TVアニメ『ちびまる子ちゃん』ゲスト出演の上白石萌音を監督が絶賛! ロバートも「トゥトゥトゥ」ネタで登場
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(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
TVアニメ『ちびまる子ちゃん』8月22日(日)の放送回にお笑いトリオ・ロバートが、8月29日(日)の放送回に上白石萌音がそれぞれ登場することがわかった。
『ちびまる子ちゃん』は、8月の1ヶ月間を「~まるちゃん大好き!8月のゲスト声優まつり~」と題し、5週連続で「芸能界のさまざまなジャンルで活躍する」ゲスト声優を登場させている。第1週は女性芸人のゆりやんレトリィバァが、2週目にはかまいたちの二人が登場。3週目となる8月15日(日)の放送には、『めざましテレビ』のキャスター・井上清華(フジテレビアナウンサー)が博多弁を話す小学3年生の少女として登場する。4週目となる8月22日(日)の放送には、お笑いトリオのロバートが旅好きの若者3人組、トリとなる5週目8月29日(日)には上白石萌音さんが9歳の少女として出演する。
(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
ロバートの秋山竜次、馬場裕之、山本博が演じるのは「まる子と3人の風来坊」に登場する旅好きの若者3人組。気ままなヒッチハイカーとして、北海道の宗谷岬目指して旅をしている3人が、静岡の清水にやってきたところでまる子とたまえに出会う。3人はお金もあまりないようで、おなかをすかせている様子だが、どうやら訪れた土地土地で大道芸のようなことをしてお金を稼ぎ、食事をしているらしい。そこでなんとか食事代を稼ぎ出そうと空き地でギター片手に「何か」を始めるが、その「何か」が幸せを呼ぶ魔法のリズム「トゥトゥトゥ」なのだ。妙に頭に残って離れない不思議なリズムに乗って、空き地に集まったお客さんたちと会話を続ける3人。次第にお客さんも、なぜだかわからないがその不思議なリズムのとりこになっていく。
(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
アフレコでは、冒頭から3人の息がぴったり合い、まるで普段の3人をアニメーションで見ているような、とても自然な出来栄えで、順調に進んだとのこと。ときおりアドリブを挟む余裕もあり、特に「トゥトゥトゥ」のリズムで遊ぶ箇所は、不思議な合いの手を挟みながらロバートらしさがふんだんに生かされた面白おかしい演技で、収録に立ち会っていたスタッフからも思わず笑いが。
(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
声優としてはすでに多数の作品に参加している上白石萌音は、9歳の少女を演じることに。少し風変わりな女の子で、最初は自分の自信のなさからまる子たちに意地悪な態度をとるが、次第にまる子のペースに引き込まれ、打ち解けていくという役柄だ。アフレコは予想を大きく上回るペースでスムーズに進み、監督も冒頭のテストから、「私から言うことは何もありません」と絶賛の声を上げたという。
ロバート、上白石のコメントは以下の通り。
ロバート(秋山竜次・馬場裕之・山本博)
(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
――ちびまる子ちゃんに出演すると決まったときの感想は?
馬場:一瞬だけの出演だと思っていたのに、こんなに長く出演させてもらえて、思い出になるというか、なかなか今までになかった仕事ですね。映画の声優とかもさせて頂いた事があるんですけど、“兵士A”とかしかやったことが無かったので、裕之役で『ちびまる子ちゃん』の中に入っているっていうのがすごい違和感でした。
秋山:ネタが生かされているストーリーだから、まさか自分たちのネタを、まるちゃんたちがやってくれているっていうのが感動するよね。これまで、コントやらなさそうな芸能人の方といろいろコラボとかもやってきたけど、これは絶対無理だもんね。まるちゃんの家に上がるってまず無いからね。
山本:うちは奥さんも『ちびまる子ちゃん』が大好きだし、毎回録画しているんですよ。だから信じられないですよね。一つ自分の中で思い出というか、記念に残ります。この台本も絶対大事にしますし、宝物になるものだと思っています。
秋山:コントを考えた俺にも感謝してくれよ~。
山本:トゥトゥトゥがまさかね…。最初は“それの何が面白いんだ?”って言ってたからね。
秋山:このネタはもう封印ですね。『ちびまる子ちゃん』の中に出たら、一つのゴールだろ。
――自身の演じる役のイラストをみて、感想は?
馬場:よせてるというか、本当にまんまですね。
山本:キャラクターもちゃんとそれぞれ分けてくれて、すでに存在する役にあわせたキャラクターをこっちで作ってくださいということではなく、自分たちにあったキャラクターを新しく作っていただいて、あのTシャツも、あんな感じのよく着てるもんね。
秋山:なんとなく色分けしてくれてるし、この髪型も再現してくれてるもんね。
――自身の若い頃の旅のエピソードは?
馬場:旅と言えば、ぼくは秋山と、自転車で北九州から大分まで、普通のママチャリで旅しましたね。
秋山:結構今回のお話に近いことやってましたね。高校生の時に馬場と友達4人でチャリンコ旅やってましたね。隣の県ですけど、100kmくらいあるので、それをママチャリで行くという無謀なゴールデンウィークの挑戦でしたね。部活入ってる人は部活を、バンド組んでるやつはバンドを、彼女がいるやつは彼女と遊ぶ、俺たちはただただ男4人でママチャリで旅に行ったんで“あいつら大丈夫か?”って学校でうわさになってましたね。帰りはしんどいから電車で帰ることになったんですけど、JRの人に聞いたら、自転車をバラさないとダメだって言われて。でもママチャリだからバラすような自転車じゃないんですよ。他の2人はそこで処分したんですけど、俺と馬場は自転車に愛着わいてるし、その場で分解して。到着したすぐ目の前のロータリーで組み立てたんですけど、組み立て方がわからなくて、結局地元で捨てましたね。バラすタイプのチャリじゃなかったってことですね。
山本:僕は高校の時は群馬県に住んでいたので、海が無いんですよ。それで、海を見るために原付の免許とってみんなで行こうっていうのはやりましたね。群馬から4時間くらいかけて、一番近い海に行ったんですけど、その時初めてしっかり海をみて、よく潮のニオイっていうけど、“これがそうか!”っていったのを覚えてますね。
――みどころを(トゥトゥトゥのリズムで)。
秋山:み・な・さ・ん、ぜ・ひ・と・も、た・の・し・み・に~。
馬場:ぼ・く・た・ちが・でてる~、ち・び・ま・る・こ~。
秋山:トゥトゥトゥトゥ、トゥトゥトゥ、トゥトゥトゥトゥトゥ~…。
上白石萌音
(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
――ちびまる子ちゃんに出演すると決まったときの感想は?
夢にも思っていなかったので、本当に飛び上がるほどうれしかったです。小さいときもずっと見ていたし、大人になってからもさくらももこさんのエッセイを読んで再びこの世界観が大好きになって、『ちびまる子ちゃん』は今でもよく見ているので、“こんなことってあるんだな、続けていたら良いこといっぱいあるんだな”と思いました。
――演じたキャラクターについて。
自分がうまくいっていないことで、人が楽しそうにしていると、ちょっとやっかみたくなる気持ちはあると思うので、とっても共感しながら演じました。最初はちょっとひねくれていても、新しいステキな考えに触れる事で、コロっと自分の気持ちや考え方を変えられるのが子どものステキなところだなって。この子を見習いたいです。大人になるとそんなにコロっと考え方を変えることはできないので、さすが、まるちゃんの世界観だなと思って演じました。
――演じる上で気をつけた点、工夫した点は?
ちょっとだけおませさんなところがある子だったので、大人になりすぎないように、あんまり子供、子供し過ぎないあんばいを攻めたいなと思ってきたんですけど、いざ始まってみると、まるちゃんとたまちゃんの声に引っ張ってもらって、自然とあの世界に入ることができました。やっぱりお二人の声はすごかったです。
――楽しみにしているみなさんにメッセージを。
すごくジーンとしたとっても良いお話で。台本を読んでいてもジーンとしたのに、それがまるちゃんの声で語られると余計すっと胸に入ってきて、改めて『ちびまる子ちゃん』という作品の良さが凝縮されているお話だと思いました。すごく夏らしさがありつつ、でもちょっとしっとりしていて、夏の終わりの放送にぴったりのお話。是非ご家族で楽しんでもらいたいです。