『K-1 WORLD GP』一夜明け会見 Part.2 ――朝久裕貴/城戸康裕/石井慧/小澤海斗

2021.10.8
コラム
スポーツ

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9月21日(火)『K-1 WORLD GP 2021JAPAN~よこはまつり』横浜アリーナ大会の一夜明け会見が行なわれ、朝久裕貴、城戸康裕、石井慧、小澤海斗が登壇した。

各選手のコメントは以下の通り。

【朝久裕貴】
「昨日は応援していただきありがとうございました。1RKOといういい結果で終わることができて嬉しく思います。試合の映像を見ての感想なんですけど、今まで出してこなかった技とかも少しずつ使い始めて、蹴りのイメージが強かったと思うんですけど、パンチの強さも知ってもらえたかなと思います」

――今後は何を目標にして戦っていく?

「倒せる時は倒して、ずっとKO勝ちが続くとテクニックがどうなのかとかスタミナとか、そういったことを言ってくる人もいると思うんですけど、判定ならば圧倒した判定勝利で、KOする時はチャンスを逃さず一気に詰めるような戦い方ができればなと、これからは思っています」

――“妖刀”という技を予告していたが、それは出せた?

「この際だから言うんですけど、妖刀は足技の妖刀と手を使った妖刀があって、その二つの両方とも使う機会がなくて、MOMOTARO選手と向かい合って、使わなかったというより出入りの速さだったり巧さを感じて、1Rは出せないやと思って、出さずに今まで練習してきたさっき言った独特の左パンチで仕留めることができたと、そんな感じですね」

――見た感じでは圧勝だったが、MOMOTARO選手の強さは感じた?

「やっぱり強かったですね。今まで戦ってきた選手と違ったスピードと、散らしと、今まで僕がかけていたフェイントに引っかからなかったんですよね、なかなか。で、そのパターンを変えてみたら、そこにハマったんですけど、そのフェイントにかかるのは今のところ僕の弟の泰央だけだったのでとても高いレベルにいるなと思いました」

【城戸康裕】
「試合内容はリアルに30点です。やりたいことを全然やれなかったし。でも家に帰って俯瞰で見てみたら、これを『どうしたの?』と思う人はあんまいないでしょうけど。次につながる戦い方はあんまできてなかったなっていう感じです」

――試合後に山内祐太郎選手と話した?

「話しました。どういう風に生活してる、みたいな(笑)。そんな風な話をしましたね。今、格闘家のみんなが(キックパンツに)スポンサーを付けて生活してますけど『それを考えたのは元々僕なんですよ』みたいな話をしましたね。あのシステムを考えたのは僕ですからね。20年前はみんな何も付いてなかったんです」

――50歳までやる、という気持ちは?

「僕、前々回の試合は『還暦までやる』って言ってたんですよ。ちょっと短く言っちゃったなと思って、そこだけ反省してます」

――昨日は山内選手の引退試合でしたが、自分に当てはめて考えてみました?

「昨日の昼間に、相手のメンタルになって考えてみようと思って。バンテージを巻いて貰う時に『こうやって巻いて貰うのは最後か』とか思いながら巻くのか、とか考えたんですよ。でも、あんまやることは変わんねえだろうな、と思ってそのまんま普通にしましたね」

――予告してた新技、城戸コプターは?

「城戸コプターね。これは大技で、相手が怪我する可能性があるんです。で、昨日はそこに行きたくなくて、まだ出せなかった。僕、昨日は必死でしたから。全力で山内さんに対してぶつからないと山内さんに失礼だし。僕は100を出さないといけない。余裕をかましてられない、って。そのうち出しますよ。僕が練習してるのを見てる後輩には『お前ら、絶対に試合で出すなよ』って言っておきます(笑)」

【石井慧】
「(試合を終えて)一安心です。昨日はコーチの誕生日でもあったので、いい誕生日プレゼントになったと思います。やっぱりもっと自分から仕掛けていって、コンビネーションを出して行けたらなと。次の試合に向けて、今回できなかったことを次回できるようになって戻ってきたいと思います」

――3R通して両者の疲労感があったように見えた。何ラウンドからどう感じていた?

「疲労はありましたが、延長で負けたら今まで練習してきたこと、次の練習のモチベーションにも繋がるし、ここまで来たら絶対勝ちたいという気持ちでやりました」

――愛鷹がロー主体のいつもと違う戦い方をしてきたが

「パンチを振り回してくることを想定して練習をやってきたので、僕の予想とは違いました。相手が想定と違った場合に自分で組み立てられなかったところが次への課題かなと思います」

――試合後に京太郎との一戦を臨むコメントをしていたが、昨晩は京太郎が結果を出せなかった。今でもやりたいと思う?

「もちろんですね。(日本人で)一番強いと思っているし、昨日も-100kgで減量しての試合だったので、あまり参考にはならないと思っています」

――やるならスーパー・ヘビー級?

「そうですね。もし京太郎選手とやるなら僕も勝っていってという感じで。僕も次で負けているようじゃちょっとアレなんで、勝っていっていずれやりたいですね」

【小澤海斗】
「ちょっと顔腫れているんでマスクしてますけど、昨日の試合はそこに行くまでの過程、自分の目的だったり、サポートしてくれる人だったり応援してくれる人、全てを合わせて総力戦で勝った試合だったなと思います」

――試合映像を見ていたら、その感想は?

「軽く見たんですけど、今回は流れの中で倒したかったんですけど、流れを掴みきれなかったんで、次はもうちょい散らしも多くして、流れの中で倒せる試合をしていきたいと思います」

――距離感を大事にしているように見えたが意識していた?

「新しく取り入れた技術もそうだし、試したい部分もあったんで。試合数も少なかったから感覚を掴もうと思って、いろいろ試したんですけど、なかなか上手くいかなかったです。でも、ちらほら新しい技術が出てたりしてたんで、なかなかいい感触はあったと思います」

――今後はよりテクニシャン的な小澤海斗を出していきたい?

「臨機応変に戦えるようになりたいですね。相手に応じたとかじゃなくて、とりあえず流れの中でアグレッシブなところはアグレッシブに見せて、パンチでまとめるところはパンチでまとめて、散らしもしっかりやって、倒せるような選手になります」

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