コロナ禍の“こぐま”の成長を人形アニメで描き出す 村田朋泰氏の新作『春になったら~こぐまのユーゴ物語』がGW期間限定先行上映
-
ポスト -
シェア - 送る
(C)TMC
5月3日(火)から5日(木)までの3日間、東京ギャラリーモモ両国の村田朋泰個展『Small Landscape』内にて、新作アニメーション『春になったら~こぐまのユーゴ物語』が期間限定で先行上映されることがわかった。
アニメーション作家・村田朋泰氏は、2002年に人形アニメ『睡蓮の人』で第5回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。2018年には『アヌシー国際アニメーション映画祭』で特集上映が組まれたほか、2019年には米ニューヨークのジャパン・ソサエティで特別上映、2020年にはリバイバル上映が行われるなど、国内外で活躍している。これまでに、『朱の路』『白の路』『藍の路』『檸檬の路』の「路」シリーズなどの作品を発表しているほか、Mr.Childrenの「HERO」ミュージックビデオや、『ハイキュー!!』のPVなどでも知られている。
そんな村田氏の新作『春になったら~こぐまのユーゴ物語』は、コロナ禍の世界をモチーフに、こぐまのユーゴと田舎で暮らす“ばあば”の物語。これまでに村田氏は、こぐまのユーゴが産まれてから5歳になるまでの成長動画をショートクリップとしてSNSで配信。今回上映される本編で、5歳になったユーゴが春にコロナ禍を体験する様子を独自のテイストのストップモーションアニメで描き出している。
『春になったら~こぐまのユーゴ物語』は、現在開催中の村田朋泰個展『Small Landscape』内にて、期間特別先行上映。入場方法などの詳細は、ギャラリーモモ両国の公式サイトを確認しよう。
(C)TMC
(C)TMC
(C)TMC
村田氏のコメントは以下のとおり。
村田朋泰
「日常と非日常のかけ橋として」
コロナによってこれまでの日常が非日常となり、コミュニケーションの変化から人間関係にも大きな影響が生じました。
コロナ禍が⻑期化し、その影響を⻑期間に渡って受けることは、とくに小さな子や若者にとって深刻なことだと思います。
やがて子供たちは大人になり、コロナの記憶も薄れていきます。このとき起きた出来事をアニメーションで残しておくことは、改めてコロナという時代が子供たちにとってどういうことだったのかを再認識する手段となります。
「つながる、集まる」をテーマに、こぐまのユーゴ(主人公)が産まれてから5歳になるまでの成長動画をショートクリップとしてSNS配信することで、鑑賞者とともにユーゴの成長を通してつながる伏線とし、本編として5歳になった春にコロナ禍を体験し、立ち止まり、気づき、向き合う成長物語を制作しました。 ――― 村田朋泰
『春になったら~こぐまのユーゴ物語』は5月3日(火)から5日(木)までギャラリーモモ両国にて限定特別先行上映。