尾上松也、比嘉愛未ら出演、中野京子の美術書を元にした舞台『怖い絵』が開幕　出演者コメント＆舞台写真公開

2022年3月4日（金）よみうり大手町ホールにて、舞台『怖い絵』が開幕した。初日前に会見＆公開ゲネプロが行われ、出演者コメントと舞台写真が到着した。

名画に隠された恐怖の背景を解説した美術書「怖い絵」（中野京子著）はベストセラーを記録し、シリーズ化。2017年には、東京・兵庫でその「怖い絵」を集めた「怖い絵」展が開催され、来場者が68万人を突破、怖い絵ブームを巻き起こした。

そして今回、「怖い絵」を元にした物語を作り上演する、舞台『怖い絵』が上演される。ただ見るだけでなく、その絵の怖い意味を考えていく、新たなエンターテインメントステージだ。舞台のセット内には、物語にあわせて厳選された「怖い絵」が何作も登場し、物語と連動。観客は舞台を見ているのと同時に、絵画鑑賞をしながら、その真の意味を考える。作・演出を務める鈴木おさむが、劇場でも美術館でもない新たな没入感を届ける。

今作の主人公である謎多き絵画コレクターを務めるのは尾上松也。そのほか、比嘉愛未、佐藤寛太（劇団EXILE）、崎山つばさ、寺脇康文といった出演陣が集結した。

鈴木おさむ（作・演出）　コメント

いつか「怖い絵」をヒントに舞台をやりたいと思っていて、ありそうでなかった新しい演劇となっています。百戦錬磨の出演者の皆さんと苦労して作っていったのでチームワークもよく、稽古が楽しかったです。松也さんと寺脇さんのかけあいも流石でコミカルなシーンとシリアスなシーンのギャップも楽しんでもらえたらと思います。＜テーマ曲・寺尾聰「SHADOW CITY」について＞シティポップブームなので、80年代の空気感がこの舞台にとてもあっていたので使用させていただきました。

尾上松也　コメント

作品名だけではどんな舞台になるのか未知数でしたが、芸術と演劇という新感覚のエンターテインメントができるのでワクワクしています。寺脇さんが掛け合いの時なんでもキャッチしてくださるので、稽古の時はあえてやり過ぎなくらいその場で思いつく事を何でもやっていました。

（鈴木おさむ：モノマネもたくさんレパートリーあるよね（笑））

出演者一丸となって楽しんでもらえるように頑張ります。ミステリーと絵画を同時に楽しめると思いますので、劇場でお待ちしております。

比嘉愛未　コメント

3年振りの舞台で初めての役（クラブのママで愛人役）でしたので、皆さんとチャレンジしながら、そして楽しみながら千秋楽まで駆け抜けていきたいと思います。

＜最近の怖い事＞
朝のルーティーンで窓を開けて大きな声で「おはよう！」と言っているのですが、それが皆から怖いと言われ、これから、このことをいじられるかと思うとそれが怖いです。

＜好きなフェルメールの絵は？＞
「真珠の耳飾りの少女」です。初めてみた時見入ってしまい、光が内側から滲みでる神々しさが感じられるのが好きです。

（鈴木おさむ：額縁の中でとどまっているシーンがあるのですが、比嘉さんの姿はまるで絵画のようでした）

佐藤寛太　コメント

舞台に立つのが2年振りとなります。毎日成長し、新しい感覚を得られるようにと思って稽古をしてきました。

＜最近の怖い事＞
昨日小屋入りして初めてマスクをとっての稽古だったのですが、いつもの感覚と違ったのか、セリフが飛んでしまうという個人的なアクシデントがありました。今日も飛んでしまわないかと怖いです。

崎山つばさ　コメント

劇場にお客様が入ってから発見する事もあるので、一日一日を大切に最後まで走り抜けたいと思います。

＜最近の怖い事＞
台本にないアドリブが稽古で増えていて、いつ僕に振られるかハラハラしています。それも楽しみではありますが……。

寺脇康文　コメント

火山という役名なので、火山のマグマのような髪型で見た目から入っています。超（スーパー）サイヤ人ではございません（笑）。
台本をもらったのが本読みの直前でした。すごくセリフが入り組んでいて、これは覚えられるかなと思ったのですが、何とかここまで来れました。けどもしかしたら本番になっても台本を持っているかもしれない（笑）。たまに忘れるかもしれないので、みんなで助け合いましょう！

東京公演は3月21日（月・祝）まで。その後、大阪公演が3月24日（木）~3月27日（日）COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホールにて上演される。