若きピアニストたちの競演! ピティナ・ピアノコンペティション「特級」セミファイナリスト7名が決定
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ピティナ・ピアノコンペティション「特級」セミファイナリスト
2021年8月3日(火)上野学園 石橋メモリアルホールにて第45回ピティナ・ピアノコンペティション「特級」三次予選が行われ、セミファイナリスト7名が決定した。
ピティナ・ピアノコンペティションは、参加者のべ約45,000組(予選~全国計)を誇る、世界でも最大規模のピアノコンクール。ソロ部門の最高峰「特級」は、年齢制限がなく、過去には、今年2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール(4位入賞)での活躍が記憶に新しい阪田知樹(2011グランプリ)や、YouTubeでも活躍中でこの秋第18回ショパン国際ピアノコンクール本大会出場を決めた角野隼斗(2018グランプリ)などを輩出している。
セミファイナル(8月16日(月) 第一生命ホールにて開催)進出を決めた7名のピアニストは以下のとおり。セミファイナルでファイナリスト4名に絞られた後、8月19日(木)サントリーホールでのファイナルにて、グランプリ1名が決定となる。
なお、三次予選は、現在YouTube「ピティナ ピアノチャンネル」にてアーカイブ公開中。セミファイナル/ファイナルの
◆特級セミファイナル進出者 プロフィール・曲目(セミファイナル・ファイナル予定曲) ※演奏順
【1】村上 智則(むらかみ・とものり)
村上 智則(むらかみ・とものり)
5歳よりピアノを始める。ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会にて、A1級銅賞、B級金賞、C級ベスト賞、D級ベスト賞、Jr.G級ベスト賞受賞。ショパン国際ピアノコンクールin ASIA 小学5、6年生部門にて、アジア大会金賞、併せてショパン協会賞受賞。全日本学生音楽コンクール中学校の部にて、大阪大会第1位、併せて泉州キワニスクラブ賞受賞。全国大会第3位入賞。福田靖子賞選考会第3位奨励賞受賞。Shigeru Kawai国際ピアノコンクールセミファイナリスト。ピティナ・ピアノコンペティション特級セミファイナリスト。学内にてアリアドネ・ムジカ賞を受賞し、藝大奏楽堂モーニング・コンサートにて、藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。これまでに、秋葉暁子、長谷正一、東誠三の各氏に師事。愛媛県立松山東高等学校を経て、現在東京藝術大学4年在学中。東京藝術大学宗次德二特待奨学生。
■セミファイナル
ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2 「テンペスト」 第1楽章
シューマン:フモレスケ 変ロ長調 Op.20
メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし より 第10番「喜びの聖霊のまなざし」
邦人新曲課題曲(全員共通)
■ファイナル
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23
【2】今泉 響平(いまいずみ・きょうへい)
今泉 響平(いまいずみ・きょうへい)
10歳よりスズキ・メソードでピアノを始める。15才で全過程を終了。高校卒業後、単身渡露。チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院及び大学院課程を修了。また、大学院課程には最高得点で入学。ラザール・ベルマン国際ピアノコンクール(イタリア)第1位。他、国内外のピアノコンクールにて数々の賞を受賞。これまでにスズキ・メソード管弦楽団、カントゥス・フィルムス管弦楽団、ルガーンスクフィルハーモニックアカデミー交響楽団、グネーシン音楽大学室内管弦楽団、マイモニード総合大学交響楽団、シアターオーケストラトーキョーと、指揮者は井崎正浩、A.フルギン、A.シュロフ、A.レイン、A.ステブレフ、井田勝大とピアノ協奏曲を共演。
これまでに中島京子、田中やすゑ、田中正也、V.オフチニコフの各氏に師事。現在ピアニストとしてソロ・アンサンブル、後進の指導を行っている。
■セミファイナル
J.S.バッハ=ペトリ:アリア「羊は安らかに草を食み」 BWV208-9
J.S.バッハ=ブゾーニ:コラール前奏曲「今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ」
ハイドン:ソナタ ロ短調 Hob.XVI/32
フランク=コルトー:ピアノとヴァイオリンの為のソナタ イ長調 (全楽章)
イングランド民謡=ルーウェンサール:グリーンスリーブス
邦人新曲課題曲(全員共通)
■ファイナル
W.A.モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
【3】進藤 実優(しんどう・みゆ)
進藤 実優(しんどう・みゆ)
4歳よりピアノを始め、ヴァレリー・ピアセツキー、アリエ・ヴァルディの各氏に師事。またこれまでに杉浦日出夫、二宮裕子、関本昌平の各氏にも指導を受ける。2019年、北京青少年ショパン国際ピアノコンクール(中国)シニア部門第3位。ショパン国際ピアノコンクールin ASIA 第5回派遣コンクール最終審査にて特別推薦者に選ばれる。2019年、ヴァン・クライバーン国際ジュニアピアノコンクール クウォーターファイナル進出。第21回浜松国際ピアノアカデミーコンクール第1位及び中村紘子賞受賞。これまでに、カーネギーホール、ウィーン、イタリア、アメリカ、ロシア、中国にて演奏。モスクワでは校内オーディションで選ばれモスクワ音楽院大ホールにて2度演奏し、また校内で選抜されCD録音もする。公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。2021年6月現在モスクワ音楽院付属中央音楽学校11年生。
■セミファイナル
ベートーヴェン:ピアノソナタ第5番 ハ短調 Op.10-1 第1楽章
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
ショパン:ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58
邦人新曲課題曲(全員共通)
■ファイナル
ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
【4】原田 莉奈(はらだ・りな)
原田 莉奈(はらだ・りな)
第15回東京音楽コンクールピアノ部門第2位。第1回ナポリ国際ピアノコンクール第4位。第13回宝塚ベガ学生ピアノコンクール高校の部第1位及び宝塚演奏家連盟賞受賞。第15回ローゼンストック国際ピアノコンクール第2位(1位なし)。Wiener Musikseminarにて、教授推薦によるディヒラーコンクール第1位。
これまでに、藝大モーニングコンサート、フレッシュ名曲コンサート、東京文化会館 上野deクラシック等、演奏会に多数出演。小林研一郎、山下一史、梅田俊明、大井剛史、鈴木優人の各氏の指揮のもと、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。
これまでに辰巳千里、土居知子、福井尚子の各氏に、現在坂井千春氏に師事。京都市立京都堀川音楽高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。現在、同大学院修士課程2年。
■セミファイナル
ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番 ホ長調 Op.109
シューマン :ピアノソナタ第1番 嬰へ短調 Op.11
邦人新曲課題曲(全員共通)
■ファイナル
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18
【5】五条 玲緒(ごじょう・れお)
五条 玲緒(ごじょう・れお)
2歳よりヤマハ音楽教室で音楽を学ぶ。2012年より3年間、ヤマハマスタークラスに在籍。ピティナ・ピアノコンペティションF級全国大会入選。ポッツォリーノ国際コンクール(イタリア)カテゴリーD第1位。ヴァルセシア国際音楽コンクール(イタリア)ジュニア部門カテゴリーF第1位。第4回ラ・パルマ・ドーロピアノコンクール(イタリア)セミファイナリスト。静岡音楽館AOI第23回「静岡の名手たち」オーディション合格。せんがわピアノオーディション優秀賞、及び下田幸二賞受賞。オレッジョピアノコンクール(イタリア、オンライン開催)第1位
これまでにピアノを今野尚美、本田聖嗣、角野裕の各氏に師事。現在、東誠三、黒田亜樹の両氏に師事。草津音楽アカデミーにてブルーノ・カニーノ氏に師事。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、現在、東京藝術大学器楽科3年在学中。
■セミファイナル
J.S.バッハ:イタリア風アリアと変奏 BWV989
ベートーヴェン:ピアノソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a 「告別」
ラフマニノフ:エチュード「音の絵」 Op.39 より 第2、3、5、6、9番
邦人新曲課題曲(全員共通)
■ファイナル
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18
【6】福田 優花(ふくだ・ゆうか)
福田 優花(ふくだ・ゆうか)
京都市出身。6歳よりピアノを始める。第38回ピティナ・ピアノコンペティションG級全国決勝大会銅賞、併せて洗足学園前田賞受賞。第28回宝塚ベガ音楽コンクール第2位。第5回デザインKピアノコンクール第1位。第29回京都フランス音楽アカデミー最優秀受講生。第9回せんがわピアノオーディション最優秀賞。第1回パデレフスキ・イン・メモリアム国際ピアノコンクール第2位。第40回飯塚新人音楽コンクール第2位。
これまでにピアノを福井尚子、青柳晋、下田幸二、坂井千春、ブルーノ・リグットの各氏に、チェンバロを廣澤麻美氏に師事。京一商西京同窓会奨学生。宗次エンジェル基金/日本演奏連盟新進演奏家国内奨学金制度奨学生。京都市立京都堀川音楽高等学校を首席で卒業、東京藝術大学器楽科を経て同大学院修士課程を修了。修了時、成績優秀者として『東京藝術大学カワイフレッシュコンサート』への推薦を受ける。
■セミファイナル
ベートーヴェン:ピアノソナタ第18番 変ホ長調 Op.31-3
ショパン:スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54
スクリャービン:ピアノソナタ第3番 嬰ヘ短調 Op.23
邦人新曲課題曲(全員共通)
■ファイナル
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18
【7】野村 友里愛(のむら・ゆりあ)
野村 友里愛(のむら・ゆりあ)
5歳よりピアノを始める。ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会において、2015年B級金賞、2016年C級ベスト賞、2018年Jr.G級ベスト賞、2019年F級金賞及び聖徳大学川並弘昭賞を受賞。
これまでに服部浩美氏、本村久子氏に師事。現在は関本昌平氏に師事。
■セミファイナル
W.A.モーツァルト:ピアノソナタ第3番 変ロ長調 K.281
ショパン:バラード第4番 ヘ短調 Op.52
ラフマニノフ:リラの花 Op.21-5
ラフマニノフ:ピアノソナタ第2番 変ロ短調 Op.36(1931年版)
邦人新曲課題曲(全員共通)
■ファイナル
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23
公演情報
会場:サントリーホール
出演:2021年度 特級ファイナリスト4名
指揮/大井剛史、オーケストラ/新日本フィルハーモニー交響楽団
日程:2021年8月16日(月)午前の部10:30開演/午後の部14:45開演(予定)
全席指定、2021年度セミファイナリスト7名