『アートアクアリウム展 ~大阪・金魚の艶~』今年のテーマは「コロナ禍だからこそ開催する意味」と「和の匠の技」の2本立て
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『アートアクアリウム展 ~大阪・金魚の艶~』
7月7日(水)~9月5日(日)に、堂島リバーフォーラムにて開催される『アートアクアリウム展 ~大阪・金魚の艶~』のテーマと出展作品が発表された。
2021年の開催テーマは2つ設けられている。1つ目のテーマは「コロナ禍だからこそ感じてほしい。 アートとエンターテイメントを世に出し続けることの意味、 目の前でリアルに作品と向き合う楽しみ、苦境の中から生まれる希望のイメージ。」とし、展覧会というリアルな場所で、 作品と一期一会で出会い、生物やアートと向き合う楽しみ方を改めて発信していくそうだ。夏の季語でもある蓮をモチーフとした約4㎝四方の巨大作品「ロータスリウム」が、水都大阪に登場。美しく荘厳に咲く蓮の中で、命の象徴として天女のように舞う鯉の優美な姿に、苦境の中からも希望が生まれる空間を創出する。
2つ目のテーマは「再発見。日本の伝統美、和の匠の技。 」で、日本が誇る伝統工芸の技術から生まれた作品群を展示する。伝統技法による京友禅や、京繍(きょうぬい)によって彩られた着物が水槽に埋め込まれている 「キモノリウム」、加賀の九谷焼で作られた巨大な陶器の中に、金魚の絵柄が施されている「九谷金魚品評」、江戸切子で作られ上から見ても横から見ても金魚が透けて見えるガラスの金魚鉢「キリコリウム」などが、一堂に会す。アートアクアリウム展大阪実行委員会は「芸術や工芸への情熱の灯を絶やさないという気持ちと、生命の尊さとを重ねて体感していただき、 ともに後世へ継承し発展させようという気持ちを感じていただけたら幸いに存じます」とコメントしている。
『アートアクアリウム展 ~大阪・金魚の艶~』
今年で15周年を迎え、累計来場者数1,000万人以上を動員する同イベントが、5年ぶりに大阪で開催される。