台湾のシティポップバンド・落日飛車、ポール・チェリーとのコラボ曲「No News No Blues」をリリース
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「No News No Blues」
台湾のシティポップ・バンド、落日飛車(Sunset Rollercoaster、サンセットローラーコースター)のボーカリスト国国が、アメリカのインディーシンガーのポール・チェリー(Paul Cherry)とのコラボ曲「No News No Blues」をリリースした。
同曲は、3月11日に落日飛車の自社レーベル〈Sunset Music〉からリリース予定のポール・チェリーのアルバム『Back on the Music』より、先行配信されている。
両アーティストは2018年、イギリスでの共演をきっかけに友人となり、翌年には再びアメリカで一緒にツアーを行っている。デトロイト生まれシカゴ在住で、現在ロサンゼルス滞在中のポール・チェリー。「風の街」とも呼ばれるシカゴの音楽大学やジャズシーンだけでなく、苦しい恋によってその音楽性が育てられてきた。
ポール・チェリー
ポール・チェリーの音楽の旅はデトロイト郊外で始まった。子供の頃からバンジョーとギターを弾きながら育ち、作曲への情熱を胸にシカゴへ向かい、クラシック音楽の作曲の学位を取得するために勉学に励んだ。2015年の冬、ポール・チェリーはフンボルト公園の中心部にあるアパートにこもり、店先を改築した窓のない空間で独自のサウンドを創作することに没頭。ピアノを独学で習得しながら、ジャズスタンダード「The Real Book」に学んだジャズのメロディなど様々な要素を独自の解釈で取り込み、デビューアルバム『Flavour』の土台を作り上げた。 また、マイケル・フランクス、ポール・マッカートニー、ジェフ・ローバー、ドナルド・フェイゲンなどに代表される現代的なポップ・ジャズのエッセンスを上手く取り入れ、より深みのある表現をしている。
それから数年経た現在、自分の心の機微に常に耳を傾けているポール・チェリーは、70年、80年代の独特なリズムに影響を受け、何層にも重なる甘いメロディーを最新アルバム『Back on the Music』に詰め込んだ。その滑らかに流れるフレーズの裏には、愛についての彼の深い考えが潜んでいるという。音楽と日常生活に再び愛を取り戻したポール・チェリーにとって、甘酸っぱい恋する気持ちや苦しかった過去の恋も全てロマンチックな思い出に昇華された。そんな彼の、恋する想いを今すぐ伝えたいという気持ちが、国国とのコラボ曲「No News No Blues」で表現されている。「世界はどれだけ混乱していても、私の目にはあなたしか映らない」という強い気持ちが4分に渡り伝えられる、エモーショナルな曲となっている。
ポール・チェリーは、「アーティストである以上、自分に最もインスピレーションを与えてくれる人に出会いたいし、運が良ければそんな人といつか一緒に仕事をしたいと思うものです。この度、国国とのコラボ曲「No News No Blues」は、初めて一緒に仕事をするにもかかわらず、まるでこれまで何度も一緒に仕事をしてきたかのような、特別な体験となりました。全く違う世界から来た私たち二人の見方や考え方が魔法にかかったように不思議と上手く融合した曲です。このようなクリエイティブな体験は初めてで、こういった不思議な体験はなかなかこの先することはないと思います。」とコメントしている。