坂東玉三郎・尾上菊之助による、オンライントークショー『美しき女方の世界』 貴重な対談の様子を一部紹介
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(右から)坂東玉三郎・尾上菊之助 /(C)松竹
2021年2月13日(土)20時よりイープラス「Streaming+」にて配信される、『坂東玉三郎 尾上菊之助 オンライントークショー~美しき女方の世界~』。配信に先駆けて、貴重な対談の様子を一部紹介する。
歌舞伎界を代表する女方、坂東玉三郎。同じく女方、そして立役として活躍する尾上菊之助。本配信はそんな二人がオンライントークショーに初登場する歌舞伎ファン必見のスペシャルなもの。
今回のトークテーマずばり「女方」。女方を演じるにあたり大切にしていることはもちろん、日常生活で意識していることや歌舞伎ファンも気になる「芸の継承」への想いも玉三郎と菊之助がたっぷりと語る。約70分に及ぶ二人のトークでは、“女方は後ろ姿で魅せる”、“衣裳の重さは役の重さ”、“女方の型の継承は英語の発音を教えることに似ている”といった興味深い話が続出。また、これまでの女方がどのような歴史や人々の想いで守られてきたのか、これからどのように変わっていくのかを熱く語る場面もあり、多くの役を演じてきた二人ならではの目から鱗のトークはまさに永久保存版だ。
シネマ歌舞伎『京鹿子娘二人道成寺』
シネマ歌舞伎『京鹿子娘二人道成寺』
そして、玉三郎、菊之助の共演作といえばまず頭に浮かぶのがこれまで5度の再演を重ねる『京鹿子娘二人道成寺』。初演当時を「(玉三郎に)合わせようとしても力量や技術が全然追い付かず焦ってしまった」と当時を振り返る菊之助。そんなとき玉三郎からかけられたある言葉に心が軽くなったというエピソードも。公演当時二人の間でどのような会話があり、稽古、そして本番の日々をいかに過ごしたのかを知ることのできる貴重なオンライントークになっている。
シネマ歌舞伎『京鹿子娘二人道成寺』
シネマ歌舞伎『京鹿子娘二人道成寺』
2月19日(金)よりシネマ歌舞伎が上映される『阿古屋』公演時の思い出、そして2020年12月に歌舞伎座で上演され、急遽、菊之助が玉三郎の代役を勤めることとなった『日本振袖始』についても、コロナ禍での稽古の様子や、代役を演じた時の心境も語ってくれる。
シネマ歌舞伎『京鹿子娘二人道成寺』 (C)松竹
大河ドラマ「麒麟がくる」への出演も記憶に新しい玉三郎と様々な映像作品でも活躍する菊之助の二人による、歌舞伎界の歴史に残るといっても過言ではないスペシャルな対談の内容は本オンライントークショーで確認しよう。
シネマ歌舞伎『阿古屋』 (C)岡本隆史
なお、本配信はシネマ歌舞伎『阿古屋』の上映がスタートする2月19日(金)まで楽しむことが可能だ。
配信情報
※配信時間は70分程度を予定
■出演:坂東玉三郎、尾上菊之助
■聞き手:安東弘樹(フリーアナウンサー)
■配信場所:イープラス「Streaming+」
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※有料配信は、2月19日(金)20:00まで発売。
※配信開始後、配信終了後に購入の方も、2月19日(金)23:59までアーカイブ視聴ができます。
https://eplus.jp/utsukushiki/
上映劇場ほか詳細はこちら ⇒ https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/lineup/33/