仙台を拠点として全国的に活動を展開する劇団 短距離男道ミサイル、結成十周年に祈る、渾身の新作本公演の上演が決定
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2021年5月27日(木)~6月7日(月)宮城県・仙台市のせんだい演劇工房10-BOX box-1において、劇団 短距離男道ミサイル 36発目みちのく超人伝説『北天鬼神譚アクロオー阿弖流爲Z』 Episode Final さらば愛しき人よが上演される。
2011年4月、東日本大震災の直後に「仙台、東北、そして日本を笑顔にしたい」という想いのもと、仙台の若手男性俳優によって結成された劇団 短距離男道ミサイル。全国ツアーの実施や、若手演出家コンクール2017「最優秀賞」「観客賞」のW受賞、CoRich 舞台芸術まつり!2017 春グランプリ受賞など仙台を拠点に全国的に活動を展開し、2021年4月に結成10周年を迎えた。
記念すべき10周年記念公演の題材は、蝦夷軍で活躍した阿弖流爲。虐げられてきた東北の地に住む人々の悲哀や憤り、怒りと戦いを、劇団の持ち味でもあるテンションとエモーション全開で描いたエネルギーに満ち溢れた作品となる。10 年前と現在。どちらも甚大でありながら大きく異なる危機意識の中、共通する想いと願いを胸に抱き挑む新作本公演に期待したい。
<作・演出 本田椋からのコメント>
東日本大震災、および劇団の決起から十年が経過しました。千年に一度という大災害を改めて捉え直すべく東北の歴史を遡行していくと、あるひとりの男に辿り着きます。それが阿弖流爲です。故・石川裕人さんの遺した「東北はなめられている。」という言葉が、阿弖流爲が奔馬のように駆け抜けた時代に重なります。蝦夷の魂を大地から滾らせ、今を生きる人々の美学に凝縮するための儀礼的芸術として本作を届けたいと感じております。
<劇団紹介>
東日本大震災の直後となる2011 年4 月に「仙台、東北、そして日本を笑顔にしたい。」「なにか自分たちにできることはないか。」という想いから、仙台の若手(←当時)男性俳優によって結成された劇団。東北の風土に磨かれた肉体と作品性を大切にしつつも、ストーリーそのものより各シーンの爆発力・ 瞬発力で勝負していく特異なスタイルにより生まれた作品群は「テンションとエモーションにおいて世界レベル」と評される。全国的な演劇活動を展開するとともに、地域に密着したアウトリーチ事業にも積極的に取り組んでいる。幼児から高校生までを対象とする文化庁芸術家派遣事業でのアートプログラム実施や仙台市富沢遺跡保存館「地底の森ミュージアム」とのコラボパフォーマンス、様々なジャンルのフェスティバルや地域のお祭り、イベントへの出演、各種余興での営業など活動は多岐に渡る。
公演情報
『北天鬼神譚アクロオー阿弖流爲Z』 Episode Final さらば愛しき人よ