おんがくしつトリオ、ピアノ、リコーダー、鍵盤ハーモニカで奏でる映画音楽アルバムをリリース
おんがくしつトリオ (c)Shino Ono
サロン規模のライブを中心に熱心なファンを集めてきたおんがくしつトリオが、初のフル・アルバム『Theatrical』(シアトリカル)を2021年5月14日(金)にリリースする。
おんがくしつトリオは、日本の学校教育でなじみ深い3つの楽器(ピアノ、リコーダー、鍵盤ハーモニカ)を駆使して、クラシックの名曲からポップス、ブラジル音楽まで幅広いレパートリーを現代的なセンスで表現するアンサンブル。
高度な演奏力と洒脱な編曲で聴かせるライブに定評のある彼らが、自身初となるスタジオ録音ならではの自由なアプローチで、『第三の男』(1949年公開)から『ラ・ラ・ランド』(2016年公開)まで、新旧・洋邦を問わずさまざまな映画音楽ファンに愛される作品集を完成させた。
「Moon River」(『ティファニーで朝食を』)「“ニュー・シネマ・パラダイス”より」「いのちの名前」(『千と千尋の神隠し』)ではエモーショナルに、「キャラバンの到着」(『ロシュフォールの恋人たち』)「雨にぬれても」(『明日に向って撃て!』)ではクールに、「You Can't Stop the Beat」(『ヘアスプレー』)「Another Day ofSun」(『ラ・ラ・ランド』)ではダンサブルに、そして「Part of Your World」(『リトル・マーメイド』)「生まれてはじめて」(『アナと雪の女王』)では彼らのミニマムな楽器編成を忘れるほどのスケール感で、映画と映画音楽作家への愛と敬意あふれる世界を展開している。
おんがくしつトリオ プロフィール
ピアニスト内藤晃の呼びかけで結成され、2015年1月始動。「音楽室で使ったあの楽器、実はこんなに面白い!」をコンセプトに、ピアノ・リコーダー・鍵盤ハーモニカの編成で、心踊る上質なアンサンブルを本気で追求している。教育楽器のイメージを覆す楽しいサウンドがインターネットや口コミで話題を広げ、これまでに北海道から福岡県まで16都道府県で公演やワークショップを開催。札幌コンサートホールKitara、ミューザ川崎シンフォニーホールなどの全国主要ホールに招かれ、小学校でのスクールコンサートも19校を数える。NHK-FM「横浜サウンド☆クルーズ」、インターネットラジオOTTAVA「PrimeSeat Salon」などに出演。2021年5月、待望のファーストアルバム「Theatrical」をリリース。ジャンルを横断するレパートリーのアレンジは、それぞれが作編曲活動も行なっているメンバー自身によるものである。
内藤晃(ピアノ)
演奏活動のほか、音楽書の翻訳、楽譜校訂なども手がけ、オタク的博識をいかんなく発揮している。訳書に『師としてのリスト』ほか。おんがくしつトリオ発案者、リーダー。
下中拓哉(リコーダー)
ブラジルのショーロをこよなく愛する陽気な笛吹き。人気のリコーダー指導者として全国の小学校をまわっている。吹奏楽・器楽合奏の編曲作品の出版も多い。
菅谷詩織(鍵盤ハーモニカ)
クラシック・ポップス・劇伴音楽など、幅広いフィールドで活動中。全国に鍵盤ハーモニカの魅力を広めるため精力的にワークショップも行う。