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早稲田大学演劇倶楽部出身のユニット・劇団スポーツが2年ぶりの新作公演『ルースター』を上演

2021.3.26
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舞台

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2021年4月21日(水)〜4月25日(日)花まる学習会王子小劇場において、劇団スポーツ #9『ルースター』が上演される。

2016年に旗揚げした劇団スポーツは、内田倭史、田島実紘、竹内蓮による早稲田大学演劇倶楽部(エンクラ)出身のユニット。本公演は2年ぶりの新作公演で、劇団スポーツは本公演を「屁理屈こねくり詭弁劇」と称している。

田島 実紘(脚本)コメント

脚本の田島実紘です。今回は朝が来る話です。友達と呑んでいて気づいたら外が明るかった。夢中でNetflixを見ていたら新聞配達の音がした。…というようなものではなく。穏やかな夜の闇に居心地良く包まれて…希望と絶望の朝日を待つ…そういうお話…。自分が何を言ってるのかわからなくなってきました…。何を言ってるのかわからないこの世の中で、何を言ってるのかわからない5人組が朝を待ちます。あなたは果たして理解できるのか…乞うご期待ください。

内田 倭史(演出・出演)

もしかすると今はまだ、演劇をやってる場合じゃないのかもしれません。でもやることにしました。自分たちのやっていることを正当化するために、誠心誠意、屁理屈をコネ続けます。少しでも笑っていただければ幸いです!

竹内 蓮(出演)

劇団スポーツ2年ぶりの本公演は目の前の事件から逃げる為、必死に夜明けを待つ人たちのお話です。朝まで時間を潰す為に滑稽な詭弁を繰り広げる僕たちを笑いに来てください。意味分からなすぎて、きっと深夜テンションになれるはずです。劇場でお待ちしております。
 

▶あらすじ
インカレイベントサークル、「旅立」の4年生メンバーが今年大学卒業を迎える。この代は黄金世代と言われ、1年生時の新人主導のハロウィンパーティではプロのメイクアップアーティストを招致した体験型コスプレイベントを開催し、これがインスタグラムを中心に話題になり都内中の学校から1日で計500人ものゲストを集客することに成功。2年生時にはサークル費を取らずにイベントを運営できるシステムを構築。OBとの研修会では多くの上場企業とのコネクションを作り、さらにたくさんの学生たちが文字通り「旅立」っていけるようなサークル作りに務め、上下問わず尊敬を集める代となった。例年は後輩もつれての卒業旅行だが、彼らは後輩たちに惜しまれながらこの提案を断り、4年生の中心メンバーだけで軽井沢のキャンプ場で卒業旅行を行うことにした。尊敬と羨望を集めスポットライトに照らされ続けた彼らは、最後に自分たちの代だけで静かに火を囲んで語らいあい、互いの栄光を振り返りながら永遠の友情を交わしたかったのだ。

夜9時30分。
バーベキューも終わり各々好きなお酒を持って、キャンプファイヤーの周りに集まる。4年間。喧嘩も涙もあった。これが最後の飲み会だ。浮かぶ涙は煙のせいだ。あとは盛大に乾杯をするだけなのだが、幹事長の町野が来ない。どうせあいつもトイレで泣いて出て来れないのだ。マシュマロを焼きながら町野を待っていたその時、唐突に火の勢いが弱まってしまう。・・赤く輝いている薪の中心に、何か、別のものが燃えている。まさかと思いながら目を凝らすと、
キャンプファイヤーの中から、月夜に照らされた町野の焼死体が、煌々と現れたのであった・・・

 

公演情報

劇団スポーツ #9『ルースター』
 
■日程:2021年4月21日(水)〜4月25日(日)
■会場:花まる学習会王子小劇場

前半割り(3ステ)
一般 2,700円
学生 2,500円
高校生以下 1,000円

(5ステ)
一般 3,000円
学生 2,800円
高校生以下 1,000円

当日券(予定)
一般 3,300円
学生 3,000円
高校生以下 1,000円
 
■脚本:田島実紘
■演出:内田倭史
■出演者:
内田倭史  竹内蓮(以上、劇団スポーツ)
川久保晴  神山慎太郎(くらやみダンス/ガガ) 古賀友樹

 
■企画・製作:劇団スポーツ