6時のおやつ　メンバー4人で総登録者数210万人超、人気YouTuberユニットが歌手デビュー

チャンネル登録者数100万人を突破したぷりっつを筆頭に、からつけあっきぃ（登録者数70万人）、なーな（登録者数15.2万人）、かあいいちゃん!!（登録者数25.6万人）とメンバー4人で総登録者数210万人を超える人気YouTuberユニット、6時のおやつ。個々のチャンネル以外に6時のおやつとしてのチャンネルもあり、こちらも28万人を超える登録者数を誇り、月間再生数は600万回を超えている。中高生の10代リスナーを中心に若い層から30代まで幅広く支持されており、さらなる活躍が期待できる新進のYouTuberだ。

その6時のおやつが、この度、オリジナル楽曲「おやつじかけの☆ワンダーランド」をひっさげ、アーティストデビューを果たした。

6時のおやつのメンバー個々のチャンネルでは、『フォートナイト』や『マインクラフト』など、それぞれが得意なタイトルのゲーム実況を中心に活動。6時のおやつでは、複数人数ならではのゲーム実況のほか実写やアニメの撮影なども行っており、幅広く活動している。その中でも“歌ってみた”は人気コンテンツで、リスナーからの要望も高く、今回のオリジナル楽曲の配信へと繋がった。

「6時のおやつでは、それぞれ個人のチャンネルではできないことに挑戦してきましたが、その中でもリスナーからの反応が良かったのが“歌ってみた”でした。僕たちの配信の理念はリスナーが楽しんでもらうこと、喜んでもらうことなので、望まれていることはどんどんやっていこうと思い、今回のオリジナル楽曲を作ることになりました」（からつけあっきぃ）

7月31日からグッズサイト「6unim」と渋谷MODIの店舗にて、6時のおやつのオリジナルグッズの販売を開始しているが、こちらもリスナーからグッズ展開の要望が強く、それに応えたもの。あくまでもファンファーストであることが彼らの信条だと言える。

6時のおやつは、男性2人、女性2人のユニットだが、面白いのがその関係性。女性メンバーのかあいいちゃん!!はぷりっつの、なーなはからつけあっきぃの弟子にあたる。YouTuberとして、ゲーム実況者として師弟関係にあり、ほかのユニットにはない個性を醸し出している。その関係性がありながら、4人とも仲が良く、楽しんで動画配信をしているところが魅力となっている。

「それぞれに個性があり、その個性を存分に発揮できているのが6時のおやつです。今回の楽曲はその良さを出せていると思います。ただ、かなり真面目に歌っています。普段の配信のふざけた感じとは違ってちゃんとしている一面を出せたと思っています」（ぷりっつ）

今回の楽曲は、6時のおやつの配信動画のコンセプトである“嫌なことは忘れて楽しむ”ことがテーマ。4人の楽しい日常をそのままに、元気を与える曲に仕上がっている。

「曲の途中に合いの手とか、おしゃべりしているところとかって、いつもの私たちの活動そのものなんですよね。とにかく元気なところを見せて、みんなに元気になって欲しいです」（なーな）

「6時のおやつってグループ名は6時になったら、いろんなことを気にせず、お菓子食べて楽しんじゃおうってとこから来ているんですよ。なので、曲も聴いて貰ったら気持ちが楽になって欲しいです」（かあいいちゃん!!）

そもそも個人チャンネルで人気のYouTuberがユニットを組んだのには理由がある。それは彼らが、YouTuberの人気は普遍的なものではなく、挑戦し続けなければならないと考えているから。

「ゲーム実況で人気を得てきた我々ですが、リスナーに支持し続けてもらうには、常に変わっていかないといけないと考えています。もちろん、ゲーム実況は配信の根幹として継続していきますが、新たな挑戦もしていかなければならないわけです」（からつけあっきぃ）

「真面目に答えるとそんな感じなんですが、それと同時に“かましたい！”って言う気持ちもあります。YouTube界隈的にも、世間的にも6時のおやつすげーって言って貰いたいんです」（ぷりっつ）

楽曲リリースは単発の企画ではなく、6時のおやつの数ある活動のひとつとして捉えている。「おやつじかけの☆ワンダーランド」は、7月30日にMVが公開されているが、今後も定期的にオリジナル楽曲をリリースし、ゆくゆくはオフラインでのイベント開催も視野に入れており、YouTubeのみならず、様々なシーンでの活躍が期待できる。

「今は情勢的にも難しいですが、将来的には6時のおやつの文化祭をやってみたいですね。音楽ライブも始め、いろんなことをわちゃわちゃやりたい。テーマパークみたいな感じのイベントができたら良いなぁ」（からつけあっきぃ）

「イベントでは身体を動かすこともしてみたい。運動会みたいな感じでやりたい」（なーな）

ファンとの繋がりを重視する6時のおやつは、これまで他のアーティストの曲を“歌ってみた”で歌ってきたように、「おやつじかけの☆ワンダーランド」も、多くの人に歌って欲しいと言う。ゲーム実況者が音楽活動を始める新たな試みは、今後スタンダードとなる可能性は十分ある。そのエポックメイキングとしての6時のおやつは、注目すべき存在だと言える。