ヴァージン砧が、『KURARTH』で下北沢に初見参

劇作家・香椎響子の主宰するヴァージン砧（きぬた）が、2021年3月5日（金）～7日（日）、下北沢オフオフシアターで第4回公演『KURARTH』を上演する。作・演出は香椎響子、出演は安藤安按 (中野坂上デーモンズ）・倉里晴・藤原拓弥。上演時間は約70分。

劇団として、“演劇の街”下北沢で公演をおこなうのは今回が初とのこと。その意気込みを感じさせるコメントが届いたので、以下に紹介する。

空が空である理由を空で言える奴なんざそら空虚な空想家という訳でございます。しかしまあ空虚な空想家とかいう輩が迂遠ながら世界の輪郭を見つめているというのも食えんが又事実。机上の空論は果たして机上からはみ出すことを夢見続ける?行先は九龍(クーロン)かクローンか、メェ メェ ドリーの夢はドリーム。空つうことは穴の上。成程心のぽっかりづくりの名人では御座いませんか。 

ある時穴から舞い降りた大雷(おおいかづち)が轟いて死体を殴るわ蹴るわの宴。期待を託すわ刹那の唄へ。歌わせど喰らわせどわが暮らし楽にならざりなおクラース噛んで感電死！大雷のクラースは暮らし暗くし裏悔し。

兎にも角にも兎も亀も逃げ出す世界に暮らしているの、下界をズラして3秒待つの。