DOES、無観客配信ライブのチケットの詳細を発表 当日のライブレポート&写真も公開に
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DOES
復活後初となる配信ライブ『(R)evolution#0.5』を4月1日(木)20時より配信するDOES。その配信ライブの
合わせて、収録日のライブレポートと写真も公開された。
『(R)evolution#0.5』オフィシャルレポート
4月1日20時より配信される、DOESの1年越しとなる復活ライブ『(R)evolution #0.5』。
事前のアナウンスにもあったように、無観客かつ収録という形によるバンド初の配信ライブとなった今回。ここでは、その収録当日の模様をレポートする。
2020年元旦、バンドの再始動を宣言したDOES。この喜ばしい知らせとともに、新代田FEVERにて『(R)evolution #0』と題し、4月1日に復活ライブを行なうことも発表していたのだが、新型コロナウィルス感染拡大による非常事態宣言の発出もあり一旦開催を延期。さらにその後、いまだ収まらぬコロナ禍の影響によりライブを中止することに。そこからしばしの時を経て、今年1月、実に4年9カ月ぶりとなるニューシングル「道楽心情」をリリースした彼ら。「『銀魂』との縁で久々に音源をリリースさせてもらったのもあるし、復活宣言から間が空いちゃったけど、ちゃんとバンドが次に向かっていくことをみせていかないと、って思ったよね」と氏原ワタル(ヴォーカル&ギター)が話してくれたように、ついに待望の復活ライブが行われる運びとなったのだった。
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開演予定時刻3分前、楽器がセッティングされたフロアに姿を現した3人。輪になり気合入れの掛け声を終え、それぞれの立ち位置へとつく。事前収録とはいえ、基本的に一発録りであり、ゆえに会場内には、生配信と変わりない緊張感が漂っている。
3本のスポットライトが、メンバーそれぞれを浮かび上がらせると、3人が一斉に音を出し始める。一瞬の静寂から、ピンと張り詰めた空気をスパッと切り裂くようにギターが鳴り響き、赤塚ヤスシ(ベース)と森田ケーサク(ドラム)が重心の低い音を重ねていく。そして、ワタルの声がフロアに放たれ、「明日は来るのか」でライブは幕を開けた。2016年9月18日、赤坂ブリッツで行われた活動休止前ラストライブの最後のナンバーでもあったこの曲から、〈最高の今がある〉と力強く唄われる「KNOW KNOW KNOW」へと畳み掛け、改めてバンドの復活を宣言。〈またここから始めるんだ〉という3人の決意が伝わってくる、そんなオープニングとなった。
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明るく開放的な「サブタレニア・ベイビー・ブルース」や、メランコリックなメロディをじっくりと聴かせる「トーチライター」がプレイされた前半では、和の匂いを立ち上らせる旋律とエッジの効いたガレージサウンドと並び、DOESというバンドの核にある叙情性やポップネスをみせ、中盤では、「こんな状況でみんな大変だけど、こんな状況だからこそ、いつも心に道楽を!」と、最新シングル「道楽心情」をライブ初披露。これまで発表されたシングルを中心に、新旧織り交ぜた楽曲によってライブは進んでいく。
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一撃必殺のごとくズバッと鳴らされた「修羅」のイントロから、ライブはラストスパートへと突入。3ピースバンドならではのスリリングな音のぶつかりあい。そこから生まれる熱量が、フロア中に充満していく。頭を激しく振りながら一心不乱にタイトなビートを叩き出すケーサク、床スレスレの低い位置でベースを構えリズムを刻んでいたかと思えば、テンションの赴くまま、ステージのあちこちを練り歩きながらゴリっとした音を聴かせるヤス。そして時折勢いよく片足を上げながらも、まっすぐに前を見据えて歌を放っていくワタル――約4年半前まで、幾度となく見てきた光景が、今、目の前に繰り広げられていることに、〈嗚呼、これがDOESのライブだ!〉と心の中で快哉を叫び、拳を振り上げていた。
そして、ラストに向かって爆発力を増していくバンドの演奏にグイグイと引き込まれるなか、あっという間にライブは大団円となったのだった。
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実は今回、メンバーとしては、どうにか有観客でできないかと、ギリギリまでその可能性を探っていたという。しかし現況を鑑み、より多くのファンの人たちが安心して観ることのできる形がベストだという結論を出し、配信ライブを開催するに至った。「だから#1じゃなくて、#0.5にしたんだよね。#1は、ちゃんとお客さんの前でバシッとやれる時に」と、ライブタイトルの意図をメンバーは教えてくれたが、いつかライブハウスでDOESの音楽に直接触れられる日がくることを願いつつ、〈(R)evolution #0〉を土台に再構築して臨んだというこのライブで、新たな一歩を踏み出した彼らに、まずは拍手喝采を送りたいと思う。
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なお、このライブは、昨年予定していた復活初ライブと同日の4月1日、20時より配信スタートとなる。またアーカイブが1週間残るので、久しぶりにステージに立つ彼らの姿を、リアルタイムでなくとも、期間中であれば場所や時間を問わず見ることが可能だ。また、通常のライブでは体験出来ない、配信だからこそできる楽しみを提供したいというメンバーの思いから、配信
約4年半前、「ちゃんと生きて待っててくれよな」という言葉を残して去った彼らが、ふたたびステージへと帰ってきた。ようやくここから、DOESの次なる季節が始まる。
文=平林道子(音楽と人) 撮影=新保勇樹
配信情報
*Go Toイベント対象公演
配信開始日時:2021年4月1日(木) 20:00〜
歌詞字幕付き ¥3,500 (TAX IN)
歌詞字幕なし ¥3,500 (TAX IN)
イープラス Streaming+
アーカイブ配信 2021年4月8日(木)23:59まで
アーカイブ配信 2021年4月8日(木)23:59まで
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