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変面と日本舞踊・筑前琵琶のコラボ 日中の伝統芸能が融合した合作劇『羅生門』がオンライン配信

2021.2.4
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舞台

日中合作劇『羅生門』

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2021年2月9日(火)より、日中合作劇『羅生門』がオンライン配信される。日本と中国の伝統芸能の名手3名が夢の競演を果たして評判を呼んだ、一夜限りの幻の舞台がオンラインで復活する。

日中合作劇『羅生門』は、歌舞伎の演目として知られる『戻橋』のストーリーを基にした渡辺綱が活躍する鬼退治の物語。主催は一般社団法人アジア芸術文化促進会で、彼らの活動の一環でもある「日中の伝統芸能の融合」を目指して企画された。2019年10月26日(土)に東京都豊島区・南大塚ホールにて初上演された本作は、一夜限りの舞台として大きな反響を呼び、その後、継続的な上演を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大により計画は頓挫していた。今回のオンライン配信は、コロナ禍が長期化するなか、本作の魅力を広く伝えたいと決定したもので、2020年12月に撮影・収録。日本語字幕を付け、通常の舞台では見られないカメラワークを盛り込むなど、さまざまな工夫が凝らされているという。

日中合作劇『羅生門』

日中合作劇『羅生門』

本作の注目のひとつが、中国の「変面(へんめん)」。四川省の伝統芸能「川劇(せんげき)」で演じられる技で、一瞬でお面が変わる、テレビや各種イベントでも人気のパフォーマンスだ。この「変面」を、日本舞踊や歌舞伎の要素とミックスして鬼役・姫役を自在に操り表現。さらに筑前琵琶の演奏・語りと掛け合わせ、鬼の心情や場面情景を巧みに表現して物語を展開。日中伝統芸能の特徴を生かし、異色のコラボレーションで創り上げた。

出演は、アジア芸術文化促進会代表を務める、「変面」の名手・王文強(おう・ぶんきょう)。長年に渡り歌舞伎・日本舞踊の世界で活躍し、伝統芸能のコラボレーションに積極的に取り組む音羽菊公(おとわ・きくひろ)と、筑前琵琶日本旭会大師範で、国内のコンクールでも多数の受賞歴を誇る石橋旭姫(いしばし・きょくき)。

公演情報

日中合作劇『羅生門』オンライン配信
公演名称:一般社団法人アジア芸術文化促進会企画公演
演目:日中合作劇『羅生門』
川劇「変面」(王文強)、日本舞踊(音羽菊公)、筑前琵琶(石橋旭姫)
※( )内は出演者名
所要時間:約90分
配信期間:2021年2月9日(火)20時〜2月16日(火)23時59分
※上記期間中はアーカイブ配信で何度でも鑑賞可能
料金:1,500円
配信販売期間:2021年1月9日(土)10時~2月16日(火)21時
一般社団法人アジア芸術文化促進会:https://www.asiaac-pa.com/
共催:伎音戯座、橘流筑前琵琶筑後旭会
後援:中華人民共和国駐日本国大使館文化部、中国文化センター、(公財)日中友好会館、(公財)長崎孔子廟中国歴代博物館、NPO中国留学生交流支援立志会