9団体の若い力が集う『東京若手演劇祭2021』が開催
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『東京若手演劇祭2021』
2021年9月2日(木)~5日(日)花まる学習会王子小劇場にて『東京若手演劇祭2021』が開催される。
本演劇祭は、”若い演劇人が力を結集してお送りする演劇祭”として、25歳以下の若手劇団も参加。今回が旗揚げ公演という団体も多く、”若い、熱い、夏”というキャッチコピー通り、9団体の若い力が集う。
参加団体が45分以内の劇をそれぞれ上演していくという形式をとっており、各団体はそれぞれA〜Eの5つのブロックに振り分けられ、各ブロックごと一公演として上演を行う。
1ブロックにつき2団体分上演が行われるが、どちらも45分以内と比較的短いものになっている。上演終了後、観客に対し採点も含めたアンケートの協力をお願いし、最終日に採点を集計。そこで集計した点数と審査員の採点をもって全国学生演劇祭に出場する団体が決定する。(*U-25枠で出場する団体は審査の対象外)
【参加団体】
Aブロック
年下の義母
高校の演劇部後輩2人に目を付けた主宰の江川が声をかけてメンバーを集めて結成し、自分たちの存在を知らしめるべくこの演劇祭に参加。高校のノリとは違う、自分たちの考える「the 演劇」な演目にチャレンジしたいとのこと。ちなみに「年下の義母」という名前に特に思い入れはないらしい。
劇団イン・ノート
2019年春に明大文学部 2 年(当時)芝原れいちと横山大朗によって結成される。それぞれが執筆を行い、アートスタジオ(明治大学猿楽町第 2 校舎1F)にてオリジナル作品を上演する。2020年2月の第3回公演以降、中川大喜が加入。役者の生の身体や台詞によって劇を立ち上げ、観客を巻き込んで盛り上がるエンターテイメント性の高い作品を目指す。
Bブロック
アイマイナナメ
今回が旗揚げ。高校三年の文化祭、葦原さん、飯塚さん、団体のロゴを作成したあまんはなさんの三人で、立て看板を作り、意気投合。大学に入ってからはそれぞれの道で活躍していたが、また一緒に何かを作りたい!という思いから、二子玉のショッピングセンターで結成。
人格社
今回が旗揚げ。主宰の奥山は山形東高校在学中、在籍していた演劇部にて「ガブリエラ黙示録」の原作を執筆し演出にも関わる。私小説の文体に影響を受け、当時の自身の学校生活を戯曲に記述し、舞台上では戯画的に演出。ポップな切り口でありながら、青少年の抱える自意識の問題を、解決を求めずただそこにある形で喜劇的な構成に織り交ぜ、観客を作品の世界観に引き込んだ。
奥山の原稿をもとに演劇部全体で改訂を繰り返し、稽古場で洗練されていった同作は、2017年度東北地区高等学校演劇発表会にて最優秀賞と創作脚本賞を受賞。同校初にして、山形県からは10年ぶりの夏の全国大会への出場を果たした。同作は翌年夏の2018年度信州総文祭での上演にて舞台美術賞を受賞。
Cブロック
A2企画
今回が旗揚げ。立命館大学出身の男3人で結成した演劇ユニット。一人は役者、一人は芸人、一人は脚本家と三者三様の夢を追っている。でもせっかくこの3人が東京に集ったのだから、何か面白いことやらなきゃ勿体ないよねというスタンスで結成。
潮汐ロック
今回が旗揚げ。複数の大学サークルから波長の合う人間で結成。日常と非日常が溶け合うようなちょっとSF調の作品を上演。
Dブロック
劇団三日月座
長い歴史を持つ横浜国立大学の公認サークル。昨年のコロナ禍で活動停止となった悔しさをバネに初の外部コンクールに飛び出し参加!
街の星座
埼玉大学の学生劇団のメンバーを中心に結成。『アングラ気味純情演劇』を掲げ上演。2018年東京学生演劇祭に出場し、今回はU25団体として参加。
Eブロック
片倉天国
高校時代の仲間を中心に結成。演出家や劇作家が文字で表現することよりもまず、第一に俳優の芸術であることを踏まえた表現をしたい。書いたものの中で俳優が役を通じてどう自己表現していくか。演劇を俳優自身の芸術としてとらえている。昨年、八王子学生演劇祭に参加。
公演情報
2021年9月2日(木)~9月5日(日)
全10回公演予定
9月2日(木)15:30/19:00
3日(金)12:00/15:30/19:00
4日(土)12:00/15:30/19:00
5日(日)12:00/15:30
◆
一般 3000円 ※当日券 +500円
学生 2500円
高校生以下(予約・当日とも) 1000円
◆会場
花まる学習会王子小劇場 東京都北区王子1丁目14−4 B1F
演劇ライターの河野桃子氏、劇団Straw&Berry主宰、脚本家・演出家の河西裕介氏、俳優百花亜希氏を迎える。
☆東京若手演劇祭とは?
2015年、東京・関東の学生演劇の交流、刺激の場として誕生。前年度までは「東京学生演劇祭」という名称での開催でしたが、2021年度は学生のみならず25才以下の団体を参加対象に含めた開催となったため、「東京若手演劇祭」と名称を改めて開催。