神木隆之介が漫画執筆に初挑戦 『アクダマドライブ』の漫画家・大柿ロクロウ氏に師事し『Rentaコミックス』に作品掲載へ
左から、大柿ロクロウ氏、神木隆之介
電子書籍レンタルサイト『Renta!』にて、俳優・神木隆之介が執筆したオリジナル漫画が掲載されることが決定した。作品は4月に同サイトのレーベル「Rentaコミックス」にて掲載される。
『Renta!』が企画制作・販売するオリジナルレーベル「Rentaコミックス」では、漫画家志望者の後押しとなる場を作るべく、商業執筆経験者向けの「Rentaコミックスパートナー漫画家募集制度」と、未経験者も対象とした「Rentaコミックス漫画家募集制度」を実施している。
神木隆之介
同サイトは、大の漫画好きで、『Renta!』のCMにも出演中の神木に漫画の執筆をオファー。神木は、「未経験の自分がチャレンジすることで少しでも漫画家を夢見る方々の後押しになれば」と、「Rentaコミックス漫画家募集制度」を活用した漫画執筆に取り組むこととなった。神木は、初の漫画執筆にあたり、原案だけなどではなく、自ら執筆することを申し出たという。「今回の企画で僕の描いているところを見てもらって、そんなに上手くない僕みたいな人でも応募できるんだ!と思ってもらえれば最高です」とコメントしている。
なお、神木が執筆する作品は、ほのぼの系四コマ漫画を予定。現在、神木は自身の公式YouTubeチャンネル「リュウチューブ」にて、作品に取り組む様子を公開。今後も『Renta!』コミックスパートナー作家で『アクダマドライブ』を連載中の大柿ロクロウ氏に教わりつつ、執筆する姿を配信していく予定だ。
また、漫画掲載に先駆け、神木考案のキャラクター設定画もお披露目。以前から「リュウチューブ」などに登場している「Rくん」、神木が実家で飼っていた甲斐犬をモチーフとし、小学生の頃から描いていたという犬の「なーすけ」、プライベートで考え方や性格に影響を与えているという親友からインスパイアされた「そーさん」の3体のビジュアルが公開されている。3体のキャラクターについて、大柿氏は「めちゃくちゃ神木ワールド!誰も思いつかない」とコメントしている。
右:なーすけ、左下:Rくん
そーさん
神木のコメントは以下のとおり。
神木隆之介
――実際にチャレンジしてみて。
難しかったです。最初は「キャラクターはこんな感じかな~」とジャンル・性格・役割・セリフ…といわゆるプロットみたいなものを考えました。本当に大変です・・・!でもその経験と時間は自分だけが感じられるものだと思いますし、達成感や上手くできた瞬間の嬉しさとか、そういうことも含めてぜひ経験して(Renta!の漫画家募集制度に)応募してほしいなと思います。
――登場するキャラクターについて。
Rくんは軽ーい気持ちで作ったキャラクターで、「本音」と「建て前」の「建て前」の部分を象徴していて、彼にいろいろ背負わせてみようと思っています(笑)一方で“なーすけ”というキャラクターは自分の気持ちに素直で、本当にしたいことを純粋に悪意なく行動に移せるキャラクター。Rくんとのギャップをつけました。
最後に(自身の親友からインスパイアされた)“そーさん”という大オチキャラが登場します。実は本人には言ってなくて勝手にいつもの呼び名“そーさん”という名前を使ってしまって申し訳ないので、メディアを通して謝罪したいです。(笑)僕の人生にとって必要不可欠な方で、僕の考え方や性格に影響を与えてくれている方。マンガ的に脚色はしていますが、彼のポジティブな価値観を皆さんにお届けしたいなとインスパイアされたキャラクターを作りました。
――Renta!の漫画家募集制度に挑戦してみたいという方や、漫画家を夢見る方に向けてのメッセージ。
僕は、落書き程度のものしか描いたことがなかったので、はじめはやっぱり少し不安でしたね。「キャラの描き方」みたいな本は持っていたのですが、その本自体のレベルも高くて途中で読むのをやめてしまって…。映画『バクマン。』に出演した際に練習はしたのですが作画担当の役ではなかったですし、やり方も何も分からないまま突っ込んでいくことになるなと。
でもお話を聞くと、商業出版経歴のある方のサポートがあることと、僕みたいに「やり方は分からないけど絵を描くのは好きだから挑戦してみようかな」という方が、絵、マンガ、アニメなどの世界に触れられるきっかけになれるなら嬉しいなと思いました。今回の企画で僕の描いているところを見てもらって、そんなに上手くない僕みたいな人でも応募できるんだ!と思ってもらえれば最高です。初心者なので拙いところがたくさんあるかもしれませんが、新しい経験をさせていただくきっかけでもあるので、僕が勇気をもって踏み込んでつくった作品を皆さんに見ていただけたら嬉しいですし、自分が一所懸命頑張ったものが残るというのは本当に素敵なことだなと思っているので、皆さんにも体験していただきたいです。