劇団おぼんろ、『パダラマ・ジュグラマ』オリジナルサウンドトラックがサブスク解禁 今後、全9演目が隔週でリリース
-
ポスト -
シェア - 送る
末原康志作曲の「劇団おぼんろ」オリジナルサウンドトラックのサブスクが解禁された。2022年4月22日(金)より順次スタートし、全9演目が隔週でリリースされる。
劇団おぼんろのサウンドトラックがストリーミングサービスに公開されるのは史上初。今まではCDのみでの音源販売を行っていたが、今回過去上演された演目のサウンドトラックCDに収録されているタイトルを順次リリースしていく。
今回解禁されたのは、劇団おぼんろが株式会社ホリプロインターナショナル、株式会社講談社とタッグを組み、“何もかもがうまくいかない世界”を舞台にした切なくも美しい物語『パダラマ・ジュグラマ』のサウンドトラック。
2022年2月にMixalive TOKYOにて再演され、ホリプロの登坂淳一や岩田華怜も出演した本作の、物語を包み込んで観ている人をその世界に惹き込む音楽を家でも楽しむことができる。
今後は『ゴベリンドン』『ルドベルの両翼』『ヴルルの島』『キャガプシー』『ビョードロ~月色の森で抱きよせて~』『かげつみのツミ』『メル・リルルの花火』『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』のサウンドトラックも順次公開予定。 おぼんろの音楽を日本のみならず世界に向けて発信していく。
劇団おぼんろ主宰、 末原拓馬コメント
おぼんろにとって、音楽の存在はとてつもなく特別なものです。末原康志は、劇団主宰であるぼくの実の父です。僕の感性の大部分は、 生まれた時から僕を包んできた父の音楽によって形成され、そして彩られました。物語が完成するよりも早い段階で父と音楽について打ち合わせることがほとんどでした。家の台所で語り合い、自宅スタジオで共に創作し、たくさんのミュージシャンを呼びレコーディングをしました。場面や物語より先に完成してしまった音楽を聴きながら、想像を膨らませて執筆をすることも多く、それは僕にとってたまらなく神聖な時間でした。父が亡くなってから1年が経とうとしています。『音楽家は死ぬと、音楽になるんだ』、僕は、強くそう思いました。今も、そしてこれからも、父の音楽が人々を癒し続け、世界に鳴り響き続けることを幸福に感じます。サブスク配信の計画は父の生前から準備を始めたもので、本人もとても楽しみにしていました。今回こうして実現したことに感謝します。音楽は、繰り返し聴かれるほどに魔法を増すとおもうのです。どうか、 父の音楽が、 僕らの物語の中の音楽が、 あなたの日常を彩り、 すこしでもあなたの心を奮わせることができますようにと心から祈っています。
詳細情報
公式サイト: https://www.obonro-web.com/
劇団おぼんろは大人のための寓話を紡ぎ出すことを特徴とし、 その普遍性の高い物語と独特な舞台演出技法によって注目を集めてきた。 主宰の末原拓馬の路上独り芝居に端を発し、 現在は4000人近くの動員力を持つ劇団に成長。 抽象舞台を巧みに用いるおぼんろは廃工場や屋形船、 オリジナルの特設テントなど様々な場所でも公演を行い、 どんな場所でもまるで絵本の中に潜り込んだようなエンターテインメントを紡ぎ出してきた。 語り部の息遣いが聞こえ、 温度さえも伝わる迫力に参加者(観客)は胸を高鳴らせ、 日常を忘れて物語の世界に浸る。 2019年にはサーカスパフォーマンスとの融合にも挑戦し、 老若男女、 国内外の観客から絶大なる人気を誇る。