『怖い絵』シリーズの著者が贈るクラシック・コンピレーション『怖いクラシック』の特設サイトがオープン
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『怖いクラシック』ジャケット
大ベストセラーである『怖い絵』シリーズの著者であり、2017年に上野の森美術館と兵庫県立美術館で開催され68万人を動員した『怖い絵展』の監修を務めたドイツ文学者、西洋文化史家の中野京子が監修・解説を手がけるクラシック・コンピレーション・アルバム『怖いクラシック』(2021年3月24日発売)の特設ページがユニバーサルミュージックの公式サイト内にオープンした。
サイト内では、作品概要、監修者プロフィールに加え、これをきっかけにオペラやクラシックに興味を持ったリスナーに向けて、クラシック初心者でも楽しめる関連CDが紹介されている。「白鳥の湖」や「カルメン」など、今回のコンピレーションに収録された楽曲をより掘り下げることができるタイトル別の作品や、『オペラを聴きたくて~美しい花々を愛でながら』、『誰も寝てはならぬ~珠玉のオペラ・アリア集』といった、オペラの名曲に焦点を当てたコンピレーションなど、興味の種類に合わせた入り口が用意されている。
これまで多くの美術解説書を発刊し、芸術作品を歴史的背景や人間関係から読み解く面白さを提唱した第一人者として知られている中野。今作では絵画という枠を飛び越えクラシック音楽の裏に隠された「怖さ」を紐解き、制作・作曲背景に怖い逸話が潜んでいるクラシックの名曲を自ら選曲した。CDに封入されたブックレット内には、中野が書き下ろした楽曲の解説が掲載されており、また、より立体的に音楽を楽しむため、楽曲それぞれに対して、関連のある絵画が1枚ずつセレクトされ、それらの歴史的な繋がりや共通点を多面的に楽しむことができる仕掛けが施された。
今回開設されたサイト内には「秘密の美術館」と銘打った購入者のみがアクセスできるページも設置され、このページには中野の解説をより楽しめるよう、クラシック音楽専門家による収録曲の内容や演奏アーティストの紹介・解説が掲載される予定だ。
『大人のための「怖いクラシック」オペラ編』(角川文庫)表紙
また、本作は角川文庫より3月24日(水)に発売される「大人のための『怖いクラシック』オペラ篇」とのコラボレーション作品となっている。書籍では『椿姫』『ホフマン物語』『カルメン』『蝶々夫人』など、コンピレーションでも取り上げたオペラ作品の楽しみ方や、原作の裏に秘められ物語や制作秘話などが綴られて、音楽ファンや『怖い絵』の絵画ファンにも楽しめる作品となっているという。
リリース情報
01. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
クリスティーナ・ドイテコム(ソプラノ) 他、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
ハーゲン弦楽四重奏団
シュターツカペレ・ドレスデン 指揮:小澤征爾
ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮::サー・ゲオルグ・ショルティ
モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団 指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
タティアナ・トロヤノス(メッゾ・ソプラノ)、ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)他、ジョン・オールディス合唱団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
ジュディス・ブレーゲン(ソプラノ)、フローレンス・クイヴァー(アルト)、シカゴ交響合唱団、シカゴ交響楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)、マーラー・チェンバー・オーケストラ 指揮:クラウディオ・アバド
ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)、フェニーチェ歌劇場管弦楽団 指揮:ロベルト・アバド
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、ユゲット・トゥランジョー(メゾソプラノ)、スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:リチャード・ボニング
レナータ・テバルディ(ソプラノ) サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団 指揮:トゥリオ・セラフィン
★絵画はオルセー美術館所蔵のブグロー「ダンテとウェルギリウス」や、ウィーン美術史美術館所蔵のヴィンターハルター「エリザベート皇后」など、一流画家による至宝の作品を掲載!
■コラボレーション書籍