トランスジェンダー女性の“新たな一歩”を描く物語 イシヅカユウ主演×東海林毅監督による短編映画『片袖の魚』劇場公開が決定
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(C)2021 みのむしフィルム
映画『片袖の魚』が、7月10日(土)より劇場公開されることが決定した。
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『片袖の魚』は、16歳で現代詩手帖賞、史上最年少18歳で中原中也賞を受賞した詩人・文月悠光氏の詩「片袖の魚」(詩集『わたしたちの猫』/ナナロク社/2016刊収録)を原案とした短編映画。ゲイ老人の性と苦悩を描いた『老ナルキソス』(17)がレインボーリール東京や上海クィア映画祭などで最高賞に輝いた東海林毅監督がメガホンをとり、自ら脚本を書きあげた作品だ。なお、文月氏の詩を原案とした映画化は、本作が初めて。
本作で描かれるのは、自分を不完全な存在だと思い込み、自信を持てないまま社会生活を送るひとりのトランスジェンダー女性が新たな一歩を踏み出そうとする姿。制作にあたっては、日本で初めてとなるトランスジェンダー女性当事者を対象とした俳優オーディションを開催。ファッションモデルとして活躍し、本作で映画初主演を果たすイシヅカユウが多数の応募者の中から主人公役に選ばれた。そのほか、主人公の友人役で、同じくオーディションで選ばれた広畑りかが共演。高校時代の同級生役で黒住尚生、職場の同僚役で猪狩ともか、職場の上司役で原日出子が出演している。音楽では、蓮沼執太フィルでドラマーを務める尾嶋優(Jimanica)がオリジナル楽曲を提供。主題歌「RED FISH」の歌詞は、原案の文月氏が映画のために書き下ろしている。
(C)2021 みのむしフィルム
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なお、本作は新型コロナウィルス対策として、少人数かつスピーディーな制作に対応するため、全編にわたりスマートフォン(Sony Xperia1)1台のみで撮影が行われたという。
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『片袖の魚』は新宿 K’s cinemaにて7月10日(土)より公開。以降、全国順次公開予定。