かてぃん・菊池亮太・けいちゃん・ござ、白熱のリハーサルに突撃! 『NEO PIANO CO.LABO.』第二弾“Invention”の見どころは?
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『NEO PIANO CO.LABO. “Invention”』
動画配信などで話題の若手ピアニストが一堂に会する、ラボラトリーライブ『NEO PIANO CO.LABO.』の第二弾、『NEO PIANO CO.LABO. “Invention”』が、2021年2月11日(木・祝)に、舞浜アンフィシアター(千葉県浦安市)より無観客配信ライブで開催される。出演は第一弾と同じ、かてぃん、菊池亮太、けいちゃん、ござの4名。無観客配信ライブの様子は、イープラス「Streaming+」にてストリーミング配信されることが決まっている。本番に向けて東京都内でリハーサルを行うメンバーに、意気込みを聞いた。
――初めての配信ライブから7カ月。第二弾に向けて白熱したリハーサルが続いていますね。今回もバリエーション豊かな選曲ですが、それぞれ演奏したいと提案した曲があったと聞きました。
菊池:はい。(第一弾の)Zepp Hanedaで演奏した曲はある意味、それぞれが手の内にあった曲でもありました。今回は“Invention”というコンセプトもあるので、前回と違う挑戦的なものを選んでいます。例えば『Lingus』(Snarky Puppy)とか。
けいちゃん:面白いよね。『Lingus』は第一弾が終わって、練習をしているときから、「この曲を4人でやったら面白いなー」と思って選びました。
菊池:お前かよーー!!!(笑)。
けいちゃん:難しくて、まだ攻めきれない感じ……。妥協無しで選曲したので、まだまだこれからという感じだよね。
かてぃん:今回新しくパーカッションが加わったのですが、それを聞いて真っ先に浮かんだ曲をやりたいと思います。めちゃくちゃ楽しいです。僕は、今回選んだ曲の多くを大学時代にやったことがあって、だから過去の経験が生きているなと思ってる。
菊池:マジかよ。いいな。もう複雑すぎて、身体で覚えるしかない!と思う曲もあるよ……。でも、自分も大学時代に戻ったような感覚がある。学生時代、大変な曲を「ヒーヒー」言いながらやっているような。「しんどい」って言いながら、でもすごい楽しい感じも、当時の感覚だよね。
ござ:うん。奏者目線で楽しい曲が多いし。自分以外のメンバーが、自分自身の置かれている環境でどんなことをしてくるのかが、前回やったことでとても良く分かったし。だから、それぞれの魅力が最大限に活かせるような選曲になっているよね。
かてぃん:うん。大学時代みたいに楽しいけど、スタッフさんがいてくれるから、後片付けしなくて良いのも良いよね(笑)。
――リハーサルも、誰かがソロ演奏をしていると手拍子で盛り上げたり、創り上げている音楽を楽しんでいる様子がうかがえました。
菊池:まず、自分たちが楽しみながら演奏していますね。
リハーサルの様子
――ござさんはオリジナルの曲を演奏されるとか。ござさんの曲を聴くのが、いまからとても楽しみです。
ござ:はい、バンドと一緒にオリジナル曲を初めて演奏します。他の人の曲を弾くことはいっぱいあったけど、自分で作った曲を弾くのは初めてなので、すごい楽しみです。
――第一弾もすごい盛り上がりで、演奏後に、「メガネが曇った」とおっしゃっていましたが、また曇ってしまうかもしれないですね。
ござ:そうですね。これだけの規模で演奏する機会は、あまりないので楽しみです。
――リハーサルでは、前回から大幅にパワーアップされていると感じました。新しい試みがありますか?
かてぃん:新曲もやりますし、あと前回はけいちゃんと僕とで共演しましたが、けいちゃんとござさんとか、僕と菊池さんとかそれぞれ違う組み合わせでも演奏する予定でいます。
――新型コロナウイルス感染防止の観点から、今回も無観客での配信ライブになります。無観客だからこそできることなど、前回やってみて感じたことも含めて何かありますか。
けいちゃん:僕は無観客での配信ライブを2度(4人とソロで)経験しているのですが、お客さんが目の前にいなくても、画面の向こう側にはいるんだということを感じながら演奏しています。
菊池:うん。お客さんがいなくても、熱量を感じることはできるよね。お客さんがいるライブだと、その空気もあって多少演奏が雑になってもかっこいいみたいなところもあるけど、配信だと詰め切れていないとちょっとなって。音楽的には細部まで緻密に詰めることができるので、修行になると感じます。
けいちゃん:配信の方が、より洗練される感じがする。
前回公演より
――本番に向けて、まさに詰めている真っ最中と思います。2度目の共演ということで最初の頃と比較して変化はありましたか?
かてぃん:前回は手の内が分からなかったけれど、いまはお互いの性格からどんな感じ、とかもつかめるようになったのが大きな違いです。この曲のこの部分、菊池さんならこう弾くだろうって予測もできるようになったし。
菊池:えー、本当。じゃあ予測されている180度違うことをやった方がいいかな?
かてぃん:それも楽しんでやれると思う。期待通りのものが来ても、真逆でも。
菊池:ピアノ界の上島竜兵としては、どうしたらいいだろう(笑)。
かてぃん:4段階落ち、みたいな??(笑)
――コラボバトルに、新曲などなど、盛りだくさんですね。ほかにも会場がある”舞浜”をイメージした曲もあるとか??
菊池:会場から近い、東京ディズニーランドでおなじみの『エレクトリカルパレード』を意識した曲もあります。僕はシーにしか行ったことないんですけどね(笑)。
――ライブのコンセプト『Invention』は、”発明”という意味がありますね。音を合わせて、意見を交換していくリハーサルの様子は研究室のよう。発明の連続でした。
かてぃん:お互いのことが分かってきたことや、好奇心が「もっと」っていう気持ちにさせるのだと思います。
ござ:今回僕らがやることは、1つのマイルストーンだと思っています。電話や蓄音機など、発明当時から形を変えて、いまに残っているもののように。僕らがやっていることが、後世の人のためになったらいいなと。
菊池:いまは新しいことでも、10年後にはそうじゃないかもしれないもんね。視聴環境とかも、いまは画面があるけど、この先には画面なんてなくなるかも。どんどん変わるかもしれない。
ござ:うん。本番までの間に、みんながいま持っているものを出し合って、ブラッシュアップして、「発明だ!」と感じてもらえるようなステージを見せたいよね。
前回公演より
――コロナ禍で配信ライブという形が生まれ、いまみなさんはその中で最先端にいます。多くの人から、「どんな”発明”を見せてもらえるのだろう」と憧れの存在になっているのではないでしょうか。
菊池:一生懸命やっていて、自分が楽しいと思うことが、聴いてくれる人に「楽しい」と思ってもらえることは幸せなことだと思っています。中高生でピアノにのめり込んで、「かっこいい曲だな」「弾けて気持ちいいな」っていう感覚をずっと持ち続けてやっている。大人になったいま、その子ども時代の気持ちをずっと持ち続けることは難しいんだなと感じています。色んな経験をすると、感動しなくなってくるっていうのかな。ずっと高揚感を持ち続けること。〝発明〟するためには、好奇心と向上心を持ち続けることが大事なんだって思っています。
かてぃん:インストゥルメンタルでこの規模でライブをしている人は多くありません。有名になった人の責任は、ずっとかっこよくあり続けることだと僕は思っています。なので、第二弾はさらにかっこよく。自信を持って全力で楽しんでいる姿を見せたいです。
けいちゃん:憧れてくれている人には、ありがたい気持ちです。4人ともつらい時期があって、いまがある。つらかった時期を乗り越えたから、いま全力で楽しめているんだと思います。だから、いまもし「つらいな」と思っている子がいたら、「先には楽しいことが待っているよ」と伝えたいですね。
3人:いいこと言うなぁ(笑)。
ござ:僕は憧れていてくれる人に、「聴いてくれてありがとう」と感謝の気持ちを込めて演奏したいです。やっている僕らがとても楽しいので、その思いが伝わればいいなと思います。
『NEO PIANO CO.LABO. “Invention”』の配信開始は、2021年2月11日(木・祝)18:30より。なお、『NEO PIANO CO.LABO. 』第一弾は、メンバー4人の副音声付き完全版が、現在イープラス「Streaming+」にてアーカイブ配信中だ。
取材・文=Ayano Nishimura
配信情報
②視聴券+スペシャルファンブック2冊(ファンブック2冊付き):11,000円(税込・送料別800円)
詳細・お申し込み:https://nepilab-goods.net
YOUTUBE:https://www.youtube.com/user/chopin8810
YOUTUBE:https://www.youtube.com/channel/UC49Kaj6V3vBLsAZnAlDDVSw
YOUTUBE:https://www.youtube.com/channel/UC_DopZ9OANqNGho0wFwADqA
■ござ
YOUTUBE:https://www.youtube.com/user/qbqnqsquq
配信情報
配信:イープラス・Streaming+
アーカイブ期間:〜2021年9月25日(土)23:59
発売期間:2020年9月26日(土)17:00〜2021年9月24日(金)23:59まで
主催:イープラス・ライブエグザム