イギリスを代表する作家、ケネス・グレーアムの児童文学作品をミュージカル化 『ザ・ウィローズ』予告編、ポスタービジュアルが解禁
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『ザ・ウィローズ』 (C)Marc Brenner
2022年7月8日(金)に公開される映画『ザ・ウィローズ』の予告編とポスタービジュアルが公開された。
『ザ・ウィローズ』ポスタービジュアル (C)Marc Brenner
本作は、人間の社会に類似しているような世界で、動物たちが繰り広げるファンタジーな物語がつづられるミュージカル作品。イギリスを代表する作家であるケネス・グレーアムの世界的に人気を博す児童文学作品「ザ・ウィンド・イン・ザ・ウィローズ(原題)」が原作となる。
『ザ・ウィローズ』 (C)Marc Brenner
本国でも大人気を博したイギリス発のミュージカルが、日本の映画館に登場。本作は、伝統あるロンドン・パラディウムで上演された演目を特別撮影し、日本語字幕スーパー付きで上映する。
『ザ・ウィローズ』 (C)Marc Brenner
作品は、人間の特性をそれぞれ良くとらえている、動物たちで織りなすファンタジーな物語がつづられていく。友情と家族の大切さ、故郷への想い、傲慢と偏見をあらためる気持ちなど、人間社会では直接に表現できない事柄も、動物の世界では歌と踊りとともに、いとも簡単にメッセージを発信でき、それはまるで、現代の風刺画を見ているようだ。
『ザ・ウィローズ』 (C)Marc Brenner
動物たちを演じる俳優たちと各クリエイターは、エンターテイメント界で活躍する逸材ばかり。役者においては、ロイヤル・シェークスピア・カンパニー公演作品や、『アラジン』、『ピーター・パン』、『ザ・サウンド・オブ・ミュージック』などの傑作に名を連ねている名優ぞろいだ。
中でも、ミスター・トード役のルーファス・ハウンドは、度肝を抜く面白さで、舞台役者としては勿論のこと、コメディアンとしての才能も十分に見せつけている。
本物のお屋敷やカフェのような舞台セットのゴージャスさも見どころの一つで、制作陣は、海外ドラマ『ダウントン・アビー』と『メリー・ポピンズ』のミュージカルなどの脚本家でも有名なジュリアン・フェローズが、楽曲はヒットメーカーで音楽デュオのジョージ・スタイルズ(作曲)とアンソニー・ドリュー(作詞)(『メリー・ポピンズ』他)が務めている。彼らの作品は、トニー賞やローレンス・オリヴィエ賞、エミー賞などにもつながっている。
『ザ・ウィローズ』 (C)Marc Brenner
『ザ・ウィローズ』 (C)Marc Brenner
2012年オリンピック開会式の映像監督でもあるティム・ヴァン・ソメレンがシネマ版監督を、演出は、『オズの魔法使い』の芸術監督や『不思議の国のアリス』などの演出経験を持つレイチェル・カヴァノーが偉才を発揮しているのだから、贅沢な作品といえるだろう。
約2時間のショート・トリップを、小粋な動物たちとエンジョイしたい。