横浜流星の出演シーン“こだわり”の演出意図が明らかに　Netflixシリーズ『新聞記者』からスーツ姿など新場面写真4点を解禁

1月13日（木）に全世界に同時配信されるNetflixシリーズ『新聞記者』から、横浜流星の姿をとらえた場面写真4点が解禁された。

Netflixシリーズ『新聞記者』は、2019年6月に劇場公開された映画『新聞記者』を全6話のドラマとしてキャストを一新し、新たな物語として描いた作品。「新聞業界の異端児」と呼ばれる主人公の東都新聞社会部記者・松田杏奈を米倉涼子が演じ、映画版に引き続いて藤井道人監督がメガホンをとる。

また、綾野剛が若手官僚・村上真一を演じるほか、新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮役で横浜流星が出演。自分の意思に反して改ざん作業を強いられる公務員・鈴木和也を吉岡秀隆が、和也の妻・真弓を寺島しのぶが演じ、吹越満、田口トモロヲ、大倉孝二、田中哲司、萩原聖人、柄本時生、土村芳、小野花梨、橋本じゅん、でんでん、ユースケ・サンタマリア、佐野史郎らがキャストに名を連ねている。

新たに解禁された場面写真は、横浜演じる亮がスーツ姿で緊張した面持ちで就活に臨むシーンや、同じく新聞配達と就活に励む繭（小野花梨）と配達作業をしながら仲良く談笑する場面などが明らかに。また、新聞に興味がなかった亮が、ふと「栄進学園問題」の記事を目に留める姿も切り取られている。

亮は、政治には興味も知識もなく、新聞の一面に踊る「栄進学園問題」も遠い世界の出来事だと思っている人物で、藤井監督自身の視線が強く反映されたキャラクターとのこと。藤井監督は、映画『新聞記者』でも市井のキャラクターとして、コンビニ店員を描けないか提案していたが、スケジュールの都合で実現することはできなかったという。ドラマ版の監督を引き受ける際に「自身に近い視点を盛り込む」ことを条件として提示して生まれたのが亮だ。藤井監督は、「新聞配達をしながら大学に通う亮。あのキャラクターはほぼ、僕自身です」とコメントしている。

横浜は『新聞記者』で『青の帰り道』以来約4年ぶりの藤井組への参加を果たしている。藤井監督は横浜について、「華やかな役を演じることが多いけれど、素顔の流星は生真面目で実直な人」と評価。さらに、「流星の一番の魅力は目だと思うんです。説明せずとも、目に感情が宿るというのは、万国共通する演技の一つ」「あまり知られていない彼の魅力がすごく引き出せたと思います」と、自信をのぞかせている。

なお、『青の帰り道』で横浜が演じた役柄も“リョウ”。藤井監督は、自身を投影する役には親友の名前でもあるこの役名を付けるようにしているという。『新聞記者』では、物語の前半では坂道を下っているシーンが登場。米倉涼子演じる松田記者と出会った亮が、自分の意志で未来を切り拓こうと奮闘するようになってからは、坂道を登っていくショットが映し出されるなど、藤井監督はその演出にもこだわったという。

Netflixシリーズ「新聞記者」は2022年1月13日(木)、全世界独占配信。