『学研の図鑑　スーパー戦隊図鑑』が発売3日で緊急増刷決定

4月8日(木)に発売された『学研の図鑑 スーパー戦隊』が、好評につき緊急増刷を決定した。

懐かしの学習図鑑のフォーマットで発売された「学研の図鑑 スーパー戦隊」は1月の予約開始時から話題となり、発売されると全国の書店が大々的に展開。 4月19日付オリコン週間BOOKランキングでは、 一週間で2.4万部を売り上げ、 全書籍中で第2位にランクイン。

SNSでも購入者が表紙をアップするなど大反響を呼んだ。

担当した学研プラス コンテンツ戦略室の芳賀靖彦氏によると「1月に図鑑の商品情報をアップしたときに、 『本書は「もし、スーパー戦隊が現実世界に存在したらどんな学習図鑑になる? 」というコンセプトの図鑑ですので、敵組織や放送エピソード、 キャストなどについての内容は扱っておりません』と公表した」ところ、厳しい意見も多く寄せられたという。

結果として、新しい切り口こそが大きな反響を呼び、ファンにも好評な図鑑となった。

「この本が目指したのは、 網羅的な全集ではなく、“図鑑”というフォーマットがもたらす新しい視点の提供です」（前出・芳賀氏）。「今は、VRなどのハイテク機器で仮想現実を体感することができますが、紙の本でそういうことができたら面白いな、と。自分は大好きなスーパー戦隊の世界に今迷い込んで、その世界で手にした図鑑を読んでるんだ、って考えたらワクワクしませんか？」と、芳賀氏はコメントを寄せた。

現在大人気放送中の45作品記念作「機界戦隊ゼンカイジャー」では、 歴代スーパー戦隊が並行世界に存在するストーリーになっており、図鑑の内容ともリンクする部分がないともいえない。スーパー戦隊シリーズを新たな視点で見ることもできるかもしれない。