『マトリックス レザレクションズ』本編映像を初解禁 戸惑うキアヌ・リーブス=ネオ、東京、ローレンス・フィッシュバーンも登場
-
ポスト -
シェア - 送る
(C)2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
12月17日(金)公開の映画『マトリックス レザレクションズ』から、本編映像の一部が解禁された。
『マトリックス レザレクションズ』(原題:THE MATRIX RESURRECTIONS)は、キアヌ・リーブス演じる“救世主”ネオと仲間たちが仮想世界と現実で繰り広げる戦いを描いた『マトリックス』シリーズの最新作。シリーズ3作目となる前作『マトリックス レボリューションズ』以来、約18年ぶりとなるタイトルだ。監督は『マトリックス』シリーズ全作品でメガホンをとってきたラナ・ウォシャウスキー氏。キャストでは、ネオ役のキアヌ・リーブス、トリニティー役のキャリー=アン・モス、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット・スミス、メロビンジアン役のランバート・ウィルソン、エージェント・ジョンソン役のダニエル・バーンハードらが過去シリーズから続投。新キャストとして、ネオを導くモーフィアス役でヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世(『アクアマン』)、ネオの宿敵エージェント・スミス役でジョナサン・グロフ(Netflixオリジナルシリーズ『マインドハンター』)、ニール・パトリック・ハリス、クリスティーナ・リッチらが名を連ねている。
公開を前に解禁されたのは、キアヌ・リーブス演じる主人公・ネオとジェシカ・ヘンウィック演じる新キャラクター・バッグスが登場する本編映像の一部。ネオは、突如現れた青髪の女性・バッグスに導かれるまま、後をついていくことに。扉を開けた先は移動中の列車の中だった。「ここは?」と尋ねるネオに、バッグスは「トーキョー」と答え、列車は富士山らしき山の麓を走りぬけるなど、日本と思しき場所を舞台とした描写が続く。また、戸惑うネオに対し、バッグスが「動くポータルは見つかりにくい」「電話ボックスはもう不要」と言葉を発する意味深なやりとりも。さらに、ふたりが足を踏みいれた部屋で、かつてのモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)の姿を目にするシーンも収められている。
また、いち早く本作を鑑賞した、押井守監督や、小池健監督(『アニマトリックス』など)らクリエイター陣からもコメントも到着している。コメント全文は以下のとおり。
押井守(映画監督)
『マトリックス』の原点に回帰したなと思いました。
ウォシャウスキーの目指している快感原則は1作目に近い。
撮影のスタイルも変わっていなくて、そこもビックリした。
あのふたりじゃなければいけない理由もきちんと描かれていた。
キアヌとキャリーのどちらが欠けてもだめ。
『マトリックス』をキアヌとキャリーでまた作ってほしいと思っていたお客さんにとっては、
間違いなく「これが見たかったんだ」という作品。
小島秀夫(ゲームクリエイター)
本作は続編ではない。リメイクでもプリクェールでもない。現実と虚構(マトリックス)を行き来するSF映画の金字塔「マトリックス」の物語を起点に、レザレクションズは現実とマトリックス世界、さらには「マトリックス」三部作をもメタ的なレイヤーで繋げるという、他に類を見ない野心作となった。赤のカプセルか?青のカプセルか?最後に救世主がくだす選択に、ラナ監督が“現在の”マトリックスに投影した真意をみる。
小池健(『アニマトリックス』「ワールド・レコード」、「LUPIN THE ⅢRD」シリーズ」、『REDLINE』他 監督)
前3部作によりアップデートした人類の昇天した世界を期待して観たレザレクションズ。意表をついた展開の仕掛けに驚くばかり。前シリーズのデジャヴを見ているのか?オマージュ?リンク?導入部のギミックから目が離せなくなるワクワク感。
再び赤いカプセルでネオと共に目覚めたい方々必見です。是非!
伊藤智彦(アニメーション監督)
20年の歳月を経てThe Oneことネオが帰って来た!かつて最先端の映像を見せてくれたMATRIXだが、世の中がこれだけ進むなか、この世界もアップデートされないわけもなく……あとは自分の目で真実を確かめろ!
前田真宏(アニメーション監督、アニメーター)
ジェファーソン・エアプレイン!!
かあーーーっこいいいいいい!!!
西海岸のビートな感じでちょっとオトナのマトリックスかも!!
よりサイケでディックで内省的で哲学かも!!
なーんて思っていたら「いい意味で」裏切られました。
ちゃーんとマトリックスです。
クールなアクションもたらふく食べさせてくれます。
でも、、、、、、
ちゃーんと進化しているのです。
大人の余裕、ってやつだろうか。
ユーモアさえ感じさせながら。
ラナさん、いい仕事したなあ!
救世主が、救済者が飛ぶのではない。
あなたが、私が、一人ひとりの秘めたる心が飛翔する時が来る!!
本当の気持ちを、自由を、孤独さえも存分に楽しんで。
森本晃司(『アニマトリックス ビヨンド』監督)
かつて「自分だったらこういう空間を描きたい」という想いがあって実現したのがアニマトリックス”Beyond”の世界だったが、あれから約20年の時を超えてマトリックスの世界はどうなったのか?
現実世界ではマトリックスのような素晴らしいSFエンターテイメントが登場したことによって、テクノロジーや仮想現実の進化が後押しされ、加速したのではないかとすら思えてならない。
そんなマスターピースの作品世界に再びログインすることが叶った2021年、全世界がこの仮想現実の虜になりうるワクワクがつまっていた!ネオとトリニティーの存在はいかなる次元においても”世界”の創生を感じさせてくれる救世主である!
その他コメントは、映画公式サイトを確認しよう
『マトリックス レザレクションズ』は12月17日(金)全国ロードショー。