新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』DVD&BDがいよいよ発売 火の7日間で世界を焼き尽くした「巨神兵」が登場する名シーンが公開
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新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』より場面写真 (C)松竹株式会社
2021年1月20日(水)、ジブリがいっぱいCOLLECTION スペシャルより、新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』(新橋演舞場にて2019年12月6日(金)~12月25日(水)上演)ブルーレイ(2枚組)がいよいよ発売となる。
主人公ナウシカを演じたのは尾上菊之助、ナウシカと対する皇女クシャナを演じたのは中村七之助。次世代を担う歌舞伎俳優二人をはじめ豪華歌舞伎俳優が集結した本作の発売に際し、火の7日間で世界を焼き尽くした旧世界の兵器「巨神兵」が登場する必見の名シーンが公開された。
特別映像:新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』本編みどころ(2)
●世界を焼き尽くした旧世界の兵器「巨神兵」が蘇る
巨大な産業文明は火の7日間と呼ばれる戦争によって滅び、大地のほとんどは巨大な蟲が生き、有毒な瘴気を発する菌類の森、腐海に覆われた。それでも人間同士の争いは止むことがなく、トルメキア王国と土鬼(ドルク)諸侯国連合帝国の2大国が対立している。そして、土鬼帝国の聖都・シュワの奥深くでは、<火の7日間>で世界を焼き尽くした兵器「巨神兵」が目を覚まそうとしていた…
怪しく光る巨神兵と対峙するのは皇兄・ナムリス(坂東巳之助)。弟・ミラルパ(坂東巳之助/二役)を亡き者にして土鬼神聖皇帝の座についたナムリスは、旧世界の兵器を手中にし、世界をも手に入れるべく動き出す。敵役に用いられる青色の隈取と、大きな一つ目が象徴的にデザインされた鮮やかな装束という歌舞伎ならではの出で立ちで、観客に鮮烈な印象を残した。
●旧世界の英知を封印した「墓所」と「巨神兵」の壮絶な戦い
旧世界の英知を封印したシュワの「墓所」。一面古代文字で覆われたシュワの墓の主は、ついに辿り着いたナウシカ達に世界の再建について語りかける。この声を担当したのは重要無形文化財保持者(人間国宝)の中村吉右衛門。重厚な声色は英知の深さとその存在の大きさ、重要さを表現している。
世界の再建の秘密を知り、それでも墓所を倒し、闇へ帰すことを選択したナウシカ。本作では蘇った旧世界の兵器「巨神兵オーマ」と、シュワの「墓所」との戦いを、それぞれ「オーマの精」(尾上右近)と「墓の主の精」(中村歌昇)として顕現させることで表現。有名な「連獅子」をモチーフに、紅白の頭をつけた獅子が豪快な毛振りを見せる群舞と、唄や三味線といった歌舞伎音楽で語られる最後の戦いは、まさに原作の世界観と古典歌舞伎の表現が見事に融合したシーンとなっている。
発売されるブルーレイ、DVDには、昼の部を前編、夜の部を後編として収録。封入特典は、数々の名場面を収めたフォトブック(32P)、そして、「製作発表会見」や「千穐楽カーテンコール」、「尾上菊之助インタビュー~あきらめない心、ナウシカへの挑戦~」なども映像特典として収録される。
リリース情報
作歌舞伎『風の谷のナウシカ』BDジャケット (C)松竹株式会社
特製リバーシブル・ ジャケット仕様
新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』 BD三方背ケース写真 (C)松竹株式会社
ブルーレイ(展開図)三方背ケース
■発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン