小沢道成と中村 中が仕掛ける二人芝居『オーレリアンの兄妹』開幕 舞台写真&小沢道成からコメント到着
『オーレリアンの兄妹』 写真:moco
俳優、劇作家の小沢道成が主宰するEPOCH MAN『オーレリアンの兄妹』が、2021年8月13日(金)に下北沢・駅前劇場にて開幕した。今作は、中村 中を迎えた二人芝居。EPOCH MANでは2年ぶりとなる新作公演である。
兄・絆太(はんた)と妹・晃子(てるこ)の兄妹が迷い込んだ先には“おかしな”家があった。恐れながらも、“おかしな”家で生活を始める二人。誰もが知る「ヘンゼルとグレーテル」を現代に置き換えた物語の結末は思わぬ展開へと発展していく。
『オーレリアンの兄妹』 写真:moco
『オーレリアンの兄妹』 写真:moco
『オーレリアンの兄妹』 写真:moco
『オーレリアンの兄妹』 写真:moco
家の中の壁から飛び出るたくさんの仕掛けに、それらを引き立たせる音楽たち。小沢の手掛ける美術と中村の手掛ける音楽が重なり、EPOCH MANの新境地となる本作を、ぜひ目と耳に焼きつけてほしい。
■小沢道成コメント
去年2020年のはじめ頃、中村 中さんと「ヘンゼルとグレーテルを現代版に置き換えた2人芝居を創らないか」という会話から、この『オーレリアンの兄妹』は始まりました。まさかこのような物語になるとは僕自身も想像していなく、まさに深い森の中にいるような創作の日々でした。
創作もそうですが日常においても、誰かと一緒に生きるというのはとても難しいことです。喜びも楽しみも増しますが、悲しみも怒りも伝染していきます。
ならば、ひとりになれば楽になるのかというとそうでもなく、別の苦しみも大きな壁も立ちはだかります。どうすればいいのでしょう。どちらにしても深い森の入り口に立っているような気がします。
この物語の兄妹は、2人で家を出てきました。そして僕は、多くの仲間と創作をしています。どうなるのか今は分かりません。けれど、ひとりでは出来ないことをやっているのは確かなことです。
クリエイティブな発想をふんだんに注ぎ込んでくれるスタッフチームと共に創り上げた『オーレリアンの兄妹』、ぜひ劇場で体験してみてください。約75分の上演時間、お待ちしています。