大原「しっかり意識を断ち切る」昇侍「決められる時は畳み掛けたい」RIZIN.32 & RIZIN TRIGGER 1st公開練習
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2021年11月12日(金)、Yogibo presents RIZIN.32へ出場する大原樹理と、RIZIN TRIGGER 1stへ出場する昇侍が都内で練習を公開した。
昨年9月大会ぶりにRIZIN参戦を果たす大原樹理。今回はDEEPライト級暫定王者として、ミャンマーラウェイ元世界王者の渡慶次幸平に挑む。長い手足から繰り出される破壊力のある打撃は、ラウェイ元世界王者の渡慶次とどのような闘いを繰り広げるのか。
今年9月に行われたRIZIN.30で秒殺KO劇を披露した昇侍。今回よりスタートするRIZINの新機軸「RIZIN TRIGGER 1st」のメインイベントで萩原京平の対戦相手に抜擢された。今回の試合も得意の打撃で挑むのか、それとも萩原が朝倉にされたような寝技で勝負を仕掛けるのか…?!
公開練習では、2分間のスパーを披露。その後、インタビューに応じた。
昇侍「決められる時は畳み掛けたい」質疑応答
ーーコンディションはいかがですかでしょうか?
昇侍 非常にコンディション良く、疲労も溜めすぎず、いいコンディションで挑めてます。
ーー萩原選手にはどういう印象をお持ちでしょうか。
昇侍 もう関係者の皆様、ファンの皆様が思っている通りの印象で、打撃力が強くて人気もあって、非常に男らしいファイターだなと思ってます。
ーー早い段階でフィニッシュを決める事のできるストライカー同士の戦いになるかと思いますが、今回の試合の流れはどの様に考えていらっしゃいますか?
昇侍 皆さんの期待されている通りの展開で行こうとは思ってるんですけど、いざリングで向かい合ってみてお互いの作戦が、もしかしたらそうならないこともあり得るとは思ってますが、倒しに行くっていうのは多分お互いに同じだと思うので、期待してる人の期待通りの、期待以上のものを出したいなと思ってます。KOについては、倒したいからって倒せるわけでもないですし、タイミングだったりとかそういったものもあるので、焦りすぎず、熱い戦いの中でも冷静な自分を置いて、決められる時は畳み掛けたいというふうな気持ちで挑みたいと思ってます。
ーー前回に続き鈴木(千裕)選手と今回の萩原選手と、鈴木選手は22歳で萩原選手は25歳で、ひと回り年齢が若い選手との連戦になりますが、ご自身はそういったことは意識されまますか?
昇侍 自分はキャリアや経験、人生経験においてもいろんな経験をしてきてますし、こういうカードを組まれるっていうのは年齢差も踏まえてのマッチメイクだと自分も思っているので、そういった部分でキャリアだったり年齢だったりの部分を乗り越えて、あとは階級、体格差もだいぶあるとは思うので、そういった一般的に不利と言われている部分をひっくり返して、結果を残すっていうのが自分に求められているものだと思うので、そこはもう自分の格闘技人生を賭けて、最高の格闘技キャリアの中においても、(今回は)最高の舞台と言っても過言ではない試合だと思っているので、そこを悔いのないようにしっかりとした態勢で挑みたいと思ってます。
大原「しっかり意識を断ち切る」質疑応答
ーー現在のコンディションいかがでしょうか?
大原 特に減量もないのでいつも通りといえばいつも通りですね。特に何か疲れがあるわけでもないので、まぁいい具合いのコンディションになってます。
ーー今回対戦する渡慶次選手の印象というのはどうでしょうか
大原 やっぱりラウェイの選手ということで結構、打撃慣れしているというか、一発があるなって感じる選手ですね。すごいインファイトを得意としてるんだろうなっていう印象ではあります。
ーー警戒する点はインファイトであったり一発を、ということですか?
大原 そうですね、結局のところ打撃のやり合いになると思うので、こちらも引かずにバチバチやり合おうかなと思ってます。
ーー寝技の展開に行かないと思ってもよろしいですか?
大原 まあ流れで行くことがあったとしても、進んでいくことはないと思ってます。基本的にはスタンドでずっとやりあうんじゃないかなと、自分は予想しています。
ーー先ほど相手に一発やそういうところを警戒すべきポイントとして挙げられていましたけど、渡慶次選手が先に公開練習をやったんですが、それはご覧になりましたか?
大原 見てました。
ーー顔にパンチを受けるっていうようなことをやっていたのですけど、ああいうタフネスな部分というのはどうでしょうか。
大原 そうですねタフネスが売りなんでしょうけど、試合と練習は違うので、しっかり意識を断ち切ろうと思っています。
ーーではその意識が断ち切るということは、KOを狙うということですか?
大原 KOを狙えます!
昇侍「KIBA魂』でしっかりとRIZINのリングで証明したい」
ーー先程は体格差の話しもありましたが、普段から大きな選手とも練習しているということですか?
昇侍 そうですね、樹理も大きいですし、そうですね樹理が、大原選手が体格差的にはいい感じで、なのでしっかり練習してます。
ーー今日も公開練習を見てKIBAスタイルだなと改めて思い出したんですけど、決して広くないKIBA(マーシャルアーツクラフ゛)のマットの上で打ち合うということは、お二人が近距離や打ち合いに強くなったといことに影響してるんでしょうか。
昇侍 そうですね、狭いですからねKIBAは。ちっちゃいところでもしっかりと練習して、もう13年、(ランボー)松風会長の下でずっとやってきて、RIZINという日本トップの団体にこうして2選手も出られるっていうことはすごいことだと思いますし、そういった部分を『KIBA魂』でしっかりとRIZINのリングで証明したいなっていう思いはすごくあります。
ーーそれと今回はケージという事について、昇侍選手としてはケージでのキャリアとしてはご自身のほうがキャリアを持っている、戦えると思っていますか?
昇侍 そうです。でもケージはDEEPの方でもずっとやってますんで、それに関しての違いっていうのは、むしろケージの方がやりやすいので、そういった部分でもしかしたら、そういうところでのテクニックとかは出るかもしれないですね。
ーーストライカーであると同時に、際の打撃だったり組みの展開でも昇侍選手は萩原選手に勝っているいう自身はありますか?
昇侍 そうですね、勝っているかというかは、どうやってお互い自分のストロングポイントを出せる展開に持っていけるかだと思うんですけど、その辺の戦略も含めて自分の方が、その辺は勝っているかなと思ってます。
ーーそもそもケージと聞いたときは、むしろちょっと嬉しい、望むところという感じでしたか?
昇侍 そうですね、ただ勝ったときにコーナーに登ってワー!って本当はやりたいんですけど、ケージだとちょっとその辺がやりにくくて、ケージの上に登ってケージを股に挟んでワー!ってやるのが、自分はあんまりちょっと格好良く思ってなくて、それはやらないでおこうと思ってます。
ーーと言うと、既に勝ったときのイメージができているということですね。
昇侍 そうですね、試合のときはいつも勝ったイメージでいつもやってます。
ーー対戦相手の渡慶次選手は「MMAの練習はしていない」と言っていました。そのことに対して、ずっとMMAとしてやってきた身としては、ちょっとカチンとくるところはありますか?
大原 お互いやりたいことが違うんでしょうから、特に思わないですけど、しっかり総合の厳しさを教えてやろうと思ってます。
ーーこの階級の中で、大原選手がこの試合を超えて、その次をどう見据えているのでしょうか。
大原 今のところは沖縄の方で今集中しちゃってるので、まあ正直何も考えてないので、勝ってその後考えたいと思います。
モチベ維持の秘訣は?お互いどう思う?など、17LIVEからの質問に回答!
ーー17LIVEです!まず昇侍選手から質問です!年齢を重ねるごとに進化されていると感じるのですが、年齢を重ねても進化できるモチベーションの維持の秘訣を教えてください!
昇侍 楽しくやることですよね。格闘技を辛く厳しいと思ってやると続かないので、自分はいつも楽しく、楽しみを持って、やっぱり練習を続ける、技術がうまくなっていったり、できないことがやれるようになってくると楽しいので、何事でもそうだと思ういます。仕事であってもスポーツであっても。楽しくやることが一番大事なのかなと思っています。
ーー続きまして大原選手へ質問です!休憩直前の試合ってある意味メインよりも大切な試合だと思います。休憩中に余韻に浸って休憩後への期待を抱かせる試合だからです。渡慶次選手は「狂った試合をする」と宣言されておりますが、どんな展開になると思われますか?
大原 展開的にはさっきも言ったように打撃のやり合いで、またRIZIN.24のときみたいにお互い流血した試合になるんじゃないかなと思っています。ただ、みんなそれを見たいと思うので、頑張ります!
ーー渡慶次選手のラウェイ、またはMMAの試合を見たことがありますか?見ていたら印象をお願いします!
大原 総合は見てないですけど、ラウェイは何試合か見てて、本当に狂った試合すんなっていう印象ですね。
ーー普段からお二人で練習されているんでしょうか?
昇侍 そうですね、夜はKIBAマーシャルアーツクラブの方で練習はしてます。
大原 一緒にやってます!
ーー昇侍選手から見た大原選手の強みを、大原選手から見た昇侍選手の強みを教えてください!
昇侍 やっぱり不屈の精神で、もうリングに上がり続けるキャリアも僕よりも越えてますから。そうやって勝っても負けても辛かろうが嬉しかろうが、とにかく試合をするっていうところは、もう彼の、それで強くなってきたっていうのがやっぱり一番すごいことなんじゃないかなと思います。もちろん試合もアグレッシブで激しい試合が多いですけれど、本当に結果に関わらずとも、前に進み続けてきた彼の生き様が何よりも凄いなと、自分でもできないんじゃないかなっていうぐらいの厳しい道のりを越えてきてこのRIZINという場にたどり着いているので、そこは後輩ながら、年下ながらもすごくリスペクトしている部分であります。
大原 入った時からずっと見続けているんですけど、変わらず、まず一発の威力がエゲつないんですよね、昇侍さんは。どんなにキツくても一発で終わらせちゃうような場面をいくつも見てるので、そこは自分にはないところなので、逆にそこがうらやましいなと僕は思いますね。
ーー大原選手は試合が終わったら沖縄でやりたいことはありますか?
昇侍 めっちゃあるでしょ!
大原 とりあえずマグロ釣りに行きたいですね。笑
ーー昇侍選手、今回も格好良い入場を期待しても良いですか?
昇侍 もちろんです!
ーー大原選手は矢地選手に勝っておりますが、勝って次はRIZINでどなたと戦いたいですか?
大原 とりあえずやれって言われた人とやるので、特に誰っていうのは思ってないですね。
ーー最後に17LIVEを見ているファンの方に向けてメッセージをお願いいたします!
大原 1年ぶりのRIZIN出場ですが、前回と同じようにみんなが面白いって思ってもらえるような熱い試合をしますので、応援よろしくお願いします!
昇侍 いつも応援ありがとうございます!今回はメインイベントということで、本当に光栄な立場で、自分の人生にとっても最高の舞台での試合になると思いますので、自分自身も悔いのないように精一杯、11月28日(日)に向けてしっかりと臨みたいと思いますので、応援の方をよろしくお願いします!
(記事提供:RIZIN FF)