バリアフリーと多言語で鑑賞できるオンライン型劇場『THEATRE for ALL』、第二弾配信作品・ラーニングプログラムを発表
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株式会社precogが文化庁とともに主催するオンライン型劇場「THEATRE for ALL」(シアター フォー オール)の第二弾配信作品・ラーニングプログラムが発表された。
「THEATRE for ALL」は、日本で初めて演劇・ダンス・映画・メディア芸術を対象に、日本語 字幕、音声ガイド、 手話通訳、多言語対応などを施した動画配信プラットフォームで、2021年2月5日(金)のサービス開始以降、オリジナル作品を含む映像作品約30作品、ラーニングプログラム約30本の配信を予定している。
【問いをもち冒険しよう!解説動画『2つのQ(キュー)』】
作品を感じたり、 解釈したりするためのひとつのウォーミングアップとなる解説動画『2つのQ』では、鑑賞者が作品を感じ考える “Qエスチョン(問い)” を持ったり、考えたことを行動に移し “Qエスト(冒険 )”したくなる動画を多数ご用意しています。作品をつくったアーティスト本人や、作品を見るために大切な視点を提供してくれるゲスト解説者などが登場。 自分だけでは気づかなかったような新しい視点を得ながら作品を理解することができます。
【体を使って、 考え、 学び、 繋がれる。 参加型ワークショップ】
参加型ワークショップでは、実際に身体を動かしながら、作品自体や作品から広がる世界について学んだり、自分たちが感じる世界をより深く探求するようなワークショップを対話型で行います。参加者とアーティストが近い距離感で出会うことができたり、これまで出会ったことのない誰かと繋がったり、視点を交換したりできるのは、THEATRE for ALLラーニングならではの特徴です。
【ドキュメンタリー】True Colors FASHION ドキュメンタリー映像「対話する衣服 」-6組の"当事者"との葛藤 -
撮影:LILY SHU
デザイナー×モデル(6組):斎藤幸樹×カイト、 SiThuAung×アオイヤマダ、 市川秀樹×大前光市、 タキカワサリ×ちびもえこ、 田畑大地×葦原海、 八木華×須川まきこ
アドバイザー:山縣 良和(ここのがっこう)
監督: 河合宏樹
「ファッションデザインの役割とは、様々な個性と生き方を拡張し、 新たな人間像を表現することにある。僕は今回今まで味わったことのない人間像を目の当たりにした。」 ―山縣良和(ここのがっこう) 気鋭の若手ファッションデザイナーを世界に輩出し続ける私塾「ここのがっこう」。 本作では、卒業生と在校生から選抜された6人のデザイナーが、 6人の異なるモデルに向き合って作品制作に挑んだ。監督は「うたのはじまり」で知られる河合宏樹。作品完成までの数 ヶ月、 悪戦苦闘しながらもそれぞれの個性に向き合った姿を記録した。★字幕あり、 英語字幕、 日本語音声ガイド
【映画】中村真夕「ナオト、 いまもひとりっきり」
2015年に公開された話題作「ナオトひとりっきり」から5年。福島の全町避難になった町に一人で動物たちと残り続けた男・ナオトのその後は?犬、猫、ポニー、ダチョウ、牛たちはどうなった?帰還できる町になった富岡町の今は?原発事故に翻弄され続けた男の生 きざまに迫る! 日本だけでなく、 海外でもロングラン上映された話題作の待望の続編。★聴覚障害向け日本語字幕、 英語字幕、 日本語音声ガイド、 英語音声ガイド
【メディア芸術】和田永「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」
Photo by Mao Yamamoto
2017年11月、本来の役目を終えたブラウン管テレビ、扇風機、エアコン、掃除機、ドライヤーなどが”家電楽器”となり、東京タワーの麓に集結。五角形の巨大やぐらを囲み、 家電が奏でる祭ばやしにのせて踊る《電磁盆踊り大会》が執り行われた。アーティスト和田永が中心となり、役割を終えた電化製品を新たな楽器へと蘇生させ、オーケストラを形づ くるプロジェクト「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」が生んだ前代未聞の奇祭が映像化!★多言語字幕(日・英・中・スペイン・ポルトガル)、 日本語音声ガイド
【ドキュメンタリー】KYOTO EXPERIMENT 2021 SPRING 開催に向けてのドキュメンタリー(仮)
(C)小池アイ子
今年で11年目を迎える「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」の開催までを追うドキュメンタリー。新型コロナウイルス感染症の影響により、文化芸術のあらゆる形態が影響を受け、フェスティバルというシステムや鑑賞すること自体をも問い直す必要性に迫られたこの特殊な状況下で、いかにしてフェスティバルを構築し、舞台芸術の未来に向けた可能性を提示するのかに迫る。★聴覚障害向け日本語字幕、 英語字幕
【映画】太田信吾「サンライズ・ヴァイブレーション」
(C)Hydroblast
新型コロナウイルスによる外出自粛により運動不足や精神的失調を訴える人が増加するなか、「肛門日光浴」を実践するミュージシャンの男性がその一風変わったアクションでうつ病や引きこもりの人々を勇気付けてゆく物語。★英語字幕、 聴覚障害者向け日本語字幕・音声ガイド、 手話通訳
【映画】東陽一「絵の中のぼくの村」
誰にもある心の風景を舞台に描く不滅のファンタジー映画。原作は、絵本作家である田島征三の自伝的エッセイ「絵の中のぼくの村」(くもん出版刊)。 ふたごの兄・征彦もまた絵本作家。二人が生涯で一番大切で楽しい想い出と語る、高知での少年時代のエピソードに、原作にはなかった三人の老婆や伝説の妖怪を登場させ、物語をいっそうファンタジックなものにしている。★聴覚障害向け日本語字幕、 音声ガイド
【メディア芸術】毛利悠子「I/O」
撮影:新津保建秀
流れるロール紙が取り込んだ空間の情報が、電気信号に変換され、配置されたオブジェを動かす。展示環境をスキャンする本作は、人工と自然が織り成す独自の生態系にも喩えら れる。THEATRE for ALLでは、この毛利の代表作を映像化。詩人・大崎清夏と映像作家・玄宇民とのコラボレーションにより、アート作品を知覚するとはどういうことか?という問いへ挑む。★音声ガイド、 聴覚障害向け日本語字幕、 英語字幕
【演劇】たんぽぽの家アートセンターHANA「僕がうまれた日」
撮影:仲川あい
「たんぽぽの家アートセンターHANA」が毎週行っている演劇プログラム「HANAPLAYの中で創作された作品。 参加している障害のあるメンバーがそれぞれに経験した出来事と、かつて共に演劇を創作し、数年前に突然この世を去った仲間の人生を重ね合わせてで た物語。★聴覚障害者向け日本語字幕、 英語字幕
【舞台】「朗読劇 #ある朝殺人犯になっていた」
藤井清美がネット化した現代の闇をユーモラスにミステリー仕立てに描いた新作小説「#ある朝殺人犯になっていた」。U-NEXTで電子書籍として配信されたのち、 11月にU-NEXT初の紙の書籍として出版されたばかりの話題作。この小説を戯曲化し、ステージングと生演奏、映像を使用した新感覚朗読劇を目指す。★手話通訳、 音声ガイド
【舞台】金原亭世之介&RAGG 落語ミュージカル「お菊の皿」
(C)2018 King Production Co.Ltd.
芸歴四十余年の金原亭世之介の噺の力とRAGGの楽曲の美しさが魅せる驚きのパフォーマンスで多くの人々を虜にしてきた、 落語とサンバ系ロック音楽のジョイントステージの「落語ミュージカル」。本作は、 古典落語「お菊の皿」を金原亭世之介風にアレンジし、幽霊と江戸っ子の恋愛物語にまで発展させた笑って泣けるトライアル公演。★聴覚障害者向け日本語字幕、 英語字幕
【舞台】劇団わらび座 ミュージカル「ジパング青春記 ―慶長遣欧使節団出帆―」
宣伝美術:澁谷和之(澁谷デザイン事務所)
石巻の浜辺。年老いた雌猫が子猫たちに語り出す。400年前、この地を襲った大地震と大津波。その傷を乗り越えた一隻の船と、一人の青年の物語。慶長の大津波から2年後、伊達藩から出帆した遣欧使節団の情熱と、東日本大震災からの復興の思いを重ね合わせ、人々が悲しみ の中から希望を取り戻して生きていく姿を描く。宮城の郷土芸能・鹿踊りや和太鼓、日本の伝統芸能と、多彩な楽曲が融合するオリジナルミュージカル。★聴覚障害者向け日本語字幕、 英語字幕