義足のダンサー・大前光市らが出演 横浜赤レンガ倉庫1号館で特別なコンサート『きこえる色、みえる音』が有料ライブ配信で開催
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大前光市
2021年1月26日(火)横浜赤レンガ倉庫1号館 3階ホールにおいて、『次世代育成インクルージョンコンサート「きこえる色、みえる音」』が開催される。
「きこえる色、 みえる音」は、横浜みなとみらいホールと東京藝術大学COI拠点が協働して企画する特別なコンサート。あらゆる障がいを超えて、すべての人がアートに触れる機会を提供するボーダーレス・コンサートとなる。
義足のダンサー・大前光市と三味線奏者・本條秀慈郎によるコラボレーション、クラシカルDJ・水野蒼生によるエレクトロニック「運命」、この豪華アーティストで実現する次世代の新感覚パフォーマンス・プログラムはタイトルが表すように、 音を"聴く"だけではなく、 様々な感覚で体感できるようなボーダレスなパフォーマンスを繰り広げる。
1st. stageは、大前と本條によるコラボレーション。三味線の音色に合わせ、身体全てを使って魅せる大迫力のパフォーマンス、楽器の音色を視覚でも楽しめるアプリ「OtOmi」で音に反応して次々と形を変えて現れる映像にも注目だ。
2nd. Stageは、ベートーヴェンがロックスターに大変身。クラシカルDJ・水野とエレキ合奏団がおくる現代版ベートーヴェン交響曲第5番「運命」が披露される。
過去の公演から
本公演は、横浜みなとみらいホールの大規模修繕工事(期間:2021年1月から2022年10月まで)に伴う長期休館のため、会場を横浜のランドマーク的存在である横浜赤レンガ倉庫1号館に移し、新型コロナウイルス感染拡大状況を鑑み、無観客ライブ配信で開催される。
横浜赤レンガ倉庫1号館 外観
出演者プロフィール
(左から)大前光市、 本條秀慈郎、 水野蒼生
大前光市(ダンサー)
交通事故で左足を失った義足のダンサー。 大阪芸術大学 舞台芸術学科 舞踊コース卒業。
Chacott「トリピュア」イメージキャラクター。 しながわ2020スポーツ大使。 岐阜県より芸術文化奨励賞を授与。
左足を失ってからクラシックバレエやコンテンポラリーダンス以外に、 ピラティス、 男子新体操、 武術、 日本舞踊、 スレッド、 ボーンブレイク、 タットなどのトレーニングを受ける。 30歳を過ぎてから国内外のコンクールにて多数の一位を受賞。 宮本亜門、 鼓童、 山本寛斎、 Ai、 MIYAVI、 SAM、 はるな愛、 白石加代子、 宗次郎(オカリナ奏者)、 津村禮次郎(能楽師)、 森山開次、 AlessioSilvestrin、 近藤良平、 平山素子、 辻本知彦らと仕事をし国内外の舞台だけでなく、 テレビ、 ラジオ、 CM、 GQなどのファッション雑誌やメディアへの出演も多数。
本條秀慈郎(三味線奏者)
本條流家元本條秀太郎氏に師事し本條秀慈郎の名を許される。 津軽三味線を長谷川裕翔氏に師事。 三味線を故杵屋勝芳壽氏に師事。 国内の他、 アメリカ、 ヨーロッパ、 アジアの各地で演奏活動を行う。 作曲家 坂本龍一、 藤倉大とのセッションや、 ソリストとしてオーケストラや室内アンサンブルとの共演も多数。 他ジャンルとの融合、 試みも多く舞踊家の平山素子、 デザイナーのLeeroy Newとも共演している。 NHK教育「日本の芸能」、 TV朝日「題名のない音楽会」等出演。 ブリタニカ国際年表2015に活躍が掲載された。 現在桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。
水野蒼生(指揮者/クラシカルDJ)
1994年生まれ。 2018年にクラシカルDJとして名門レーベル、 ドイツ・グラモフォンからクラシック音楽界史上初のクラシック・ミックスアルバム「MILLENNIALS-We Will Classic You-」をリリースしてメジャーデビュー。
同レーベルが主催するイベント「Yellow Lounge」の東京、 そしてベルリン公演に出演。 ザルツブルク・モーツァルテウム大学 オーケストラ指揮及び合唱指揮の両専攻の第一ディプロム(学部相当)を首席で卒業。 欧州では2015年夏にザルツブルク州立歌劇場の音楽監督エイドリアン・ケリーのアシスタントを務め、 バートライヒェンハル管弦楽団、 南ボヘミア室内管弦楽団等のプロオーケストラを指揮する。