gekidanU、『森下凜央個人企画「示ではなく禾。」Vol.1』と『家公演企画Vol.5「TREE」』を上演

gekidanUが、3月・4月に『森下凜央個人企画「示ではなく禾。」Vol.1』と『家公演企画Vol.5「TREE」』を拠点としている民家を改装したアトリエ「アトリエ5−25−6」で上演することがわかった。

gekidanUは2012年に遠藤遊を中心に結成された団体。メンバーは遠藤のほか、ヒガシナオキ、よりぐちりょうた、電気マグロ、鈴木明日歌、しろ。、森下凜央を含めた7名。野外劇、住宅での家公演を中心に「誰かの原体験になるモノをつくる」を根底に、言葉の力を重視し、「場所」とのつながりを意識した演出・創作が特徴。遠藤の旧住居である住宅を改造したアートスペース「アトリエ5-25-6」を運営し、劇場・稽古場としての貸し出し、プロデュース公演の実施や、毎年夏に開催している野外演劇フェス「弔EXPO」の開催など、演劇を行うための「ハード」を作っていくことを活動のもう1軸としている。

『森下凜央個人企画「示ではなく禾。」』は、2021年1月よりgekidanUに唯一の役者専任メンバーとして加入した森下凜央による企画公演。いち役者としての能力、創造性、団体としての可能性の向上を目的に、拠点である「アトリエ 5-25-6」で実施ごとにテーマを定め、gekidanUメンバー陣とともに行う。初回となるVol.1は、住宅や非劇場空間での上演を行っている「裃-這々」の過去作『ドーナツ・ホールに鯨が泳ぐ』を、森下凜央、鈴木明日歌の劇団女性メンバー二人で上演する。

そして「家公演企画」は、同じくアートスペース「アトリエ 5-25-6」での公演企画。2020年12月に行った『Vol.4「With Home」』では、2F/3F それぞれで異なる作品を同時開演で上演した。今回の『家公演企画Vol.5「TREE」』は「家の中に生えた1本の樹」という共通のモチーフの下、前回同様に2作品を上演する。