浅草九劇がクリエイターのために設立したエンタメ賞『第2回・浅草九劇賞』を発表
浅草九劇(外観)
株式会社レプロエンタテインメントが運営する劇場・浅草九劇が、第2回・浅草九劇賞を発表した。
浅草九劇賞とは、2017年3月に芸能の聖地である浅草に開業した劇場・浅草九劇が「何かを創りたい!表現したい!発表したい!」というクリエイターのために設立したエンタメ賞。
今後の活躍に最も期待する作品・団体に贈られる【浅草九劇賞】、同劇場で初めて公演を行なった団体・個人限定で、最も新鮮さに溢れた作品に贈られる【浅草ニューフェイス賞】、最も魅力的なパフォーマンスをした個人に贈られる【ベストパフォーマンス賞】の3部門から構成され、期間内に浅草九劇で上演された作品・団体・出演者を対象に、毎年各賞が選出される。
賞の選考委員は、『浅草九倶楽部サポーターズ<うずまきの会>』法人会員、個人会員、浅草九劇の運営元である株式会社レプロエンタテインメント、浅草九劇スタッフにより構成され、上半期と下半期にそれぞれ選ばれた大賞作品の中から、通年の大賞作品が、浅草九劇の開業日である3月3日に選出。
今回発表された第2回は、2020年1月1日~12月31日までに浅草九劇で上演された作品・団体・出演者が対象とされ、コロナ禍において舞台の灯をけすことなく、果敢に挑戦し、素敵な作品を創りあげた団体に対し、【浅草九劇賞・特別賞】として、atlas(上演作品:『楽屋―流れ去るものはやがてなつかしきー』『YARNS』『I“ll Be Home For Christmas~クリスマスは家にいて~』)、GROUP THEATRE(上演作品:『ANJIN-A NAVIGATOR OF LOVE-』)の2団体に贈られる。(※【浅草九劇賞】【浅草ニューフェイス賞】【ベストパフォーマンス賞】3賞の該当者はなし)
【浅草九劇賞・特別賞】
atlas
atlas 代表・後藤まどか コメント
弊社にとってホームグラウンド、新たな創作を実験する場でもある浅草九劇。劇場空間そのものを熱狂的な場所に変え、まるでお化け屋敷のように何が出てくるかわからない、密なところでドキドキした興奮と感動を、そして小さな空間で贅沢な気持ちになるような創作を、と取り組んできた弊社にとっては、with コロナでの創作は根本的な改革が必要となってしまいました。毎回九劇の方々にご迷惑をおかけしながら、そして演出家、美術家、舞台監督をはじめ各セクションにご相談をし、カンパニーそしてお客様の"安全"を意識しながら、作品の世界観とどう共存していくか試行錯誤の連続です。お客様、カンパニーの皆さん、そして劇場の皆様にご協力いただいたからこそ今があることに感謝。今年も浅草九劇でまた新たな挑戦をし続けたいと思います!
上演作品
・『楽屋―流れ去るものはやがてなつかしきー』(atlas)
・『YARNS』(atlas)
・『I“ll Be Home For Christmas~クリスマスは家にいて~』(atlas)
【浅草九劇賞・特別賞】
GROUP THEATRE
GROUP THEATRE 主宰・梶原涼晴 コメント
コロナ禍のもと、本作品はある意味では命を賭けて、それが大袈裟だとしても、観劇によって派生するあらゆるネガティブを覚悟して九劇まで足を運んでくださったお客様によって実現できた、そう思っています。少しでも安心して観劇いただけるようにとお配りしたフェイスガードをしっかりつけて、静かに、そして優しく、私たちに力を与えてくださった皆様、本当にありがとうございました。舞台上から眺めたあの景色は生涯忘れません。
上演作品
『ANJIN-A NAVIGATOR OF LOVE-』(GROUP THEATRE)
詳細情報
浅草九劇(ホワイエ)