムの映像を背景に「君を見つめて-The time I’m seeing you- / with 本田雅人」と「水の星へ愛をこめて」の2曲をメドレーで披露し、ファンを虜にさせた。
ここで、「鬼滅の刃」に登場する嘴平伊之助をモチーフにした笑福亭鶴瓶より応援コメント&コーナー振りを受け、「今年の顔2020」がスタート。大ヒットドラマでの熱演も記憶に新しい“大物歌舞伎俳優”の市川猿之助が1年の総括と開幕宣言を行う超豪華なVTRが届けられると、サイプレス上野とロベルト吉野の進行に乗せて、TikTokで人気の川崎鷹也や703号室、コスプレイヤーのえなこなどが大集合。「鬼滅の刃」アニメ主題歌の「紅蓮華」をピアニストYouTuber・ハラミちゃんの演奏でファーストサマーウイカがカバーし今年の顔を全面に出していくと、佐々木彩夏の「仕事しろ」を年末Ver.にアレンジした「仕事した」に合わせ福岡ソフトバンクホークスの石川柊太投手がダンスを披露した。さらには、KANAKOOが登場し瑛人の「香水」を気持ちよく歌い上げた。最後にはTikTok発シンガーソングライター・ひらめが世間を魅了し続けている「ポケットからきゅんです!」を披露し、「今年の顔2020」出演者全員で「きゅんポーズ」を決めた。最後は再び市川猿之助のVTRコメントが映し出され、日本に笑顔を届けた。
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
「今年の顔2020」が終了すると、今年アニメの放送が開始されるなど飛躍し続けている音楽原作キャラクターラッププロジェクト・ヒプノシスマイクによる、この歌合戦のためだけに作られた『特別応援ラップ』映像が流れ、ラップで日本を盛り上げた。
記者会見で歌唱の順番が後の方になってきていることをいじられていた総合司会の東京03・角田が、長渕剛の「HOLD YOUR LAST CHANCE」をハートフルに熱唱すると、次にステージに現れたのは大物師匠ことビートきよし。昨年歌うことができなかった「浅草キッド」を歌おうとした時、再び芸人軍団が登場し熱湯風呂に入っている間だけ歌えるというシステムで再挑戦。芸人軍団が頑張る中、今年日本中に笑いを届けた“芸能人大物YouTuber”の江頭2:50が空気を入れ続けたバランスボールを持って乱入。ステージ上はパニックに陥り、今年もビートきよし師匠は歌えずじまいとなったが笑いに包まれた。
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
興奮冷めやらぬ中、カウントダウン生配信ライブ中のさだまさしと中継が繋がり「奇跡2021」を熱唱し、続いて今年で2回目の出場となった泉谷しげるは「春夏秋冬」を燻し銀の歌声で響かせた。雰囲気は一転し、自身でもフェスなどを開催するなど活動の場を広げている西川貴教が大人気スマホアプリゲームのCM曲としても使用された「As a route of ray」を圧倒的な歌唱力で魅了した。これに対してシンガーソングライター・NOKKOは、昨年大好評だった佐々木彩夏の美しいコンテンポラリーダンスに合わせて「人魚」を熱唱し、輝き続ける歌声で魅了した。
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
史上最多出場者数を迎えた「第4回 ももいろ歌合戦」最後の対決。紅組からは昨年もトリを務めた松崎しげるが、ももクロライブでもお馴染みの「愛のメモリー」をパワフルに歌い上げ最後の対決にふさわしい歌声を披露。対する大トリとなる白組は、2021年3月12日(金)に公開が決定した映画「すくってごらん」のコラボレーション企画として、尾上松也さん演じる「香芝誠」と百田夏菜子演じる「生駒吉乃」が、映画の衣装であるスーツと浴衣姿で登場。この歌合戦で初披露となる劇中歌「この世界をうまく泳ぐなら」を百田夏菜子のピアノ生演奏に合わせてデュエットした。歌合戦のためだけに真壁監督が編集した特別映像と一緒に美しいハーモニーが響き渡り、幕を閉じた。
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
全てのパフォーマンスが終了した後、ABEMAの視聴者による投票とSNS投票が集計され、白組の勝利が決定し連覇を達成した。百田夏菜子が優勝旗を受け取ると、最後は水前寺清子を中心にももいろクローバーZと泉谷しげる、西川貴教、NOKKO、松崎しげる、尾上松也と芸人軍団で「三百六十五歩のマーチ」を大合唱。初の無観客開催となるも出演者の気持ちのこもった歌声で日本に元気を届けた「第4回 ももいろ歌合戦」は大団円で幕を閉じた。
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一
歌合戦終了後、ももいろクローバーZ 2021 LIVEがスタート。年末の風物詩となった「行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-」で今年も見事年越しを迎えた。その後は、新曲「PLAY!」や、冬の人気曲「今宵、ライブの下で」、2021年1月13日リリースの劇場版『美少女戦士セーラームーン Eternal』の主題歌「月色Chainon」をパフォーマンスし、この歌合戦のテーマにふさわしい日本に笑顔を届ける『ニッポン笑顔百景』でラストを飾った。
『第4回 ももいろ歌合戦』より (C)上飯坂一